355、毘沙門天

私の名前は上杉勝巳、別に上杉謙信とつながりがあるわけではないが同性の好とでもいおうか、また、日本史を見渡しても歴史上の好きな人物は戦国時代ならば上杉謙信、幕末ならば西郷隆盛である。二人の高潔な生き方、志には私の目標とするところである。
 私の小さなマンションにはちっぽけながらも神棚を設け、そこには15年ほど前に上杉神社を訪ねた折に買い求めた、謙信公の旗印、毘と龍のミニチュアを飾っている。
 
 以前、試合の出場選手の家族から防具をつけて試合をしていると当会の選手がわからず、他の会の選手のように腕にマークをつけたらどうでしょうか、という意見をいただいていた。
 本来ならば会のマークを入れるのだろうが、戦う選手を鼓舞するように「毘」の文字を入れようかと提案をしたところ、それはいいですね、という言葉を聞き、注文した。
 しかし、せっかく注文するならばご祈祷をしていただくとなおありがたみが出るだろうと、近所の七福神で毘沙門天の神社にお願いしようと思っていたが、またまた、せっかくご祈祷料を払うならば、謙信公の墓のある林泉寺にお願いすればもっとご利益があるのではないかと考え、林泉寺に連絡を取って快く引き受けていただいた。
 頃はあたかも大会シーズン、善は急げ、とさっそく送って一週間ほどで霊剣あらたかなるワッペンとなって戻ってきた。
 御覧のように左腕の上のほうに縫い付けていただくとしっかりとしたものになるでしょう。
お求めいただいた皆さんに毘沙門天のご加護あらんことを願っています。
                                  6月26日、梅雨晴れの昼間

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