自転車の違反で赤切符!?(前編)

先日の朝、地元の国道で交差点の手前で警察官に呼び止められた。

「赤信号でしたよ。ちょっと、こっちに来てください。」と車道から歩道の方へ移動するる。

一つ先の信号が青だったのことと、雨がぱらついてきていたので先を急いでいたボクは、既に歩行者が渡り始めていた手前の赤信号を超えてしまったのです。

無線で何やら持ってくる物を指示していたが、
「そこの交番まで移動してもらえますか」と言われ、一緒に移動する。
「信号無視なので、赤切符ですね。こういう赤信号無視による歩行者との接触事故が増えているんです。」というので、「えっ!赤切符!青切符通り越してですか?」と思わず聴き返す。
「はい、後日警視庁に出頭してもらいます(と聞こえた)」
この時、免許の減点や罰金がいくらになるのだろうか?ということが頭をよぎり、心ここにあらずの状態である。
交番の傍らに自転車を置くように指示をされ、「免許など何か身分を証明するものはありませんか」と聞くので免許証を渡す。

免許を渡すと、「この自転車はご自身のですか?」と聞きながら防犯登録を照合する。
「それでは自転車の横に立ってください。写真を撮りますから。マスクははずして。あと、指で自転車を指してくれませんか。これは自分のです、ということが分かるように」

その後、別の警察官から勤務先や仕事内容などの質問を受けていると、さらに、別の警察官から「車体番号の写真も撮りますので、ちょっと裏返しにしてもいいですか」と聞かれた。
もちろんダメとは言えないだろう。
2人の警察官が写真撮影の作業を進める。
その後、「手続きのことで話があるのですが、この後30分ほどお時間ありますか?」と聞かれたので、「今日はもともと急いでいたため信号を越えてしまった位なので無理です」というと、「それでは後日、来てください。土曜日でいいですか。何時頃が良いですか。ゆっくり目の時間の方が良いでしょうか」というので、「いや、早い時間でも何でも構いません」というと「それでは10時頃に私宛に尋ねてきてください。」
と、口頭で所属と名前を言った後、メモ用紙を取り出し走り書きをして渡してくれた。
そして、「この後も気を付けて運転してください」と自転車に目をやりながら訝しげに「このペダルは最初からついていたのですか」というので、なぜか後ろめたさを感じながら「いえ、後から交換したのです」と答え、その場を後にした。

放心状態のまま、1日が過ぎたが、気になったので、WEBで「自転車 赤切符」と検索をかけると、結構な数の体験が載っていて、最後には裁判所で不起訴になるということが多いとの事だった。裁判所からの呼び出しもあるとわかり、益々ブルーな気分になっていった。

自転車で赤切符
自転車で赤切符

当日、時間より早めに受付に寄り、10時の約束で来た旨を告げると、ほどなく先日の警察官が現れた。

窓口の椅子に腰掛けるように即され、奥に何やら資料を取りに行った。
「今回あなたは自転車で危険な走行をしたので、これ(「自転車の正しい乗り方」)も差し上げますので、よくお読みになって下さい。自転車も車両ですからね。」
と渡しながら、手元の赤切符に必要事項を記入していく。

運転免許の番号を記入しながら、「あっ、今回自転車の違反ですから、運転免許証の反則点は関係しません。」
「えっ、ゴールド免許のままで大丈夫なんですか。」
「はい、次回もゴールドのままです。ただし、ここ(「重要なお知らせ」を指差しながら)にも書いてありますが、3年以内にもう一回、何か違反とか事故を起こした場合には講習を受けることになります。」
これを聞いて幾分、気が楽になった。

「この前も言いましたが、ここ(赤切符の右の「出頭」「日時」欄を指さし)に記入する日に、ここ(赤切符の裏面を見せながら)に行ってもらいます。もし、都合が悪い場合は前日までに電話をすれば変更してもらえますので。」
赤切符の必要事項への記入が終えると
「これから聞くことに対して、もし答えたくないことがあれば答えなくてもいいですが、今度行くところでこれを見ながら聞くことになるので、分かりやすい物を送った方が良いとおもいますよ。あなたが違反した日は◎日で時間は9時◎分でした。あそこは◎◎町◎番地付近となります。間違いありませんか。」
といった具合に、確認を取りながら逐一記入していく。

赤切符と、調書には署名欄と押印欄があり、うっかり印鑑を持参することを忘れたことに気が付いた。

調書を取ってから、「この内容で間違いありませんね。」と確認をすると
「それ(小さいスタンプ台を示し)に、左手の人差し指を載せて、ここ(赤切符)と、ここ(調書)に指を載せて下さい。」と依頼された。

