366、帰延

故郷、延岡に帰るので帰延。
8月下旬、私のいとこが集まって一度みんなで逢いましょう、ということでわざわざ帰ってきた。
いとこも、すでに60を超えた人も多く亡くなった人もいる、それで一度集まろうかと呼びかけられて戻ったが年を取るとこういう集まりも懐かしいものである。
 関西に何人かいて、関東は私一人であったがみんなそれぞれに都合をつけて集まったのである。
小さいころは、盆や正月に会った時には一緒に遊んだ仲である、十年までとはいかないが久々に会う人もいてそりゃぁ話も弾んだことだった。
 どういうわけか実家に新撰組のハッピがあってつい拝借、入口の前で撮ったがちょうど飼い猫の「ユキ」という猫が通りかかってついでに写ってしまった。
 宴会場は地元、安賀多橋近くにある「松のすし」料理もうまくて、長時間いた割にはサービスするなどとても良心的な店であった。畳の部屋にテーブルを置いて座れるように用意をしてくれた、幕末の欧米かぶれの雰囲気か、楽で助かったねぇ。
 舞台もあって、皆さん上杉家の血をひいてか芸達者ばかりである。私もこの夜のカラオケは、橋幸夫の「おけさ唄えば」と「あの娘たずねて」と懐かしい歌でしめた。といってもこんな歌知っている人が少ないほうが多いだろう。
あっという間の4時間であった。一度きりのつもりだったがまたやろうということで終わったが、確かにわざわざ時間を設けなくてはこんなにして会うことはないだろう、年を取ったのかねぇ、このような集まりに喜びを感じる。
 あくる日の夜は、宮崎の観光地高千穂の「真名井の滝」がライトアップされているので連れて行こうということで雨の中、連れて行ってもらった。高千穂は何度も来ているが夜の遅い時間に来るの初めてである。幽玄で素晴らしかったのだが写真で見るとかすかに見えるのみで残念である。
 ほんの短い日程であったが、こんな思い出にも感謝である。
私も人生折り返しを過ぎてあとどのくらいかは知る由もないが、いい想い出をたくさん作りたいものである。
ついでに宮崎空港駅で取ったこの写真、九州の電車は特徴があってマニアには喜ばれるのだそうである。

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