昭和39年、第6回日本レコード大賞、「愛と死を見つめて」を歌った青山和子さんが経営する店である。
池袋北口から歩いて3分ぐらいのところにあり、マスターは、元,敏いとうとハッピー&ブルーのメンバーである神戸たかしさん、この日も池袋、「美久仁小路」で飲み、その後に出かけて歌ってきた。
若い人にはなじみはないだろうが、青山和子さんといえば私が故郷宮崎でテレビにかじりついていた頃のスターであり、すでに何回か来ているのだが池袋で飲むとつい来たくなるのである。
カラオケも歌いやすいのでついつい私もプロの前であることを忘れて調子に乗って歌うのである。
この夜は青山さんともデュエットしていただいて感激だったなぁ。何しろレコ大歌手とのデュエットである、そうあることではない。
歌というものは不思議なもので、古い懐かしい歌を歌うとその当時に戻れ、いいことも苦しいことも呑み込めて歌えるものだのだねぇ、そう思えるのも今が幸せであるからではないだろうか。
お客さんも60代以上の人が多いのだが、一緒に歌えるようで楽しく過ごせるのだねぇ、こんな時はあっという間に時間が過ぎる、若い時と違ってここで夜を明かすわけにはいかない、終電を気にしながら歌いながらもすっかり満足してここを後にした。
こんな楽しいひと時を過ごすとまた、明日からも元気で働けるような気になっていいことである。
素晴らしい夜、素晴らしい一日に心から感謝!である。