11月11日(日)、東京九段下の日本武道館において、第44回全国吟剣詩舞道大会が行われ、私たちの会も、50人で行われる合吟コンクールに出場した。
普段の稽古でも50人が一堂にそろったことはないのであるが、月一回から二回、そろって練習をしてきたのである。
当日は全国からバスを仕立ててきてあの広い駐車場もいっぱいになり、九州から北海道から大阪、岐阜ナンバーなど続々と集まり武道館が結構一杯になるのである。
そして朝早くからあちこちで本番前の稽古で大声が響き一種異様な光景だね。
今年は全国から参加した48チームで行われ、私たちの出番は45番、結構待った、出番少し前にもう一度練習をしてから本番に臨んだのだが、結果を言えば、入賞はしたが特別入賞には至らなかった。
3年前には私たちの会の女子部が優勝しているのである。今年も優勝から第三位まで女子のチームが占めたのだが男性はむずかしいのかねぇ。
結果的にはダメだったが、ここまでの道のりはなかなかのもので、これが最後と思っていたがたまにはいいのかとも思ったりもした。
コンクールも終わって、特別企画があるのだが、これが大変に手の込んだものでなかなか楽しませてくれた。
私もこの世界に踏み込んで38年、始めたころは弱冠21歳、そのころは髪の毛が肩まで伸びており、後ろで束ねて幕末の志士よろしく奮闘していた頃である。
空手とともに続けて、今は、この経験が、専門誌「月刊空手道」に連載として掲載させていただいている。
まさかこんなになろうとは夢にも思いもせなんだが、今になって役に立っているのだから続けてきたことがよかったのであろう。
今では、愛犬クウと散歩のときにたまに軽く口ずさんだりもするのだが、まさに、よきかなわが人生・・である。