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パソコン教室の先輩2題(1)川上幸作さん

IT委員会代表TT

私は『あすみ』129号(平成30年2月4日発行)に自治会の5人の高齢者について紹介しました。

今回はこのうちの一人、川上幸作さんの近況報告です。川上さんは、この4月に自治会を脱退されました。

1.見守り隊ポストカード

最後にということで「あすみが丘第一自治会見守り隊5班(第5ブロック)ポストカード報告書」(令和元年5月28日、矢口・塚田・森田・川上)を拙宅まで届けて頂きました。平成27年11月3日から平成31年3月26日の間、80回にわたって、見守り隊から対象の高齢者に届けられた写真集です。「創造の杜」の四季の花、第5ブロックの外れの貸農園に11月に咲く皇帝ダリア、田んぼのサギ、畑のキジなどあすみが丘の豊かな自然が写されています。見守り隊で回っていると、以前は公園に出かけていたが、最近は家に引き籠り勝ちの高齢者の方が多くいます。そんな皆様にはいいプレゼントになったでしょう。今では行けなくなった「昭和の森」や遠く離れた房総の「水仙ロード」の写真もあります。昔を思い出す人もいるでしょう。ご自分も高齢の見守り隊員、見守られる高齢者との心の会話が聞こえてきます。最後に、昨秋に私が畑から取ってきてお届けしたコスモスと百日草の写真もありました。

2.自治会への貴重な置き土産-広報『あすみ』の集大成-

川上さんは資料の収集・保管をきちんとされる方です。平成29年度に輪番で街区長になったときに広報部員となり、広報『あすみ』の1号から130号まで全部集めてファイルして集会所に収めて頂きました。電子媒体にも保管されています。

私はこれを全部読ませて頂きました。そのまとめは『あすみが丘第一自治会-30年のあゆみ-』に記載するのに最適でしたが、編集に間に合いませんでした。そのため、平成30年度に私が広報担当副会長になった機会に『あすみ』130号(平成30年5月13日発行)に「自治会の歴史」として掲載し以降、詳細はブログに掲載してきました。改めて、川上さんのご努力に感謝します。

3.文書管理規定

自治会には文書管理規定があります。。その中で、広報部は川上さんのご努力で優等生になっています。ついでながら、防犯防災関係は、村本さんが回覧物のコピーを取るなどして、個人的に集大成して持っておられます。必要な時はお願いして見せて頂けます。どうも、文書保管は個人のボランティア精神に依存していることが多いようです。

ボランティアグループでは、見守り隊IT委員会は『30年のあゆみ』に歴史を簡潔にまとめています。文化体育部や環境整備部のルーチン的な年中行事は年々引き継がれているようです。

ところが集会所の指定保管棚をみると、平成28年以降規定通り文書が保管されていない部署があります。ぜひ、最低でも役員会議事録・総会資料・総会議事録・アンケート集計表などは規定通り保管されることを望みます。

4.追加

川上さんは、私立の工科系大学で教鞭をとられていた方と聞いています。いつだったか、教え子たちが米寿の祝いをしてくれたと嬉しそうに話しておられました。人気があったのでしょう。資料をしっかり整理するのは、その職業的経験から身についた習性だったと思います。また、パソコン教室の経験が活かされています。八幡橋の工事経過、あすみが丘を横断していた高圧線の撤去過程も写真が残っています。

今後ともお元気で。

パソコン倶楽部の三博士-妻の10年前のエッセイ『あすみが丘交遊録』から-

IT委員会代表TT

10年ほど前に、プラザで行われていたパソコン倶楽部に関するエッセイがありました。懐かしいので再録します。講師は長谷部さんです。川上さん、高橋さんも出てきます。皆さん、転居などで第一自治会を脱会されています。高齢者施設に入られた方は、今でもパソコンを有効に使っています。また、後で紹介します。今までと同じところに住まわれている方も、パソコンを使って、自治会に関することを纏めて頂いています。最後に出てくるSさんは南自治会の方ですが、今では高齢者施設で過ごされています。