印鑑持っているか、とは聞かれなかったので、どのみち同じ事だったのかもしれないが(うわー!いよいよ指紋を採られる)と思い、
「これは前科になるのでしょうか」
と訊いたところ、それはない、との事であった。
指を拭く物を探していると、「こうやれば大丈夫です」と、親指の先で人差し指を擦る仕草をしたので、ボクもそれに倣った。
「それじゃあ指定した日に出頭してください」
「あのー、時間は何時でもいいんですか。」
「ああ、時間は、ここに書いてある時間内であればいつでも大丈夫ですよ。これ(赤切符)を受付に提出してください。人によっては8時頃から待っている人もいるようですね。その日に何人待っているかによって待ち時間は変わりますが、順番が回ってきてからは時間はかかりません。出頭後にどうなるかということは、戻ってきた人たちと会っていないので、判りませんが、原付での速度超過程度の罰金になるかもしれません」

時計に目をやると丁度30分経過していた。

「この前は、信号が赤信号であったことと、歩行者が渡り始めていたので危険行為と見なしたんです。私があそこに立っていたのは気が付かなかったのですか。」
「はい」
「歩行者に何か言われませんでしたか。」
「いえ。」
「そうですか。歩行者に怒鳴られたり、場合によっては突き飛ばされたりすることもありますし、わざとぶつかってくる歩行者もいます。そういうトラブルが絶えないので取り締まりの強化をしているんです。でも、何かあれば一方的に自転車の責任になりますよ。」
そして、別れ際に「この一帯は9:00~10:00まで重点的に自転車の取り締まりをしているんです。」
と一言付け加えて戻っていった。
(後編へ続く)

超!簡易的な「センターゲージ」自作(ほぼワンコイン)

緊急事態が解除されたかと思ったら、すかさず、まん延防止法~(「まんぼう」と略すのは良くないとの事)が発令されて、3週間くらい経つが、相変わらず飲食店が20時までの営業になっていたり緊急事態宣言のときと変わらない生活様式で、両者の違いが分からないでいる。
こんな中で、外出をするのも気が引けるが、今日久しぶりに近所にある小規模なホームセンターに行った。月に2回の5%OFFの日でもあるし、雨の予報もずれ込んだこともあって、ちょっと出かけることにした。

カミさんが、ガーデニングの所で品定めをし始めたので、ボクはカー用品や工具のあるコーナーで時間をつぶす。
特に目新しい物も無かったのだけど、センターゲージを自作するために何か適当な棒があればいいな?と思い、改めて見たところ、丁度手頃な長さの棒を売っていた。(写真上参照)

center gauge_hand made

しかも、何と数か所にネジ穴が開いているし、一定間隔で穴が空いている。
クローゼットの中に棚を付けるための支柱であるらしかったが、これぞ求めていたモノ?と値段も税込みで364円と、実験に失敗してもダメージがないので、即購入してしまった。

最後にホイールを組んだのが約1年前(「新規ホイール手組作業!?」20200508参照)それまでにも何組かのホイールを組んでいるが、全てブレーキ目安、そして、スポークテンションの手の感触だけを頼りに組み上げたものにすぎない。

まあ、乗っていて、不都合はないのだが、どの程度センターがずれているか、計ってみることにした。(当然修正が前提)

ここで、センターゲージを知らない方もいると思うので、簡単に言うと、「洋服のハンガーを大きくしたようなイメージで、本当に1本の棒状の工具」なのです。

安い、といっても3000円程度の物は板のようなもので作られていて、5000円以上になると、鍛造の重量感のある安定した製品が手に入る。
中には1万円前後の物まであるのです。

年に何回使うかという代物なので、買う気にはならなかったのです。
実際ハンガーで事足りるのでは?と思うくらいだ。
さて、通常、市販のセンターゲージは“センター部分”にある「ボルト」で高さを調整する物が大半だけど、要は「リムの縁までの距離がハブ軸を中心として、左右均等か」ということが分かればよいので、センターの部分にはあえて何も付けず、縁の部分にボルトを取り付け合わせることにした。

ボルトを通す穴では、リムの両端にうまく合わないので、棚板をつけるために15㎜間隔で空いている楕円形の穴を使う。
家にあるネジ(釘)箱を漁るとこの穴に合う3㎜のボルトが見つかり、しかも長さも長めだ。(8本入りで200円弱だったと思う)

ボルトの長さを固定するためにナットを上下2カ所に取り付ける。

センター部分でこの板を押して固定しながら、ナットを調整しリムの高さに合わせ固定する。(「自作」にもなっていない。)
この微調整に手間が掛かるが頻繁に行う事ではないので妥協する。

