ひきこもりスタート♪


本格的に雪が降ってきたので,
そろそろ引き篭もり生活の準備を。
自転車で引き篭もろうと思ったらローラー台が欠品で入手できず,
何故か替わりに“バンダイのプラモデル”を大人買いしてしまいました(笑)
クリスマスシーズンで安くなってたのでツイ・・・
元々持ってた未着手の2機+4箱です。
タマにはこんな冬の過ごし方も良いかな。
あ,休日は滑りに行きますからね!

真心を君に


真心ブラザーズを観てきました。
結成20周年で作ったベストアルバムのツアーだそうで。
いつもは直情型の初期衝動がハジけてるライブを観ることが多いボクですが,
今日のはエンターテイメント性の高い,大人の空間でしたね。
吉田拓郎の伝承者的な楽曲や,
ストレートに愛を唄った曲,
アイロニー溢れる風刺の効いた作品と
ヴァラエティ溢れるステージは20年分の重みがありましたね。
ボクにとって,真心ブラザーズは複雑な想い出が絡むバンドで,
思うところは沢山あったのですが,楽しかったです。
今朝は口いっぱいに「ちんすこう」をほおばる夢を見て起床して
やや不幸な始まりでしたが,夜にはシアワセな気分になれました。
久しぶりに日記を書く気力も湧いたしね。
それではオヤスミナサイ。

機動の戦士 第十三話 ~解脱~


ズゴックEの放ったビームがTHE-Oの前面で爆炎に変った。
「当たった!」
しかしそれはビームライフルを直撃した爆発で,機体自身にはそれほどのダメージはなかった。
飛び道具を失ったミライは両腕と二つの隠し腕にビームサーベルを装備し,
近接戦闘モードのプログラムを走らせた。
とは言ってもミライの意識は既に無く,
THE-Oのシステムがそうさせているのだったが。
ローズはそれと知らず,とどめを刺すべく白いMSに近づいて行った。
その時,2機のMSの間を,カラフルな機体が通過して行き,
ローズの注意が奪われた。
二人の中尉の乗った戦闘機は攻撃する能力を持たなかった。
そのため,戦いの思惟もまた持っておらず,THE-Oのサイコミュは彼らを感知しなかった。
無意識のままに戦闘を強いられているミライには気づく術さえなかった。
ローズのデータベースには目の前に突然現れた機体の情報は無かった。
この予期せぬ出来事は,ほんのわずかではあったが
半ば有機コンピュータと化した大脳の処理能力を遅滞させてしまっていた。
トドマーとネコサーマは二つの巨大な人型の間をすり抜け,
両機にはかすりもせぬまま海原に落ちていった。
しかしながらこの二人の行動は,結果的にミライに,
否,THE-Oに有利に働いた。
そしてローズには致命的なミスをさせることになった。
「いない!?」
見失った?戦闘中に呆けていたのか私は?
ズゴックEのコックピット内にアラートが鳴り響く。『敵は後ろ』だと。
ローズの一瞬の虚をついて,THE-Oはその機体を移動させていた。
「・・・これで・・・終わるのか・・・」
かすかに残ったミライの意識で感じられることは,これが精一杯だった。
すでに感覚の無くなった両手に握ったレバーを動かした時,
THE-Oの装甲を通して,ミライの心の中にある景色が膨らんで見えた。
ゆっくりとした時が流れる音の無い白い闇の中,誰かが話しかけてくる声が聞こえる。
ココは何処だ?
まだ子供だった頃の私?
大佐と初めて逢った時・・・
「お前は何番目だ?」
ク・マオーは軍施設にはおよそ似つかわしくない少女に声をかけた。
少女は猫の額ほどの花壇に咲いた薔薇の花から視線を動かさずに,
小さいがはっきりと判る声で返答した。
「7番目。」
小惑星基地「アクシズ」内のニュータイプ研究機関に配属されてから,
マオーは同じ容姿を持つ少女を何人も見ている。
ここでは第二世代のクローン型強化人間の計画が進行していると聞かされてはいたが,
詳細な説明はされてはいない。
それは彼も被験者の一人であったからだ。
「その花,好きなのか?」
今度は声に出さず,少女は頷くだけだった。
「旧世紀の音楽にな,ブルースってのがあるんだ。7thコードってのはブルースに使われるカッコいいコードなんだぜ。」
唐突に変った話題を理解できず,少女はマオーの顔を不思議そうに見上げた。
その少女の目を見つめながらマオーは言った。
「今日からお前の名前は“ローズ・セブンスコード”だ。」
生まれてから一度も音楽を聴いたことがない彼女にとって,
和音など知る由もなかったが,彼女は心の中でその名を反芻した。
「私は・・・ローズ・・セブンスコード・・・」
ローズ・セブンスコードはその瞬間に生まれた。
7thコードは三和音の中に根音から7番目の,本来なら不響である音を入れることによって
より良い響きを持たせた四和音だと,ローズは随分あとになってから知った。
“7番目の不響音”
なんて自分にぴったりな名前なんだろう。
それでも不響和音にはならずに,音楽として,和音として成立しているセブンスコード。
生命の繋がりのシステムに入ることができない自分の立ち位置に思いを馳せ,
それでも世界を構築できるということに気付かせてくれた名前。
その名前を得たと同時に“自我”を得ていたことに改めて気がついた。
また,自我をくれた男に特別な想いを抱き始めていたことにも。
爆発するコックピットの中で
ローズは光に飲み込まれ,消えていった。

