第一話 プロローグ
「丁技術中尉!システムのインストール完了しました!」
月面都市グラナダにあるアナハイム・エレクトロニクス社のモビルスーツ開発部門,
その格納庫で丁・太楼はコックピット内で作業していたシステムエンジニアの報告に,
無言のまま軽く手を振って応えた。
「ネオ・ジオンにまだこれほどのMSを建造する技術があったとはな・・・」
丁は通常の倍以上の圧迫感を与えるMSを見上げながら独り言をこぼした。
「しかし・・・」
憎々しげに腕部の装飾を睨みつつ思った。
ネオジオンの数度の反乱後,アナハイム社には吸収合併したジオニック社やツィマッド社のエンジニアが,
その独自の技術と情報を盾に重要な部署,そしてポストに幾人かが就いていた。
このMSの解析,再構築に協力を要請した時も,
その契約書には「エンブレム」を再現する,
との一文があった。
前回同様,丁の任務はニュータイプ専用MSの分析であったが,
連邦軍に軍籍を置いていたジュピトリス製の機体の場合とは違い,
今回はネオ・ジオン由来の機体だ。
研究者の立場からは興味はそそられるものの,
連邦の士官としての立場では「エンブレム」に拘る元ジオンの技術者の心境は到底理解出来なかった。
「それよりもだ!なんなんだ,このカラーリングのオーダーは?あの人はまた!」
つい声を荒げた時に,コックピットから降りてきたエンジニアが問いかけた?
「中尉はこのMSに乗るパイロットをご存じなんですか?」
白亜の機体色に紅い動力パイプの巨体を見上げながら丁は吐き捨てるように言った。
「知らん!上からは何も知らされていないがな・・・こんな色のMSに乗りたがる男も一人しか知らん!」
~つづく~
この物語はフィクションです。
登場する人物,団体は元ネタが容易に想像つくかも知れませんが関係ありません。
ただし当ブログに名前を連ねた方はご注意ください。
ですが関係ありません。
「機動の戦士 第一話」
おおー、ついに二作目開始ですか!
楽しみにしてますよ!
前の記事の消火栓、なつかしー
>まどとしさん
またまたキャストとガンプラ提供お願いしますね。
ちょっと現実から逃げてます♪
おおっヽ(^o^)丿
いよいよ続編ですね♪
艦長はいなくなっちゃったけど、待ってましたよん♡
続き、機体してまーす(^-^)
あ。
期待だ(爆)
ミライ大尉、続編待ってました(^^)
北海道に戻ってきて続編がアップされてて、夢中で読みました。やっぱりガンダムの世界って惹かれます。
>ユリコさん
機体しててください♪
先行でロールアウトしたMS見せたさに
思わず書いちゃったので,
2話以降はもう少し後になるかと・・・
>roseさん
またこの世界に戻ってきてしまいました。
出演,よろしくです♪
今回はTさんが昇進してます。