反対側のセンターに合わせると、ボルトが浮いてリムに触れない。
約、2mm弱ずれていることが判明したのだ。

作った甲斐があった。
これで十分である。

微妙な9速化その後

昨年の年末に8速のリアディレイラーが壊れて、手元にあった9速のディレイラーに交換したのは1月の頭である。(「ディレーラーをRD-2300から9速用のRD-5500に交換」20210105参照)

その時、“歯飛び”について、言及した。
それは、ディレイラー交換前に舐めていた、ロー側での歯飛びが納まったという物である。

しかし、その後しばらく使用していると、17T,15Tあたりに変速をすると舐めてしまうことが分かった。

17T,15Tといえば結構使用頻度の多いギア数だ。
歯飛びをするので、ここを避けて変速をしていたのだが、ある時、我慢をして歯飛びの状態のまま2,3周クランクを回してやると、派手な歯飛びが納まり、きっちりと回ったのである。

そこて、この時ふと気が付いたのである。

cs6500-9
cs6500-9

「ディレイラーを9速に替えたから8速のカセットだとずれが生じているのでは?(17T,15Tという)中心部分で歯飛びが起こっているから、間違いないはずだ。」
と確信を得て、9速のカセットが取り付けてある、昨年組んだホイール(「新規ホイール手組作業!?」20200508参照)と交換してみた。

すると、この仮説は正しかったらしく、歯飛びをしなくなった。
最初からホイールを変えていればよかったんだけど、本当に外出機会も減っていて気付くのが遅くなっているのである。
(歯飛びをしていた8速のカセットがボロかっただけかもしれないので、真に受けないでください。)

しかも、変速機は8速用の物だけど9段にわたり、何となくだけど変速している。
8Sのカセットに14Tがなく困っていたことも解消されたので、フロント(ディレイラー)が微妙なのはご愛嬌の範囲である。
(参考までに→9速用に変えたのは、リアディレイラーとチェーンそして今回のカセットだけです)

ディレーラーをRD-2300から9速用のRD-5500に交換

新年になりました。今年もよろしくお願いします。

え~。新年早々暗い話題で始まってしまい大変恐縮なのですが、年末にリアディレイラーを壊してしまったので、元旦の朝から交換することになりました。

前回チェーンを変えて(「チェーン交換(魔改造!?)」20201121・20201127参照)から、回転が非常に軽くなり、飛んでいるかの如く調子よく乗っていた罰で、年末に路肩に止まっているトラックの荷台に左のハンドルが触れて落車をしてしまった。
バランスを崩したので体勢を立て直すのを諦めて、「コロリ」と軽く転び、この時期の服装と減速していたおかげで、膝とひじを軽く打っただけで傷を負うことも無く済んだのですが、その後から変速・駆動がおかしくなったのです。

あっ!ハンガー曲がったかな?

と思い、よく確認したけど、ハンガーは無事だ。
クロモリ強し。

しかし、プーリーのホコリ、ゴミがすごくて、変速がおかしくなったのは「このせいかな?」と思ってしまった。

まあ、掃除をしたけど、プーリーの部分が斜めになっているので変速がおかしいままだ。
再度、本体を良く見ると、何と駆動部途中の“はめ込みのピン”がずれて外れているのである。(写真上の赤丸参照)

これを直すのは流石に素人のボクには無理。

力技で嵌め込むこともできるかもしれないが、無駄な抵抗だと思い、家に転がっていた(本当に転がしていたら捨てられているが…)9速用のディレイラ―に付け替えたわけです。

一昔前(いや、二昔前か)の物といえど一応シマノの5000番台・105グレードなので3段階上の物となってしまう。(写真下)

勿体ないな、と思ったが、壊れてしまった物と同じ2000番台の8Sのディレーラーを新規に買うのも2000円程度かかってしまうし、前回チェーンを9Sの物と交換したので、取り付けてみた。

交換するには、チェーンを外さなければならない。

ミッシングリンク用の取り外し工具がまだ手元にないのだが、とあるブログに「手の指で押し込めば外れる」という情報があり、汚れた指の先と外れている状態のミッシングリンクの写真が添えられていたので、実践することにした。

ところが、ひ弱なボクの指の先ではビクともしない。

そこで結局チェーンカッターで切断した。(ミッシングリンクの意味なし)

ディレーラー交換
ディレーラー交換

ディレーラーを交換をして、寸止めで外してあったチェーンを再び繋ぐ。

繋いだ部分の動きが硬かったので焦ってしまったが、反対側からピンを押し微調整をしていくとスムーズに動くようになった。
折角インナーワイヤーを外したので、アウターをずらして普段アウターに隠れている部分をウエスで拭いてグリスを薄く塗ってからディレイラーへインナーを通す。