私たち夫婦もパソコンを使って、エッセイを書いたり、学会発表をしたり、有効に活用しています。

以下、妻文子のエッセイ『あすみが丘交遊録』から。ご覧ください。

あすみが丘プラザの教室では、たくさんの講座が開かれている。《パソコン倶楽部》もその一つである。平均年齢七十歳以上、平均知能指数も高い恐るべき集団だ。夫につられて月一回私も参加しているが、高度な内容に付いてゆけず毎回、猛烈な睡魔に襲われる。〈水彩セブン〉で絵を描く時や年賀状の作り方のテーマは興味が湧くが、操作を覚えるまでに手描きしたほうが早いなと思ってしまう。

テーマソング入り《たそがれ長兵衛》の、しゃれたホームページで、四国八十八か所遍路旅のスライドを見せてくれる講師のHさんは、きれいな銀髪を七三に分け,チェックのシャツがよく似合う。パソコンを自由に操る楽しさを満喫している時、少年のような笑顔が印象的だ。元IT関係の仕事をしていてアメリカやハワイでの生活も長く、パソコン万能細胞の持ち主だ。
新しく出たソフトの紹介、性能の違うパソコンの特徴を知り、安く入手して使いこなす術も教えてくださる。山歩きの達人は、《ハイキング倶楽部》も主催している。グループで行った日本水仙の群集している〈水仙ロード〉や南総里見八犬伝の伝説が残る〈富山〉のハイキングなどは楽しかった。地域情報を掲載する《あすみが丘エクスプローラー》の編集長でもある。南警察署から連絡を受けて、〈空き巣3件、車上狙い2件〉と、月ごとの地域防犯情報を流してくれる。
いつも《パソコン倶楽部》の教室風景を写真撮りしてくださるのはKさん。元工科系大学教授とお見受けする。自宅のポストに巣作りしたシジュウカラの観察写真日記は傑作だ。大きな口を開けて餌を待つ雛のかわいいこと。そんなに激写されても、無事雛たちを巣立ちさせた親鳥も大物ではないか。カメラと三脚をリュックに入れ、興味の湧くモチーフを探して歩く健脚の持ち主。丸い穏やかなお顔はつやつやで、とても八十歳に近いとは思えない。
私が個展を開いた時、油絵作品を撮影して素敵な記念アルバムを作って下さった。男の料理教室で学習したパエリヤの作り方のカラーレシピは、素材の写真入りで分かりやすい。写真編集能力はマジシャンのように高く、その場にいない人を隣に立たせてくれたりもする
おしゃれなハンティング帽子を被り、赤いセーターを粋に着こなすTさんは、小柄でフットワークが軽い。感度のいい大型カメラと三脚を持って、〈あすみが丘〉を歩き回る。〈創造の杜〉の池の畔で、大きい岩の上にやって来るカワセミを待ち続けて、決定的瞬間をものにする。大きな木の上に鷹が巣作りしていると、飛び立つ瞬間をパチリと。四季ごとに変化する〈あすみが丘〉の自然を撮り続けている。何年か前の雪景色は緑区の写真展で大賞に輝いた。自冶会長も務められたようだ。写真に興味を持ったのは幼少時代とお聞きした。昭和12年頃、お父さんが家も買えるくらいの大金を払って買ってくれたボックス型の写真機で、わくわくドキドキ。目を輝かせて少年はどんな写真を物にしたのだろう。戦争経験もあり、負傷して少し不自由な指で巧みにシャッターを押す、恐るべき八十六歳である。

このように元気に活躍する〈あすみが丘〉の3博士の他にも、〈パソコン倶楽部〉には芸術家の雰囲気が漂う隠れ博士もいる。木綿の白い帽子に白いシャツをラフに着こなしたSさんは今風のエコな感じが素敵だ。過去のお仕事はグラフィック関係だと思う。奥さま制作のかわいい縮緬人形をデザインした年賀状はセンスがいい。四季の花と日本の紋章を組み合わせて作る美しいカレンダーは公募展で入賞した。高いパソコンの技術と芸術的センスの結合した小型カレンダーが今年も楽しみだ。本棚から〈デルボー〉や〈ミロ〉の画集もお借りした。