つづく
第十二話← →第十四話
この物語はフィクションです。
登場する人物,団体は元ネタが容易に想像つくかも知れませんが関係ありません。
当ブログに名前を連ねた方はご注意ください。
ですが関係ありません。
最後のバラの写真はフリー素材です。
残念ながらボクの作品ではありません・・・

機動の戦士 第十二話 ~消耗~


「私も出ることになるとはな・・・」
ク・マオーは待機していた深紅の機体のコックピット内で独り言ち,
静かにその両の瞼を開けた。
「ナイチンゲールⅡ,出るぞ!」
大型潜水艦「マッドアングラー」から出撃したMSはまっすぐ曇天に向かって上昇した後,
弧を描いて陸地に向かって飛翔した。

ミライは朦朧とした意識のまま戦っていた。
対する敵はニュータイプ,もしくは強化人間であろうことは理解していたが,
もうそんなことはどうでもよかった。
敵の思惟が機体を通じて自分の中に入ってくる。
それはとてもシンプルであったが機械的で莫大な情報量を持ち,
その感覚はミライのシナプスを焼き尽くすような熱を帯びていた。
しかしTHE-Oの機体,そのシステム自身は,ミライの本能である生存欲求に直接働きかけていた。
『生くるなら戦え!』

高度な演算能力を遥かに上回る得体の知れないモノとの対峙に,ローズも焦燥していた。
「コイツっ!なんで・・・・なんでだよっ!?」
冷静さを失ってはいたが,それでも自らの能力をフルに稼動させ,目の前の脅威に立ち向かっていた。
「ファンネルさえ!ファンネルさえあればこんなヤツ!」
旧型の中古MSに搭乗している自分が呪わしかった。
「ハマーン様のキュベレイさえあれば!」
ローズ自身は気が付かなかったが,その両眼からは悔しさのあまり涙さえこぼれていた。

「ホントに飛んだな!トドマー中尉!」
「なんだよ!飛ぶと思ってたんじゃないのか!?」
二人の中尉は瓦礫に半分埋まっていた,歴史の闇に消えかけていた兵器で空に飛びだした。
「ネコサーマ中尉,武器の類は使えないぞ!エネルギーが足りない。」
「なんだって!?どうすんだよ!」
複座ではないコックピットに男二人が詰まっている姿はとても滑稽に見えた。
しかし現代の操縦システムに慣れた二人は旧世代の機体の操縦法など知る由もなく,
機器類をいじってるうちにエンジンに火が入り,二人の意思とは反して“出撃”してしまった。
「とりあえず・・・戦場に向かえ!」
トドマーは自分のヒザの上に乗っているネコサーマに言った。
「了解!トドマー中尉,スロットルペダルを踏み込め!」
ネコサーマは「二人羽織」という旧世紀の演芸をネット配信の画像で観たことを思い出し,
独り噴き出して笑った。
「どうした?なにが可笑しい?」
尋ねるトドマーにネコサーマは応えた。
「なんでもねぇよ!生きて還れたら二人でやりたいことを思いついただけだ!」
あと7日あまりで今年が終わることをネコサーマは思い出し,
ドック基地で催されるニューイヤーを祝う酒宴に,尻の下にいる男と行きたいと思った。
~つづく~
第十一話← →第十三話
この物語はフィクションです。
登場する人物,団体は元ネタが容易に想像つくかも知れませんが関係ありません。
当ブログに名前を連ねた方はご注意ください。
ですが関係ありません。
模型提供:まどとし氏
ベリーサンキュウ!

