何日か前に「せたが屋」からイベント案内の葉書が届いていたのです。
それによると
「20周年記念で10/8~10/11までの各日、昼と夜それぞれ100名に記念のラーメンを振舞う」
とある。
前回のイベントは平日1日限りだったようだが(「せたが屋のイベントはがき届いた!」20150926参照)20周年の今回はかなり太っ腹である。
僕が目を付けたのは、ハガキの最後にある、
「当日食された方の中から抽選で35名の方に記念のどんぶりをプレゼント。発送は10月下旬以降になります」
というような告知である。
「これは何としても(食べるのは別にして)どんぶりだけでも応募したい。」
と思い当日(10/8)を迎えたが、その後三日連続で雨の降りが結構強かったため断念。
週末には台風も上陸する予報もあり、半ばあきらめていたのです。
そして、昨夜のことで恐縮ですが、丁度立ち寄れそうだったので店の前を見てみると、30分以上も前なのに結構先客が並んでいる。
ソーシャルDも何のその、という感じだ。
店員さんが、何度か並んでいる列を歩きながら、
「まもなく開店しますので、もう暫くお待ちください。」
と案内している。
5分おきぐらいに雨がぱらつく中、時間が過ぎるのをじっと待つ。
10分前位になって、店員さんが列を回ってオーダーを取る。
ハガキと引き換えに、かなり簡単な食券が渡される。
もちろんハガキの下にある、プレゼント応募の希望も確認していく。
開店時間になり、先頭から店内に案内される。
ボクは一巡目の最後に滑り込むことが出来た。
席に着くと、和紙で出来たお品書きと、20周年記念の印刷がある割り箸袋に入った箸が出迎えてくれた。
2食ずつ作られては順番に提供されていく。
待っている間お品書きを見ながら水を半分ほど飲んで、お替りを頼もうと思っていると、
「お水足しますね」と即座に対応してくれた。
この辺の従業員へ対する教育水準は高いのである。
さらに、暫くして、
「左から失礼します」
と料理が運ばれる。
早速食べるにあたり、写真を撮ってから割りばしに手をやると、何と割りばしの中間部分も和紙で束ねてあり、割りばしだとばかり思っていた、この箸も上質な正目の木材を切り出した高級品であった。
油が程よく出ている出汁に醤油味のスープが複雑に絡み合い味わいが深い。
味玉や大きめの2種類のチャーシューが載っていて、1000円(無料でしたが…)の設定も納得だ。
「それ以上に、お品書やお箸などの細かいところにかなりお金かけてるな、さすがに20周年記念イベントだ。」
などと考えながら完食し、お礼を言って店を後にした。
(30人くらい並んでいた)