自治会の歴史(10)街区長の役割の変遷

IT委員会代表TT

1.筆者は平成29年度に十数年ぶりに自治会副会長を担当した。この十数年間、防犯パトロールと見守り隊に夫婦で参加しており、優等生の自治会員であると自負していた。ところが、いざ再度、副会長を担当してみると、この十数年間で自治会を取り巻く環境はまるきり変わっていると感じた。

平成30年度で退任し、今年の新役員の皆様の抱負を読んでいると、2年前の私と同じ状態の人がいることに気が付いた。とくに、10年以上前に役員を経験し、その後、防犯パトロ―ルや見守り隊隊に参加する余裕がなかった人の感想は浦島太郎のように思えた。ここでは、一つの大きな変化として、街区長の役割の変遷を取り上げる。

この十年間に、街区長の役割は2度変化した。いずれも、「街区長がまわってくると、過剰な負担がかかるので、自治会を脱会したい」という人が出てきて、その対策であった。

2.従来の会則9条には、街区長について次のように書かれていた。 (平成21年度会則から抜粋)

街区長は原則として、輪番制にする。…… 各種文書の回覧、配布、会費の徴収等自治会に必要な業務を行う。

…… 街区長は会計、第10条の部会のいずれかに所属する。

3.自治会脱会者の発生を避けるために、平成23年度(または22年度)に、特別な事情がある場合は輪番制をスキップすることが出来ると改訂された。

会則第9条(平成23年度会則から抜粋)

ただし、高齢、病弱、留守等本人から辞退申し出が書面でなされた場合には、審査の上認めるものとする。

どの程度の人がこの会則改訂に適応されて、街区長をスキップして、脱会は避けられたかは分からないが、その後も会員数は減少を続けている。

4.その後、平成29年度にアンケートを行い、再度、会則改訂の案が29年度総会に出された。

その概要は、輪番をスキップするという項目は外されたが、いずれかの部会に属するという義務も外された。そのため、多くの街区長が「各種文書の回覧、配布、会費の徴収等自治会に必要な業務を行う。」業務だけを担当することになった。

平成29年度総会 改訂会則(案)第16条8項(抜粋)

「街区長は、支部長を補佐し、会費等の徴収、各種文書の回覧、配布等、本会に必要な職務を行う。」とだけ書かれ「街区長は会計、第10条の部会のいずれかに所属する。」という項目が外された。

(注)この会則改訂(案)は総会採決に問題が残されている。また、スキップ項目が外されたことは、見守り隊対象者のような高齢者では会費徴収などの業務は難しく、審議不十分の観がある。

5.会員数と部会参加人数の変化

対策にも関わらず、その後は下記に示すように、会員数は減少を続けている。また、平成29年度の会則改訂(案)提出以降は、部会活動に参加する人数が大幅に減少している。

〇途中で分離したワンハンドレッドヒルズを除く、会員数の変化は次の通り。

(平成21年)701、(平成23年)687、(平成24年)678、(平成25年)679、(平成26年)664、(平成27年)657、(平成31年)650(第5ブロック10数軒新築の新規参加会員を含む)

〇部会活動に不参加の街区長数

(平成30年)19/51 (平成31年)9/47

街区長の2~4割が「会費等の徴収、各種文書の回覧、配布等」だけを行うことを選択するという予想を上回る。役員会としては残念な結果であった。

6.脱会、スキップ、部会活動不参加の実態は

平成21年は会員数が最も多かった時期であり、その後会員数は減少に転じた。その対策として、輪番制で回ってくる街区長の役割の第一回見直しが行われている。しかし、減少はこれだけの問題だったか否か疑問が残る。筆者が「あすみ130号」(平成30年5月13日発行)に書いたように、平成22年度から「あすみ」の発行回数が年2回に減り、情報連絡が疎になり、会員の自治会離れが起こった可能性が否定できない。

平成29年から31年で筆者の知っている範囲で起こったことを振り返ってみる。

平成29年度で、街区長をスキップした例で知っているのは、高齢者(筆者の同年齢)1例と若年層で家庭の事情1例。

30年および31年で脱会した例では、高齢者では、死亡、移転を含め7件。中年層で自治会入会にメリットを感じない人1件。役員会の進め方に違和感を感じる人1件。輪番が来たから辞めるという人はいない。