福利厚生


職場の行事で小樽に行ってきました。
旧世紀の言葉で言うところの「慰安旅行」ってヤツです♪
生憎の雨でしたが,小樽に来たら行きたいお店,
「なると」さん。
冒頭の若鶏定食は食べきるのに一苦労!
それはそれはボリュウミィな定食でしたが,
ウマかったです♪

おたる水族館でイルカショーも観ました。

こんなジャンプとか見せつけられたら血が騒ぎますな。
なんかスノーボードやりたくなりませんか???

機動の戦士 第十一話 ~救援~


「貴様,何者だ?」
ユリコは事情を知り過ぎている少尉を問い詰めた。
丁少尉はTHE-Oがモンベツに配備されるとともに
月面のグラナダ基地から配置転換されてきた新任士官であった。
「・・・私は・・・」
床を見つめていた目を艦長に向けなおし,丁は言った。
「私はアナハイム・エレクトロニクス社に出向していた技術少尉でありました。」
彼は,ニュータイプ専用機であるTHE-Oのサイコミュシステムの解析に携わっており,
実使用時の試験データを採取するためにTHE-Oとともに着任したという。
「ミライ大尉はGMで大気圏突入して生還したでしょう?上層部はそこに目をつけたんです。」
先の戦争中,ミライは成層圏近くの戦闘で地球の引力に捕まったものの,
GM単機で大気圏を突破した。
これを軍上層部はミライのこの危機回避能力をニュータイプ的能力の発動の可能性があるとし,
監視下に置くためにそのまま宇宙軍から地上軍へと異例の転属命令を出したのだという。
「その情報は最高クラスの軍事機密と見るが,いいのだな?」
艦長の質問に,丁少尉は力強く頷いた。
「釜に火をくべろ!モンベツ,発進する!」
「モンベツ!発進!」
丁は艦長の命令を復唱しながら,
我ながら馬鹿なことをしていると内心自嘲した。
そして地球に降り立ったばかりのことを思い出していた。
「MTBって乗り物知ってるか?」
独り,基地の食堂で食事をしている時,ふいに声をかけられた。
着任してまだ1週間も経っていない頃だったろうか?
あまりの馴れ馴れしさに警戒心さえ抱いたものだ。
無遠慮に向かいに座った男の顔を見ず,階級章に目をやりながら丁は応えた。
「いいえ,知りません大尉。」
「なんでも荒地を走るための自転車らしいぜ。」
荒地?そう言われても丁にはピンと来ない。
「荒地ってなんです?」
「俺もコロニー育ちで知らなかったんだが,地球には自然のままの地形があるんだってよ。」
丁も目の前に座っている男も宇宙生まれの宇宙育ちだった。
人工的に作られた街に自然の地形は無く,全てが作られた景観だ。
しかし地球には人の手が入っていない土地があり,
そこに行くためには自分自身の力を使わなければいけないらしい。
「今度の休みに行ってみないか?」
それが丁とミライの出会いだった。
千歳基地の南にある湖までの輪行は,
スペースノイドの二人には地獄の苦しみを味わっているようであった。
しかしそこで見た景色は,
丁にとって忘れられないものになっていた。
「あの直後は二度と行かないって思ってたハズなのにな・・・」

~つづく~
第十話← →第十二話
この物語はフィクションです。
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模型提供:ひゅうん@ミライの弟

