285、金沢八景

1月20日、世間では大寒、一番寒い日とされている。
 昨年の大寒は19度もあり春の装いで出かけた、などと日記には書いてあったが、今年は平年並みの気温であった。
ただ、風がなかったので体感気温は暖かく感じたね。
 相方の足の調子も随分とよくなってきており、プウチャも最近は遠出をしていないのでのんびりと称名寺へ行こうかとなり出かけてきた。
 昼前に出かけたので、着いたころはお日柄もよく、気持ちよく散策できた。
平日の昼間ということや私たちが選んだコースは人と出会うことが少ないのでのびのびとゆっくりと楽しめるのである。
 ここは鎌倉時代の執権北条氏の分家であり、金沢文庫駅の由来の、金沢文庫があってたくさんの書物も置かれている所でもある。
 また、この称名寺の鐘は、金沢八景の一つに数えられており、昔からの名所でもあるのだそうである。
この称名寺の隣に金沢文庫があって一度だけ入ってみたことがあった、すぐ脇からハイキングコースもあってそこからも登ったこともあった。
 頂上に行くと、八角堂があって、そこで持参した弁当を食べたりするのであるが、眺めがよくて、横須賀や横浜のランドマークタワーや今日はあいにくであったが、富士山も見えるのである。
 どういうわけか今日は人もいないしで、一吟自ずからでてしまった。人がいると迷惑千万だが、一人で声を出す分にはかまわない、先日の短歌、「田子の浦ゆ 打ち出でて見れば 真白にそ 富士の高嶺に 雪は降りける」いいねぇー、調子に乗って「金州城」「川中島」「城山」次々と出てくる・・・?まだ、「温故知新」では紹介していないが、詩吟といえばもっともポピュラーな詩ではないか・・・ということはそのうちに紹介できるかな・・・吟じ終わりて清風起こる、一吟天地の心・・まさにその通りであった。
 プウチャも満足して帰り、戻ったらプウチャのシャンプーである、どろどろの水が流れる中、きれいさっぱりとしてあげて愛犬も満足。
良寛さんの「余生」という詩があるが、ちょっと浸ったような一日でしたな。
                            おだやかな22日である

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