インナーのたるみを取ってやると、変速がスパスパと決まった。

そして、実走。
なんと、前回問題になった“歯飛び”が少しだけ解消されたのである。

一番ロー側の25Tでは相変わらず派手に歯飛びする。

しかし、その下の23T、21Tではあまり気にならないレベルになってくれた。
もしかしたら、以前から今回交換した2000番台のディレーラー本体に目視ではわからない「ズレ」があって、ディレーラー本体の精度が落ちていたのか、今回の5000番台の精度が良いのか、と言ったところで、ハッキリとした原因はボクには分からないのである。

ヘビーデューティーなタイヤチューブを買ってみました

このブログをよく読んでくれている方はご存じだと思うが、僕は自転車での移動を好んでしている。

何といっても、“絶対座れる”。
ずーっと座っていられるわけです。
そして、電車やバスと違って不快な身体接触もない。
ドア・ツー・ドアで、時間が無駄なく使えるという利点がある。

たまにはパンクをするけど、その場でチューブ交換作業をするにしても10分程度で済み、電車での乗り換えを失敗した時と同じ程度の時間ロスとなっている。

そうはいっても、パンクをしないことに越したことはない。

以前にも書いたように、僕はずーっとパナのツーキニストを使用している。
他のタイヤだったら明らかにOUTだと思われるシーンにも打ち勝ってくれた。

そして、リムフラップの方も2重に入れるなど万全である。
ところが、先週(忘れもしない12/2)、小雨が降っている中、性懲りもなく走っていると渋谷のガード下を抜け「ミュージックK」さんあたりから後輪に違和感が襲う。

最初は舗装が荒れている部分なのかな?という感じである。

だけど、舗装も綺麗になったばかりの場所だ。

パンクの規模が非常に小さく結構踏ん張ってくれたけど、セルリアンタワーを過ぎたあたりで抜け切ってしまった。
丁度、傍にタワーパーキングがあったので、その軒下を借りてチューブを交換して帰宅したのです。

最近は結構舗装が綺麗になっているからリム打ちの心配はないと、気が緩んでいたのですが、リム打ち以外の普通のいわゆるパンクって、経験則から“小雨”“雨上がり”の時に多く遭遇するのである。

ドライの環境であれば、異物はタイヤがはじいてくれるし、雨がしっかり降っていれば、その雨で流してくれるから、小雨の環境は気を付けなければいけない。
今回は現場が「坂の一番下=谷底」だったから、いろんな異物が雨で流されてきて溜まっていたのかもしれない。
1年ぐらい前にも雨上がりの道で、乗降のためのタクシーに幅寄せされて路肩に落ちていた何かの破片(縦2ミリ程度・横1ミリくらいの楕円形の物)が前輪に、くっ付いたので、慌てて減速したが、前輪が2回転・3回転と無情にも回転し(その都度、その異物が目印になった)異物はタイヤに埋め込まれ、停止と同時にタイヤを突き破ってしまったのである。
(タイヤにも同じ大きさの穴が綺麗に開いてしまったので、交換することになった。)
そんな経験もあり、更にチューブが強化できれば、と思い何気なくチューブのコーナーを見ていると今回購入したタイオガの厚さ1.2mmのチューブを見つけた。

通常のチューブは大体0.8mmだから1.5倍だ。
値段も1.5倍近くする。

この商品をWEBで紹介している所は大抵、写真にあるように、大きい箱と通常の箱が並べられて撮影されたものが商品写真として載せてある。

買う前は何で2つ写しているんだろう???

と不思議だったけど、届いて、その意味が分かった。
開けて箱から出してみると大迫力である。
通常サイズと比較すると一目瞭然。

迫力があるはずで、カタログデータの厚さ1.2mmは片側の事だから折りたたむと、倍の2.4mmになる。
いや、これは単純な計算の結果なので実際はもっとあるように見える。
ノギスで計ると写真の状態で実に4.00mmであった。(写真下参照)

タイオガ TIOGA Inner Tube チューブ
タイオガ TIOGA Inner Tube チューブ

重さは実測で何と134gだ(25~32。ナット、キャップを除く)。
いつも使っている同メーカーのチューブ(28~32C)は123g(同上)
(ボクは25mmのタイヤを使っているが、18-25規格だと伸びきった状態になって薄くなってしまうと考え、敢えて大きめの28-32を使ったりしています。)
いずれもバルブは48mmです

あれ?
0.8mmのチューブは25でなくて28と少し太いからサイズ的に若干不利な部分はあるが、10gくらいしか違わない。

インストールとかスムーズにできるのであれば今後も使っていこうかな。
下記はこのチューブの情報が必要な方のために載せておきます。

<検索用>タイオガ TIOGA Inner Tube チューブ 極厚
French Valve TIT14703 700 x 25~32C 25/32-622 48mm 1.2mm

チェーン交換(魔改造!?)下(取付編)

久々の3連休であった。
10月の3連休が体育の日が移動したことによるイレギュラー日程で、今年はなくなった。
(来年もかな?)
おかげで、晴れの特異日であった、かつての体育の日(10・10)がへそを曲げてしまったため、確か天気が悪かった記憶がある。(台風が来たけど逸れた時だったか?)

