アーカイブ | 2019年7月29日

パソコン教室の先輩2題(2)高橋幸助さん

IT委員会代表TT

高橋幸助さんといえば、あすみが丘第一自治会のカメラマン。10年余り前、広報「あすみ」の最盛期の頃、毎号、高橋さんの「創造の杜公園」の写真が出ていました。それに釣れられて最後まで読んだものです。各種イベント、敬老会にはいつもカメラマン・高橋さんの姿がありました。5月末に所用があり、南中学を訪ねると、教務主任の先生が「高橋さんはお元気ですか。いつも、いい写真を撮って頂いたので、よく覚えています」と言っていました。

南中学20周年記念誌の表紙の桜は高橋さん作品です。この記念誌に「親子で語る土気の昭和史」という記事があります。(文)武山高之、(イラスト)武山文子、(写真)高橋幸助の合作です。高橋さんには、茂原の旧・海軍飛行場の掩体壕、東金の旧・陸軍飛行場の記念碑、成東駅前の空襲犠牲者の追悼碑まで、撮影に行って頂きました。

高橋さんのカメラ歴は子供の頃からとのこと。父上に買って頂いた写真機が始めだそうです。戦争末期学徒出陣で船に乗っていて、機銃掃射を受け、指を怪我されたそうです。そのため、高橋さんのシャッターを押す姿勢はちょっと変わっています。

昨年秋頃、奥さんが入院され、一人暮らしをされているとお聞きし、「食事は」と聞くと、「目玉焼きを作っている」とのことで、一度家内と一緒にご馳走を届けました。二階で寝ておられました。口は達者でしたが、体は少し衰えられたかなと心配していました。自治会長でご近所のお世話をされていた方です。今はご近所の方がお世話しているようでした。その後、奥さんを亡くし、高齢者施設に入ったと聞きました。ご近所のSさんの奥さんにお聞きすると、近くの高齢者施設で、お元気だとのことでした。

6月に、美味しい果物が入ったので、家内と一緒にお伺いすると、前よりもずっと元気になっておられました。部屋には、パソコンがどんと座っており、写真を沢山飾っていました。パソコンで写真の整理をする毎日のようでした。施設の廊下には、高橋さんの写真コーナーがあり、皆を楽しませていました。もちろん、自治会集会所にある御自慢の「あすみが丘から撮った東京スカイツリー」もありました。個室の窓からは、あすみが丘に沈む夕日が美しく、毎日写真を撮っておられます。また、いいのが出来たら、ブログに載せます。皆を楽しませて下さいと、自治会の大功労者の先輩を励まして、帰ってきました。