アーカイブ | 2021年9月16日

天災は忘れた頃にやってくる(2)豪雨

IT委員会武山

第2回目は、2019年10月25日の豪雨です。
その時の様子を、2020年1月7日の会員ブログ「自治会の歴史(15)避難所開設と運営委員会」から抜粋しました。次をご覧ください。

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1.令和元年10月25日豪雨と土気南中学避難所開設
気が付かなかった方もおられるかもしれないが、10月25日の豪雨の際、南中学ほか、あすみが丘近辺の中学校、小学校複数校に、避難所開設の発表が千葉市からありました。平成25年度(井出自治会長時代)に、「土気南中学校避難所運営委員会」が設立されてから、初めてのことでした。村田川沿岸のの氾濫対策でした。避難対象の住民は、村田川沿岸の越智町・大椎町の一部でした。今回は、不幸にして板倉町で亡くなった方が1名いました。後で見てみると、避難路の確保には問題があったと思いますが、昼間で、対象人数が少なかったため、避難所運営の問題は少なかったかのように思います(実際避 難者がいたかどうかも確認していません)。
絶好の機会です。この機会に千葉市発行の「避難所開設・運営マニュアル」および令和元年「土気南中学避難訓練」と比較してみました。

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この時の「あすみが丘第一自治会」周辺の状況を思い出して下さい。創造の杜では,池の水が溢れ、野球場まで水浸しになったと聞きます。また、第5ブロックの調整池も満杯になっていたそうです。私は危なくて見に行けませんでしたが。
3ブロックや5ブロックの低い地域ではマンホールから水が溢れていたそうです。道路は川のようになっていました。
このような時は、駐車場に水が流れ込んできます。また、床下の貯蔵庫や掘り炬燵が被害を受けたという報告がありました。注意しましょう。

油断しないで下さい。油断するな

 

天災は忘れた頃にやってくる(1)強風

IT委員会武山

あすみが丘第一自治会が出来て、30年余りになります。その間に、千葉県に大きな被害を残した災害は次の3つです。
2011年3月11日東日本大震災、2019年9月8~9日台風15号、2019年10月25日豪雨。
いずれもあすみが丘も被害を受けましたが、幸い大きなものではありませんでした。
とはいえ、「天災は忘れた頃にやってくる」といいます。この言葉は寺田寅彦が話した言葉とされており、災害対策として歴史をたどることの重要さを示したものです。(実際は寅彦が書き残したものではなく、寅彦の弟子で雪の結晶の研究で有名な北海道大学の中谷宇吉郎が寅彦が言ったと伝えたものといわれています。)

第一回として、2019年の台風15号をとりあげます。南房総に大きな被害を遺した台風です。詳しくは次をクリックしてご覧ください。

台風15号―自治会としての備えはー
この時の土気あすみが丘周辺の被害は、広範囲な倒木による交通混乱・停電・断水でした。幸い我が自治会の範囲は被害は少なかったですが。屋根に損傷を受けたお宅も見られました。

教訓として、次のことを思い出して下さい。

自助(自分のことは自分で)
各自、この際チェックしましょう。
汚物処理用の古新聞・黒ビニール袋、風呂の残り湯の貯め置き。断水でトイレが流れなくなった時に役立ちます。
給水ポリタンク。給水を受けるときには必要です。
卓上ボンベ。ガスが止まったとき便利。
懐中電灯と電池。
飛来物を出さないように、庭の片づけ。
など

共助(近所の助け合い)
ブロックをよく知っているボランティアの「見守り隊」、「ブロック別防犯パトロール隊」は、停電時の熱中症など困ったときに助けになります。とくに、高齢者所帯には。ご近所とは日ごろからご挨拶を。阪神・淡路大震災の時の教訓。まず、自分を助け、家族を助け、次はいつも声をかけている人を助ける。知らない人を助けるのはその次になったと言います。
油断しないで下さい。油断するな