話題休閑
今回は予告通り、この連休の谷間の日曜日に、いよいよ取り付け作業を行なった。

まず、室内で前回(「チェーン交換(魔改造!?)上(準備編)」20201120参照)購入した、送料込み530円のチェーンカッター(最近はチェーン切とは言わないようだ。)で、新しく交換する「INTREPID」のコマを詰める作業をした。
そして、自転車を引っ張り出し、チェーンを切る作業に入る。

実は、どうせ交換するからと言うことで、ここの所ディグリーザーも省略していたので、とんでもなく汚い。

伸びきっていることも分かり切っているので、交換した古いチェーンの写真は割愛します。
ここで前回のヤな予感が的中!
精度が悪く、古いチェーンを切るのに、10分近く格闘してしまった。
チェーンの中心にあてがうのにも苦労をしたが、それ以上に、ハンドルを回すとずれてしまい、ピンの中心にカッターの“刃”がうまく嵌らないのである。
ハンドルの反対側にアジャスターが付いている(前回写真参照、ハンドルと反対側の黒いネジ。以前使っていた物には付いていなかったので写真を見た時に何か分からなかった。)
このアジャスターの中心は出っ張っていてスプリングが内蔵されている。

これが結構強いスプリングで、力を入れて押し込むと奥に入っていく。

左手でチェーン切を握るのだけど細くて力が入らない。
そのため、チェーンの厚みに合わせてハンドルを回し、ピンが少し押し出される度にアジャスターを緩めていった。

ピンを抜く途中で、曲がったり折れたりして、うまく動かなくなったらと思うと怖かったが、丁寧に時間をかけてチェーンを切ることが出来た。

前回の予告通り使い捨てにします。
まさしく“安物買いの銭失い”です。
これを間違えて捨ててくれればいいのに。(準備編参照)

チェーンがなくなったところで、パーツクリーナーを使い、クランク、スプロケット、ディレイラー周りを綺麗にする。
そして、いよいよ6月に入手済みの「INTREPID」の登場だ。

ミッシングリンク取付
ミッシングリンク取付

事前にリンク数を合わせてあるので、取付は簡単だ。

チェーンを新しくするときは、最初についているグリスを一旦すべてディグリーザーで除去してからチェーンオイルを差すのが一番いいと思うのだけど、ボクはウェスでふき取るだけだ。

そうしておいてチェーンを一番たるむ状態になるインナー×トップに引っ掛けてやり、左右のチェーンにミッシングリンクのピンを嵌めてからミッシングリンクの内側にある大きめの穴に入れる。
すると一瞬で繋がったのである。
外すときは一応専門の工具で、左右からこのピンを逆に押し込んでやればピンより大きな穴の所で外れるという仕組みのようだ。
これには甚く感動をしてしまった。
コネクトピンタイプだったら、精度の悪いカッターのせいで、取付にかなり苦労(若しくは断念)したことであろう。

ミッシングリンク恐るべし。

取付が終わってから、回転させると残っていた汚れが付いてしまったので、再度、パーツクリーナーを吹きかけた。
これでグリスも落ちただろうか。
前回の記事(「チェーン交換(魔改造!?)上(準備編)」20201121参照)を書き始めて、まだ「INTREPID」のチェーンがオークションに在庫があるかな、と思って見たら、まだ売っていた(便利なので、予備用に安く落札したい)。
取り付けてから、近所を試走したところチェーンが新しくなったということもあり、回転、変速が快適になった。

しかし、火曜日(11/24)に、都心部を走ったところ、上り坂でローギアにしたらリアが舐めて(歯飛びして)しまった。

このバイクは12・13・15・17・19・21・23・25Tの8Sのカセットなんだけど、インナーに落とし、トルクを掛けると19Tよりロー側だと舐めてしまうようになってしまった。
アウターだと、ぎりぎり21Tという所だ。
まあ、フロント34Tなので、これでも都心部では十分であるし、もともと14Tが無くて(15Tで回転が上がってギアを上げると一気に重くなってしまい不便)13-23に交換しようかと思案していたので、折を見て(また先送りか?)交換したいと思う。
しかしあれですね。
ボクみたいに、プーリーがなくなるというアクシデントで止む無くチェーン同士が「ゴリゴリ(ガリガリ?)」干渉するという事態になってしまったならまだしも(「プーリーが飛んだ?」20200604参照)、先日、ご法度の「インナー×トップ」状態でディレイラーのプーリ付近でゴリゴリとチェーンを擦りながら走行していた強者が先行していたのを目撃した時は参った。