部会活動に不参加の人のうちでは、若い若年層で多忙な人1件、中年層で自治会以外の活動で忙しい人2件、病気1件。高齢者の例は知らない。高齢者よりも、若年層と中年層の生活スタイルの多様化の方が目立つ。

皆さんの周りではどうか? 対策を考えるのに役立つ。

7.自治体活動の活性化について、防犯パトロール隊、ボランティアグループに学ぶこと

前項で述べた状況は2年前から予測されており、総会での中期計画の重要性を提案したが、少数意見として、採用されなかった。再度、検討されることを望む。

そこで参考になるのは、長年続けられている防犯パトロール隊と見守り隊などのボランティアグループ活動である。これらは今や、自治会活動の中心になっている。その構成員は高齢者と女性が多い。高齢者と女性もまたみな多忙である。しかし、長年の経験から、多忙の中でも、自治会活動に使える少しの時間を提供できるようにした人たちである。

彼らは僅かな時間を自治会活動に取り入れる生活のリズムを作っている。その活動を、親睦を兼ねて自由に楽しんでいる。役員会で制限を加えられることは好まないが。

あすみが丘地域の5月度の防犯情報

千葉南警察署生活安全課地域の防犯情報201905から例月のようにあすみが丘地域の

5月度の防犯情報が送られて来ましたので、

あすみが丘エクスプローラー』ウェブサイトにアップロード

しましたので、各位ご確認下さい。

皆様のパトロール等の防犯活動のお陰で最近は自転車盗難を除い

て被害件数減っていますが、5月中には『色情狙い』と称する被害

が1件あすみが丘2丁目に発生しているのが心配です。

 

ウェブサイト代表 MH

 

自治会の歴史(9)専門部とボランティアグループ

IT委員会代表TT

先日、自治会役員とボランティアグループの意見交換会があった。この機会に、ボランティアグループの歴史をたどってみたい。

1.自治会活動はすべてボランティアであるが、ここで使う〈ボランティアグループ〉という言葉は、第一自治会では特別な意味を持つ。具体的には、総務部・広報部・環境整備部・文化体育部・防犯防災部の5つの専門部とは別の、「いきいきサロン」・「青色パトロール」・「IT委員会」・「福祉委員会」の4つのグループを指す。

2.この言葉が最初に使われたのは、平成27年総会(長谷部会長時)である。この時、新しい時代の要請として、「IT委員会」(ホームページ・ブログの管理など)と「福祉委員会」(見守り隊など)という輪番制の役員会では長期的に持続するのが難しいことが現れて、作られた組織である。

ホームページの採用は平成15年に〈時代を先取るシステム〉として検討したが、輪番制ではうまく運営されず、中断された。一方、広報「あすみ」の発行回数が減少し、自治会活動の風通しが悪いという意見が出始めた。そこで、〈時代の変化に遅れないよう〉に採用されたのが、「IT委員会」によるホームページ・ブログの導入である。これ以上放置すると、IT化時代に遅れをとりそうだという焦りもあったと思われ、ボランティアグループで取り上げるのが最良と考えられたのであろう。

一方、高齢化問題について、最悪の事例である孤独死の問題発生があり、「見守り隊」の結成が一刻を争う問題になり、「福祉委員会」の結成が急がれた。

3.その時に、従来からある高齢者親睦会「いきいきサロン」と「青色パトロール」も加えて、4つのボランティアグループが認められた。

4.このボランティアグループの会則への導入は平成29年の役員会で、議論されて、次の内容で総会に提案された。(残念ながら、本提案は採決方法に問題を残している)

平成29年度総会提案「会則改訂(案)」第13条

本会の事業を円滑に遂行するために、次の部会を置くことができる。

(1)総務部、(2)広報部、(3)環境整備部、(4)文化体育部、(5)防犯防災部

2.本会目的達成のために部会の他にボランティアグループを設置することができる。

3.部会は関連するボランティアグループと相互に協力し合い、本会の活動に寄与する。

要するに、ボランティアグループは専門部とは独立した存在であり、相互に協力する存在だということである。

5.以下に、ボランティアグループの現状と問題点をまとめた。

〇 いきいきサロン

もともとは平成16年に設立されて、子ども会と同様に文化体育部のクラブ活動であった。ボランティアグループになった今も、従来通りの活動を続け17年目になる。

〇 青色パトロール

もともとは平成20年に、防犯防災部のブロック別パトロール、合同パトロールと並ぶパトロール活動の一つだった。このグループがボランティアグループになった後も、総会提出の〈次年度計画〉では従来通りに防犯防災部の活動になっている。