機動の戦士 第十話 ~協力~


『寒い・・・。なんでこんなに寒いんだ。俺は南国育ちなんだ,雪なんか見たくもねぇ!』
目を開けると視界はすべてグレー一色だった。
見上げる空から降りしきる雪が放射状に広がっていくように見え,
一瞬トドマーは宙に浮かび上がっていくような錯覚に囚われた。
「お,気が付いたかい?中尉さん」
「俺は・・・。生きてるのか・・・。」
トドマーは体中に痛みを感じながらも,手足が動くこと,
そして胸や腹,頭を手で触ってそこにソレがあることを確認した。
錯覚とは言え,死んでしまったらあんな風に空に還るのかとの思いに
トドマーの心と身体が少しだけ震えた。
「ドック守備隊のネコサーマ中尉だ。電源の落ちた脱出ポッドをこじ開けるのは難儀だったゼ。」
GMのものらしい脱出ポッドの横に,そんなに背は高くはないが屈強そうな,
いかにも軍人然とした男が立っていた。
「助けてくれたのか・・・。千歳第七師団のシー・トドマーだ。礼を言う。」
ネコサーマは肩を竦めながら大破したZプラスを見上げて言った。
「気にすんな,俺もヤラれたクチだ。」
そう言いながらネコサーマは,自らのMSが墜落して倒壊寸前となった建物に入って行った。
「トドマー中尉!手伝ってくれないか!」
瓦礫の向こう側から声がする。
瓦礫の山と化した建物の正面玄関(もはや入り口のカタチは留めていないが)には
“トマコー・マイシティ科学センター”と書かれていた。
ここは旧世紀から続く由緒ある博物館で,
科学の発展と進歩の歴史的遺産が収められている場所だ。
古くはアポロの時代のロケットや第一世代のモビルスーツなど,
大半は模型だが一部本物の機体が展示されており,
子供達への科学への興味を育てるためのアトラクションも設置されている。
トドマーは黙って砕けたコンクリートの上を,声のする方へ進んで行った。
倒れた柱に押し潰されているクローバー社製のMSを見つけ,
こんなものまで展示されているのかと,感心と驚愕が入り混じった感情が湧き,
その顔に少し笑みが戻った。
奥のブースからネコサーマの声がした。
「コイツを動かせねぇか?手伝ってくれ。」
およそ兵器とは思えないカラーリングが施された重爆撃機のような機体がそこにあった。
「これは?」
その特異な形状をした機体を見上げながらトドマーは言った。
「コアブースターに開発競争で負けた機体らしいぜ。」
傍らにあった解説パネルによると,
1年戦争当時,MSの支援と戦場までの運搬を目的として開発された機体であることが判った。
しかし,ハイコストなことと,生産工程の複雑さ故,
よりシンプルでコストパフォーマンスの高いコアブースターが正式採用されたらしい。
「こんな派手なヒコーキだか戦車だか判らんモノを動かすのか?狙い撃ちされるぞ!」
半ば呆れてトドマーは言った。
「アンタのお仲間がヤバいんだよ。あのズゴックのパイロットは普通じゃない。」
トドマーが気を失っている間の戦闘をネコサーマは簡単に説明した。
「あのTHE-Oのパイロットもニュータイプなのか?アレの動きも凄まじかった。」
ミライ大尉が?どういうことだ?
思惟をめぐらせながらもトドマーは何もしないよりははるかにマシだと思えること,
目の前の機体を動かすことに力を貸そうと思った。
~つづく~
第九話← →第十一話
この物語はフィクションです。
登場する人物,団体は元ネタが容易に想像つくかも知れませんが関係ありません。
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ですが関係ありません。

Plettro Nordico


プレットロ ノルディコというマンドリン楽団のコンサートに行ってきました。
場所はキタラです。

職場の女の子がマンドセロって楽器をやってて,
この楽団のメンバーなんです。
でもって11/7(土)が定期演奏会ってワケで。
久しぶりにナマで高尚な音楽を聴きました。
JAZZや映画音楽も演ってたけれど,
マンドリンのために作曲されたオリジナル曲が一番良いですね,やっぱり。
しっくりきてるし,安心して聴けました。
あ,そうそう!
この女の子,絵もとっても上手で
パンフの表紙とかも描いてます。
裏表紙のキャラがカワイかったので
ちょこっとご紹介♪

ミッナイサイクリン♪


23:00
ヨジテに出発。
今日はいろいろ思うところがありまして,
出発が遅れに遅れ,深夜自転車でした。
深夜って人がいなくて良いですね。

空港にはお客さんはおらず,
仕事を終えた関係者の人たちばっかりでした。
ご苦労様です。
道の真ん中でも写真撮っちゃったし。
真夜中は純潔♪