思わず「インナー×トップってチェーン干渉するっけ?」と思い、目的地に着いてから実験してしまった。

今回交換することになった、延び切っているチェーンでさえも「インナー×トップ」でチェーンが干渉することはなかったので、「リンク数を間違えて付けたのかなぁ」と信じられない思いをした。

とにかく、人のことは言えないけど、チェーンが錆び切ってキコキコと音が鳴っているまま乗ってたりと、無頓着な人が多すぎる、と感じることが多い日々を送っています。

チェーン交換(魔改造!?)上(準備編)

夏の間はバックパックを背負っていると大変暑すぎるので、キャリア付きのクロスバイクをメインに使っている。(逆に冬場はバックパックのが背中が温かい。)
バックパックをフロントのキャリアに載せて、ベルトをハンドルに挟み片手で持てば背中が快適である。
そして、11月を迎えるころに涼しくなったので問題(「プーリーが飛んだ?」20200604参照)のバイクに久しぶりに乗り始めたのですが、先週末(忘れもしない11月14日)、変速時にトラブルも起きたので、文字通り待ったなしの状態になってしまった。
先送りにしていたチェーン交換にやっと着手したのです。
(先送りをせざるを得なかった理由はこの後判明します。)
(ここからは6月頃の出来事です。)
今回交換するのはシマノ2000番台の8Sコンポだ。

早速8Sチェーンを物色する。

デフォルトではHG40がアッセンブルされていたけど、折角だから少しグレードアップしたいと思いググっていると、“8sコンポで9sのチェーンを使うと良い”という意見がちらほらと散見された。

チェーンはやっぱりシマノが良いようだけど、ボクが使っている9s対応だと前回買ったHG-53が候補に挙がる。(「ウン万キロ走行での自転車チェーン交換」20180916参照)
しかし、今回は8S⇒9Sという冒険も始めるので別の物を探す。

HG93が、なかなか良いということも分かったがヤフオクを見ていると、シマノ互換で「INTREPID」という物を見つけた。

どんなものかと、調べてみるとチェーンをつなげるのにコネクトピンではなく「ミッシングリンク」という物を使う方式である。

これもいろいろと調べて行くと、カセットやディレイラーを掃除する際にチェーンを手軽に外せるし、3回くらいは使いまわしができる優れモノであるということが分かった。
そして、このミッシングリンクなるものも、結構なお値段がするようで、これを一つ付けて出品しているものを、ここの所良く使うストアで何度か入札して落札した。
(落札してから調べたら、このショップがR天で売っている値段とさほど変わらなかった。)

INTREPID9sチェーン
INTREPID9sチェーン

チェーン本体が届いたので、交換作業に入ろうとした。
しかし、事件が勃発(先送りになってしまった原因)したのです。

チェーンが届いたら、すぐに使うと思い(まだ、6月のことです)、ツールボックスに仕舞わずに、コンビニの小さめのレジ袋にチェーン切り一式を入れ、階段の端に置いておいたところ、丁度コロナによる自宅学習で家の片づけを「カミさん」から命じられていた娘が、捨ててしまっていたのである。

玄関周りには他の工具も散らばっていたが、流石にドライバーやプライヤーなどの一般的な工具は「工具」と認識したようで無事だったけど、知らない人から見たら「チェーン切り」なんて、何かが壊れた半端な部品程度にしか認識しないんだろうな。(見たことがない方は写真参照して下さい)

しかもご丁寧なことに、未使用の小袋入りシマノ9sコネクトピンも2本入れてあったので、Wでショックが襲う。

まあ、チェーン切りもノーブラの安物だし、気を取り直して購入することにする。

安物のツールセットに組み込まれていた物だけど、どうせなら元の位置に収まる物がいい。

なんてことを思っているうちに、別のバイクがメインになる夏になってしまったのです。

(現在に戻ります)

気を取り直してチェーンカッターを再度物色する。(まだ買っていなかった。)

ツールセットを購入したショップのサイトでは品切れになっている。
M太郎で似たようなものを見つけたけど、ネットでは送料が結構なお値段になり、送料無料になる金額まで別の物を追加で買うのも無駄なので、パスをした。
そして、ふとヤフオクで検索をすると、「チェーン切り」では見つからなかったが、「チェーンカッター」で検索しなおすと、送料込みで即決500円程度の業者が2社ヒットしたのである。