実質的には問題ないが、形式的には「防犯防災部から委託を受ける」と書くのが正しい。

この混乱は、平成29年度総会提案の会則改訂(案)にも及び、次のように書かれている。

会則改訂(案)

第16条第8項 第14条第1項第5号に規定する防犯パトロール隊(ボランティアグループ)の隊長は、会長を持って充てる。

ここにいう防犯パトロール隊は、ボランティアグループではなく、会則改訂(案)の記載は間違っている。次回総会では、見直しが必要である。

〇 IT委員会

平成30年度には、自治会運営に必要な情報が多く投稿され、自治会運営について真剣に考えている会員の間では読まれており、正しい判断に貢献している。

それだけではなく、南警察・千葉市・あんしんケアセンターなどの情報を掲載しており、行政との連携でも存在感を増している。

平成29年度は総務部から委託をに受けていたが、平成30年度以降は広報部から委託を受けている。

第一自治会は幕張にあるマクスタを使用しているが、幕張中心に約130の利用者に便宜を図っているブログサイトで使い易く、商店、趣味の会などに広がり、IT社会はすでに到来していることを実感させる。自治会としても、安全性を確保しながら、投稿者・閲覧者を増やし行くべきである。

〇 福祉委員会。

見守り隊活動だけではない。

月1回の連絡会には、民生委員・社協・あんしんケアセンターの人も参加しており、広く情報提供の場になっている。兀脇代表は、自治会外の福祉情報を自治会ブログに投稿している。

形式的には、文化体育部と連携しているが、高齢者福祉問題では、ボランティアグループの活動が中心になっている。

自治会の歴史(追加8)あすみが丘第一自治会自主防災組織図

IT委員会代表TT

2019年度の防犯防災部の活動方針に「自主防災マニュアルの更新」が挙げられています。この機会に、「自治会自主防災組織図」の歴史を纏めてみました。

1.村本雅輝さんの調べによると、あすみが丘第一自治会に「自主防災組織図」が最初に作られたのは泉田会長の時(平成13年度、14年度)だと言います。平成7年に起こった阪神淡路大震災発生を機会に必要性が叫ばれたのでしょう。阪神淡路大震災はよくボランティア元年と言われますが、自治会の「自主防災組織」の始まりでもありました。

2.筆者は平成17年3月発行の「あすみ86号」の巻頭言に、〈防災講習会で聞いた話です。阪神淡路大震災の時、人々はまず自分が助かることに懸命でした。次は家族を助けることでした。その次は、角の一人暮らしのバアサンは大丈夫かと走ったそうです。見ず知らずの人を助けるのは後回しになったそうです〉と書きました。向こう三軒両隣の付き合いの大切さを示す逸話です。いま、第一自治会で活発に行われている「防犯パトロール」「見守り隊」活動の重要性に繋がります。

3.会員の多くの皆さまが今でも持っている平成27年度「会員名簿&会則」にある「防災組織図」は、平成20年度、寺本会長の時に防犯防災担当副会長の村本雅輝さんによっては、作られたのが基礎になっています。当時、村本さんは警視庁に勤務しており、多数の同僚が神戸に支援にむかい、その報告をもとに、第一自治会の「自主防災組織図」に適用したものだと聞いています。これをもとにして大規模な避難訓練を実施したものが『30年のあゆみ』に掲載されている写真です。多くの人の記憶にあると思いますが、起震車体験、大規模な消火体験、煙体験などがなされました。

4.この時の自主防災組織図の特徴は、目立ちやすいカラーページ、上下2つに分けた配置です。ここでも、神戸の経験が活かされています。何事も最初にタタキ台を作るのは大変です。

下半分は〈人命救助最優先にした近隣の初期活動〉です。上半分は次の段階での自治会全体としての活動です。とくに、会長だけでは対応できないで副会長がサポートした指揮体制です。普段からの民主的な協力体制が重要です。

