解剖学的

手をひらいたときに
親指のつけ根にできる窪みのことを
「解剖学的嗅ぎタバコ入れ」というのだそうな。

と、自慢気に妻に言ったら、「うん、知ってる。」だって・・・。
ちなみに嗅ぎタバコとは
火を使わずに、鼻から吸って薫りをたのしむタバコなのだそうだ。

中央図書館にて

千葉市立中央図書館にて


車じゃないと、ちょっと行きにくいけど
中央図書館はすごくいい。
たぶん一日中いても飽きないな。
こどもコーナーには、紙芝居用の小さな舞台があったり
靴を脱いで上がれる場所があるので、ゆっくりくつろげる。
もちろん蔵書も充実しているので
調子に乗って、読みきれないくらい借りてしまった・・・。

銚子の旅4

銚子の旅、最終回。
銚子電鉄のホームに行くと、
前日に外川駅で見た車両がとまっていた。

今日の目的地は犬吠駅。そこで売っている「ぬれ煎」を買いにいくのだ。
犬吠崎の宿に泊まったし、犬吠駅には車も止められるので
わざわざ電車で戻る必要は全く無いんだけど、どうしても銚電に乗りたいので。
車内にはこんなものが

手描きの広告がふるってる。
鉄子の旅も

「鉄子の旅」みたいに、全部の駅で乗り降りしたいものだ。
街を抜け、台地の上にあがると
車窓にはキャベツ畑が広がる。そのキャベツ畑の中を銚電はトコトコ走る。

ほどなくして、犬吠駅に到着。「関東の駅百選」のひとつだ。
選定理由は、「ヨーロッパスタイルの白壁と絵タイルが美しい」からだそうです。

しかし電車を降りてみると、どうも駅の様子がおかしい。
駅舎の中に入ってビックリ、なんとそこには
数組の団体ツアー客が鉢合わせしていて、駅の中でギュウギュウ詰めなのだ。
この人たち全員が電車に乗って銚子駅まで行くという・・・。
そういえば銚子駅で、車両を連結して2両編成になっていたのだが、
このためだったのか。
どうにか人をかき分けてお土産を購入したものの、
結局外川駅で折り返してきたこの古い車両にすし詰めにされ、銚子駅へと戻るハメに。

あとで子どもに「電車どうだった?」と聞いたら、
「混んでたね」と一言だけつぶやいた・・・。
そんなこんなで、「銚子の旅」おしまい。
銚子はいい。すごくいい。
またぜひ来たいと私は思うが、子どもたちはどう思っているのやら。
つぎに家族で旅行に行けるのはいつになるだろう・・・。

銚子の旅3

なにも一泊しなければいけないほど
銚子が遠いわけではないけれど、
宿で迎えた2日目の朝。
部屋のカーテンを開けると、
おお!晴れた。

なかなかの行楽日和だが
朝一で犬吠崎灯台をサラリと見たあとヤマサしょうゆの工場へ。

事前に工場見学の申し込みをしてあったのだ。
お醤油大好き。工場大好き。
そんなわたしにうってつけの場所。
サイロに萌えるが、子どもたちが楽しいかどうかは疑問だ。
銚子にはヤマサとヒゲタの二つの大手しょう油メーカーがあって、
どちらも工場見学を受け付けている。
それでなぜヤマサの方を選んだかと言うと、
決め手になったのがコレ。

おしょう油味のソフトクリーム。ちょっとほろ苦い感じで旨かった。
お昼は漁協の近くで、キンメダイのづけ丼を。

見た目はパッとしないが(失礼)かなり旨い。
これを食べるためだけに、また銚子に来たいくらい。
お昼を過ぎると、市場も静かだ。

おなかも満たされたところで、次に向かうのは銚子駅。
いよいよ銚電に乗るのだ。
銚子駅のロータリーはこんな感じ。

空が広いな。
銚子電鉄の乗り場はJR銚子駅の改札の中。
JRのホームの端っこにある。
乗り換え用に、スイカの機械が置いてあった。

つづく。

銚子の旅2

銚子での家族旅行のつづき。
犬吠崎マリンパークをあとにして
次に向かったのは銚子電鉄の終点、外川駅。

いい駅だなあ。


今すぐにでも電車に飛び乗りたいけど、車をここに置いていくわけにいかないので、
明日まで我慢。
ちょっと早めに着いた宿からは犬吠崎が見えた。

犬吠崎のすぐ近くの愛宕山は、県内でもっとも古い地層でできているのだそうだ。
これと同じ地層は奥多摩や秩父周辺で見られるのだが、
これが関東平野では地下3000mまでもぐり、ふたたび銚子で顔を出している。
いったいどんな力が働いて、こんなふうになるんだろうか。
ダイナミックだなあ。
関係ないけど、旅館の饅頭ってなぜだかおいしいね。

つづく

銚子の旅

先週の火曜日、家族旅行で銚子へ。
ここのところずーっと晴れの日が続いているのに、
たった一日だけ雨の降った、あの日のこと・・・。
まずは腹ごしらえのために寄った銚子港で
気になるものを発見。

アジのなめろう

そのあと向かったのは本日のメイン、犬吠崎マリンパーク。

岬に立つピンクの建物。
なんとなく物悲しいような。
平日だし天気も悪いから、そんなにお客はいないだろうと思ったら、
そんなにどころか、お客は我々しかいなかった・・・。
大人気のはずのイルカショーも
観客はウチの家族と、後で入場したと思しき老夫婦のみ。計6人。