どちらも同じ物のようで6~10速対応の鋼製とあった。
どうせ、1年に1回使うかどうかなので、使い捨ての感覚だ。
チェーンカッターがオークションの出品者は月曜日に「ゆうパケット」で送ったと連絡をしてくれたので、水曜日には届くだろう、と思っていたけど木曜日を過ぎても届かず、昨日無事?に届いた。(写真参照)
ビニールのパックに入れただけで封筒に入っているだけで、かなりチープである。
ちょっと不安がよぎるが、この連休を利用して(明日には)交換する予定です。

自転車のペダルを新調しました!

ずいぶん前に自転車でこけた際(「フロントハブ交換」20200224参照)、愛用していた“Dixna 48ペダル”のシャフトがズレたみたいで回転が悪くなってしまっていた。

直そうと試みたものの、ねじ類が一切使われていない密閉状態でこじ開けることもできない。
試してみたけど、ボク程度のDIY初心者レベルでは手も足も出ず、怪我をしても元も子もない、と諦めたのである。

しょうがないので、サブに用意してあったシマノの両面タイプ(「自転車の「ペダル」」20180617参照)で過ごしながら、「やっぱりディズナがいいかな」と物色をしていた。

しかし、ヤフオクでアラートもかけてたけど、このペダルは見つからず、やむなく新型(と言っても、2015年ごろからある)を購入したのです。
やむなく、と記した大きな理由は色が黒になっていたからで、最近のパーツは黒が流行っているけど、クリートと擦れて色が剥げたらやだな、と思ったからである。
壊れてしまったシルバーのペダルはY’sさんのリアル店舗で取り寄せてもらい6000円くらい(定価+税)だった。
まあこれでもシマノの物と比べると倍くらいの結構なお値段でかなり戸惑ったのだが、今回の「ロードトリップ48シールドペダル」は定価だと税込みで9000円位となっていて、更にハードルが高くなってしまった。
そんな中、自転車専門店ではないが、ヤフーのショッピングで送料・税込みで最安値を見つけたので、ポイントがお得になる5のつく日を待って注文した。

最安値のショップなので取り寄せ方式をとっており、日数がかかるという事だったけど、別に急いでいる訳でもないのでお願いした。
もうすでに製造もしていないと思われるので、在庫があるか不安だったが翌日に入荷及び出荷予定日のメールが来た。

メールが来てから、ちょうど一週間後に届いた。
思っていたより、かなり小さい封筒で届いたので開けてみると、箱に入っておらず商品のブリスターの両面に結束バンドでくくられていた。
そして、シマノ互換のクリートも当然ながら付属していたので、またシューズが欲しくなってしまった。

ロードトリップ48シールドペダル
ロードトリップ48シールドペダル

取り付けてみました。

パッケージの裏側が写らないので、裏にあったL側を先に取り付けて、シャッターを押す。(写真参照)

このペダルはペダルレンチには対応しておらず、六角レンチのみである。

ペダルを取り付けた後にレンチが外れにくくなり、対応しているうちにチェーンに手が触れて手が汚れてしまった。

その後試乗、クリートを内側に寄せ(靴は外側)たが、やはり靴がクランクに触れる。

思いっきりずらせば触れないのだろうけど、それでは意味がないように思えたので、微調整しながら乗ってみる。

このペダルの“売り”は「シールドベアリングで回転がスムーズ」という事なんだけど、ハッキリ言って他のペダルとの差は分からないのです。

そして、靴によってデザイン・形状が異なるので、所有している靴ごとにクリートの位置調整をしなければいけなくなった。

暫くは微調整で忙しくなりそうです。

渋谷付近の舗装が綺麗になっていた!

前回、「過ごしやすくなった」と書いたのだが、微妙に暑く感じる日もあったりして、着るものに困っている。
まあ長袖を着れば、腕まくりすれば調整できるんだけど、今日は半袖で出掛けてしまった。
こういう時は体調に注意しなければいけない。
特に今回は“コロナ騒動”でちょっとした咳やクシャミ、鼻水をすすることさえ憚れるのである。
コロナといえば自分の周りではまだ罹った人はいない。
というか罹ったという話は耳に入ってこない。
しかし、多くの人は軽症(軽いかぜのような症状?)や、あろうことに無症状の人も結構いるらしい。
だからみんなマスクをしているんだけど、僕もすでに、罹っていてもおかしくはないのである。