5.この組織図が出来て、10年が経ちました。この間に東日本大震災熊本地震がありました。ここでも新たな教訓が加わりました。東日本大震災では、情報通信技術(ICT)の有効性が実証されました。我が自治会では、「IT委員会のブログ」の利用が考えられます。熊本地震では、大規模な余震が問題になりました。ともに、高齢者問題が浮き彫りになりました。

また、自治会の状況も変わりました。高齢化の進行、女性の社会進出、定年年齢の高齢化などで、昼間は町に人が疎らになりました。

一方、住民が相互に支え合う「防犯パトロール」、「見守り隊」のボランティア活躍が定着しています。

6.時代に合った組織図の改良を望みます。ただし、初心を忘れず、始めの組織図のいいところは残して下さい。複雑な組織図は一般会員の頭に入りません。工場や建設現場では朝礼を行って、防災対策の徹底を図ります。自治会では朝礼というわけにはいきません。〈ブログの活用〉は意識徹底の一つの手段になります。

「防犯パトロール隊」とボランティアグループの「見守り隊」と「IT委員会のブログ」は大きな効果を上げることが期待されます。欄外でも結構です。忘れずに記載しましょう。

注)この間に、平成30年3月発行の『あすみが丘第一自治会 30年のあゆみ』にも「自主防災組織図」が書かれています。ただ、この図には、防犯防災部管理の署名がなく、責任者が分からないので、省かせて頂きました。いろんな要素を入れ過ぎて、分かり難くなっています。

自治会の歴史(追加7)土気南中学校との関係

IT委員会代表 TT

筆者は、平成30年3月発行の『あすみが丘第一自治会 30年のあゆみ』に「千葉市人口統計からみたあすみが丘5丁目の少子高齢化問題」を取り上げた。その時に、平成9年と平成29年の値を比較した。

今回は土気南中学の生徒数の変遷について考える。

1.土気南中学の生徒数および学級数の変遷

生徒数が最大になったのは、平成9年で829名、22クラスだった。その後、生徒数は減少し、現在(令和元年)は405名、14クラス(うち2クラスは少人数の特別支援学級)と、22年間に半減している。この間、平成20年から平成22年の間では、520名から561名に一時的に増えているが、あすみが丘東方面からの増加である。『30年のあゆみ』をみると、平成9年には、あすみが丘5丁目の10~14歳年齢区分の人口が最高値を示している。

詳しくは次をご覧頂きたい。

1土気南中学の生徒数・学級数の変遷

2.平の成30年度の地域別生徒数

新しく開発されたあすみが丘東、若い世代が多いガーデンコートを含む4丁目では各々124名と83名と生徒数が多く、最初に開発された5丁目では37名と少なくなっている。さらに、1年生、2年生、3年生の生徒数を比較すると、生徒数の多いあすみが丘東と4丁目では低学年の生徒数減少が際立っている。まだ、生徒数の減少は続きそうである。詳しくは次をご覧頂きたい。

表2地域別生徒数b

3.第一自治会との関係

南中学と第一自治会の歴代自治会長とは密接な関係にある。なかでも、『南中学創立20周年記念誌』に、いい写真を投稿した高橋幸助さんは印象に残っているようである。かつては南中学に多くの生徒を通わせていた第一自治会も、今や南中学の中心的存在ではなくなっている。今後とも、いいお付き合い望む。

今回は教務主任の小原先生にいい資料の提供を頂いた。感謝する。

 

 

 

 

第136回マクスタブログ村開催決定

IMG_3136いつもマクスタをご利用いただきありがとうございます。
この度、“第136回幕張ブログ村”の開催が下記の通り決定いたしましたのでお知らせいたします。

“第136回幕張ブログ村”
【日時】5月31日(金)14時~16時
【場所】ホテルメイプルイン幕張内
【持ち物】パソコン・スマートフォン・タブレットなど、各自必要なものをお持ち下さい。飲食持ち込み可。
【参加方法】会場のキャパシティ(定員20名)の都合上、参加をご希望の際は事前にメールか電話でご連絡ください。当日のご連絡でも受け付けます!!
■メールはこちら  ※お申込みの際に質問等ございましたらご明記下さい。
■電話 043(275)6611 (幕張実業株式会社 9:00-17:00)