雨の中、私たちだけのためにイルカショーは続いていく。うぅ、寒いよぉ。

とはいえイルカショーは結構たのしい。
ちなみに、ウミガメの目はちょっと怖かった。

つづく。

台地の終わり

先日、私の実家へ帰ったときに撮った写真。
東中山駅の近くにかかる跨線橋から市川方面を眺める。

どうということはない写真ですが。
東中山駅は台地の上にあるのだけど、
この跨線橋のあたりにくると、下り坂ばかり。
つまりここで台地が終わっているのだ。
そうか、僕は今、下総台地の端っこに立っているのか。
と思うと、なんだかダイナミックな気持ちになるのは僕だけだろうか・・・。
「ぶらタモリ」みたいだな。

豆コーヒー ストロベリー

ちびちび続いてきた、八幡・鬼越・中山の散歩
今回でおわり。
法華経寺をあとにして、
JR下総中山駅までまっすぐ続く参道を下ってゆく。
参道は活気のある商店街になっている。
国道14号を渡り、ちょっと歩くと
右側に気になるお店が。
それがこれ。豆コーヒー・ストロベリー。

うーむ、味わいある店構え。
コーヒー豆じゃなくて、「豆コーヒー」ってのがいい。
職場のコーヒーもちょうど切らしていたので、思い切ってお店に入ってみた。
店内にはこんなレジが。

店のご主人は、なんと90歳近いおじいさん。
写真がご趣味のようで、店内には古ーい写真がたくさん貼ってあった。
私もこの辺りの出身なので、中山周辺の古い町の写真には興味津津。
いろいろ写真をみせていただきながら、たくさんお話しも聞くことができた。
戦争のこと、街のこと、カメラのこと、などなど。
話の途中で、ご主人と僕が同じ小学校の出身だということも判明。
なんか、ちょっとうれしかったなあ。
いまの西船橋駅の場所に小学校があったんだよねえ。
お店の写真をいろいろ撮らせてもらっていると、

「こっちも古いんだよ。」
と言って、豆の入ったビンの裏側を見せてくれた。

たしかに、この蓋は古そうだ・・・。
「今はもうこういうの売ってないよ」 だそうです。
しかし子どもの頃は、どうしてこの店の存在に気が付かなかったのか・・・。
この辺しょっちゅう自転車で走ってたのにな。
ちなみに、お土産にブレンドコーヒーを買ったのだけれど、
職場で飲んだら、これがなかなかウマかった。
実家に帰るついでに、また買いにこよう。
ご主人、いつまでもお元気でー!!
おまけ
そのすぐ近くにあったお肉屋さんも、いい味出してた。

看板の絵がナイスだ。   (しかし我ながらいい加減な写真だな・・・)
というわけで、「八幡・鬼越・中山散歩」、おしまい。
おつきあいいただき、ありがとうございました。

中山 法華経寺

中山散策つづき。
法華経寺の長い参道を抜けると
突然視界が開けてくる。
見えてくるのは五重塔と祖師堂だ。

ゆっくり見てまわりたいけれど
ここに来るまでに富士塚を二つも見てきてしまい
だいぶ疲れてしまったので、サラリと進みます。
まずは祖師堂。
屋根が二つくっついたような造りの建物。比翼入母屋造りという。
国の重要文化財だ。

昭和62年から平成9年まで、10年の歳月をかけて解体修復工事を行って、
創建当時の姿に戻したそうだ。
たしかに僕が子供の頃は、いつも工事中だったという記憶しかないな。
この祖師堂からは回廊が延びていて、荒行堂や本院など他のお堂とつながっている。

寺に回廊があるとドキドキするのは僕だけだろうか?
境内には大仏様もいらっしゃる。

こちらの他に、鎌ヶ谷大仏と長沼の駒形大仏のお二人を合わせて、
「北総三大仏」と呼ぶとか呼ばないとか。
祖師堂越しに塔を見る。

お供え物。
なぜカップ酒が三つ?

祖師堂の裏手にある山には重要文化財級のお堂が
ずらりと並んでいるのだが、今回はスルー。
日も傾いてきたので、そろそろ帰ろうかな。

参道は長くて風情があって、境内には立派なお堂があって、塔もあって、大仏もいる。
しかも回廊まであって。
完璧だよ、法華経寺・・・。
つづく
八幡・鬼越・中山散歩

中山を歩く

年は変わってしまいましたが、
本八幡で降りた散歩の続き・・・。
ですので、去年の年末の話しです。
鬼越で富士塚を見た後、再び京成電車に乗って
お隣の京成中山駅へ。
目指すは法華経寺。
駅を降りるとすぐに法華経寺の参道だ。

僕の実家は隣町の東中山にあるので、この界隈はよく知っている。
住んでいた頃は、まあ、「ちょっと買い物にいく街」くらいにしか思ってなかったが、
しかし改めてこの中山の街を見ると、いかにも古き良き門前町といった風情だ。

坂道を登ると、つきあたりに法華経寺の山門が見えてくる。

坂道の途中にある「黒門」は修理中だった。
黒門の前の、参道と交差する小さな道が、かつての街道だったという説が
あるとか無いとか・・・。
これが総門。赤門とも呼ばれる。

すでに年始の準備がしてあった。
しかしいつ見ても立派な門だなあ。
この門だけでひとつ記事が書けそうだけど、まあいいか。
門をくぐると猫がいたのでパチリ。

門を過ぎて境内に入ると、茶屋が軒を連ねていて
なかなか好い雰囲気。

お、五重塔が見えてきた。
茶屋ではすでに寅年のおみくじも売っていた。

つづく。
八幡・鬼越・中山散歩