渋谷の舗装
渋谷の舗装

本題に入りますと、今日は、久しぶりに渋谷方面に向かい、「南平台」の信号を越えて坂を降り始めると、何だかタイヤの回転がスムーズで、「あっ、舗装が綺麗になった!」と気付いたので、速度を落とし適当にシャッターを切ったのです。
(その中の一枚が結構いい感じだったので載せておきます。動きながらだったので、もっとブレているかと思った。)

路面に書いてある文字も下書き状態でまだ工事してから日が浅い様だった。

しかし!
気分よく下っていくと駅前(一番下ったとこ)が、ガタガタのままだ。

その先のガード下は綺麗になっていた。

実は、この辺りで過去に2~3回リム打ちの刑!にあっているのです。
しょうがないのでガード下を抜けた釣具屋さんの前あたりで、チューブ交換をしたものです。

最近は家で十分な圧まで空気を補充することが出来ているけど、ガタガタ道は恐怖でしかない。
しかも、パナのツーキニストは元来非常に硬いところへ持って来て、6気圧入れているから振動がダイレクトに伝わってきて、手首が痛くなる。

その先の渋谷警察のあたりも綺麗に舗装されていて、波打っていたところも補修してあり、通りやすくなっていた。

帰り(セルリアンタワー側の上り坂だけど下り方向?)はガタガタのままだ。
(山手通り周辺は少し前に綺麗になったのでよかった。でも、3月にリム打ちをしたのでもう少し早くに舗装して欲しいところだ。)

いや、その前のミュージックKEYのビルの前あたり(「渋谷南口が、すっかり更地!だと思ったら工事始まっていた」20190724参照)は、まだ再開発の工事真っ只中で、段差が激しく、代官山方面に向かう車は漏れなく底を擦っているのである。

この辺りが綺麗になるころには、また、どこかガタガタになっていくのでしょうね。

(追記)
昨夜、久しぶりに通ったところ、下り方面の舗装が綺麗になっていました!
ガード下(ミュージックKさんが見える信号のあたり)からセルリアンタワーの前あたりまで、一番左だけだったかも、ですがバス停のとこのタイヤの窪みもなく走りやすくなっていました。
改修有難うございます。

20201028

サドル③

晩は涼しくなり少し過ごしやすくなってきました。
夏の疲れが出てきたようです。(また、更新できていない事に対する言い訳)

前回購入して使用してきたサドル(サドル②20161224参照)の縫い目(本体の皮の部分と後ろの布とのつなぎ部分)が擦れてきた。
僕は、普段メインで2台のバイクを乗り換えている。
そして、たまたまなのだが、この2台のシートポストが「カロイ」の全く同じ型番だったので、乗り換える際にはサドルバック共々シートポストごと付け替えるのである。
そういうことで、丸々3年ちょっと使って来れたと言える。

もう少しで破れそうだな、と思いながら、さらによく見ると、サイドのホチキスも外れていたので、猶予もなく、またもや「ヤフオク」を頼りに探してしまった。

出来るだけ安く手に入れたいのはやまやまだけど、何といってもあまり時間に余裕がない。
人気がなさそうな、今回のサドルに狙いを定め入札をした。

本体は1000円を切って落札できたのだけど、送料が900円余りで本体とほぼ同額である。

前から思うのだけど、送料は本体の1~2割程度で済むのが理想だ。

本体と同額というのはなんか腑に落ちない。
ということで、2つ買えればいいのだけど、無理に高値で2つ目を買っても仕方がない。
うまくできているのだ。

saddle canonデール純正
saddle canonデール純正

今回落札し入手したのは、何の縁もゆかりもないが「CANNONDALE純正」のサドル。

デザインはともかく、オーソドックスな形状だ。

入札してからどんなものかと思いWebで検索するが、写真と同じモデルはヒットしない。

届いてから商品の裏を見ると製造日が12年とあった。

週末に早速取り付け乗ってみた。
見た目より、かなり肉厚である。

月曜日に気分よく出かけ、帰り道に数分走行したところで、「ガクン」とサドルが後方に下がってしまった。
トライアルバイクのサドルのようになってしまい(暗い夜道だったので見た目ではわからない角度だったが)、おかしなライディングポジションのまま帰宅した。

翌日明るい中で見ると、見事に角度が後ろにずれていたので、矯正する。
気分よく乗っていたら、またしても後ろが下に「グググッ」と落ちてしまった。

もともと、後方寄りへセットアップしているので、後ろに力がかかりやすいのだろう。

その翌日(昨日ですね)またしても、グッと下がってしまったので、基準を超えていると思えるトルクで締め付けした。

やっと今日は落ち着いたようだ。
しかし、これまでこのような現象が頻繁したのは初めてだ。

1~2年で交換することが分かっているのだから、早めに準備していくことを誓ったのであった