当自治会が利用しているマクスタのブログサイトの情報です。幕張の地域広報誌(ブログ等)を無料で提供し、地域社会に貢献しています。IT委員長も今回のブログ村に参加されるそうです。小生も参加したいが、平日は如何せん仕事が入っています。

福祉委員長 H

自治会の歴史(追加6)防犯パトロール隊の歴史

 

「自治会の歴史」シリーズは広報「あすみ」130号(2018.5.13発行)に始まり、(追加1)広報「あすみ」から見た歴史とくに平成22年以降(ブログ2018.9.14)、(追加2)平成22年以降『30年のあゆみ』からIT委員会・防犯パトロール・見守り隊、および広報「あすみ」から「アルトクラブといきいきサロン」(ブログ2018.9.29)、(追加3)自治会バス旅行+プラザ同好会ハイキングクラブ(ブログ2018.12.21)、(追加4)正常な自治会運営と広報活動(ブログ2018.12.22)、(追加5)サマーフェスティバル(ブログ2018.12.23)と続けてきた。(広報「あすみ」の整理保管については、川上幸作先輩のご努力に感謝)。

今回は防犯パトロール隊の歴史について述べる。IT委員長TT。

 

自治会の歴史(追加6)防犯パトロール隊の歴史(2017年度防犯防災担当副会長 村本雅輝氏の報告から)
全国的にH14年から犯罪が多発し、自治会内でも昼から外国人が住宅敷地内に入ったりして女性3名でパトロールをやり始めた危機感から、自治会もH15年に防犯パトロールを立ち上げた。

1. 防犯パトロールの内訳

(1) ブロック別パトロール隊
担当地区を5ブロックに分けて実施
パトロール人員 H15年12月20日発足 千葉南警察署に170名で登録。以降H16年273名、H17年229名、H18年158名、 H19年151名、H20年105名、現在80名

(2) 青色パトロール隊
20年9月に村本が最初に青色免許を取得し、青色灯を点灯してマイカーで実施。
22年10月から吉川さん初め5名取得して本格始動した。 緑区4地区(誉田・椎名・土気・おゆみ野)で1週間単位の輪番制で青パト借用。

(3) 合同パトロー ル隊 (制服警察官同行)
H20年から実施 10名前後。 1ブロックから5ブロックの範囲を1時間のパトロール

2 .防犯パトロール隊の功労

H20年千葉市から感謝状
H21年千葉市から(663団体の5万2000名中1番で表彰。点数制) (評価対象は平成20年度年度寺本会長時代の活動)
H22年千葉南警察署から感謝状
H26年千葉南警察署から感謝状
H29年千葉市から(720団体の4万8000名中1番で表彰。点数制) (評価対象は平成28年度須田会長時代の活動)

千葉市からの表彰は2回とも、千葉テレビで放映され、第一自治会が代表で活動報告をやり、他自治会からも見習いたいから講義してくれと千葉市から依頼があり、千葉市でも有名になり他自治会からも高い評価を受けている。

IT委員長コメント

防犯パトロールは自治会の最大多数の会員が参加している長年にわたる活動が基本にある。また、それを長年にわたり記録し、纏め、上手く講演までした点に価値がある。その記録・纏めの多くの時間は、自治会役員としてではなく、一会員として行ったことはその価値を一層高めている。この記事は「30年のあゆみ」に字数の関係で書き入れなかったものの補充である。

 

4月のあすみが丘地域の防犯情報

地域防犯情報令和元年5月10日、千葉南警察署生活安全課から4月のあすみが丘地域

の防犯情報が例月のように送られて来ました。

そこで『あすみが丘エクスプローラ』サイト(http://asumi.main.jp/

に掲載しました。

今月の注目すべき点は:

(1)あすみが丘東3丁目に空き巣の被害が1件あった

(2)千葉市緑区内に『電話de詐欺』の被害状況

発生件数 5件、オレオレ詐欺4件(現金交付2件、キャッシュカード交付2件)
架空請求詐欺1件、被害額 約3千万円とのことです。

MH記