♪乃木坂あたりでは~私はいい女なんだってね~♪♪
随分昔の流行歌で恐縮だが、40年近くも前になるのであろうか、梓みちよさんの歌で「メランコリー」というヒット曲の一節だったと記憶している。
東京に出てきてしばらくたっていたが、この歌には東京のしゃれた雰囲気がただよっていたなぁー。その頃は蒲田界隈をうろちょろしていたので、同じ東京でもこうも違うものかと思っていた。
乃木神社の脇の坂が乃木坂と呼ばれていて、六本木に近いところなれどそんな雰囲気ではなかったような気もした、が、とりあえずカッコつけて歩いてみたが、所詮こんな格好である、しれたもんだ。
昔は幽霊坂と呼ばれていたと碑には書いてあった。
私のあてずっぽうな推理であるが、昔はこのあたりはうっそうと木が生い茂っており、あたかも幽霊が出てくるような雰囲気の坂だったか、幽霊が出たという話があったのかもしれない。
この近くの赤坂では高校の時に英語で習った「ムジナ」の舞台でもあったくらいだから、そういう話は結構あったとも、私自身の勝手な推量だが言えなくもないかもしれない。
それが乃木大将が住んでおられたので大正になってから乃木坂と呼ばれるようになったそうである。
ここらあたりを軽快に歩いてデート気分で食事でも、と思ったが、丁度夜の開店時間前の休憩中や、体調も今一だったので、蒲田へ戻ってきた次第であった。
また、春先の暖かい頃にでも出かけて見たいところである。
「メランコリー」私のカラオケのおはこには入ってないが、軽快でいい歌だね。