フューチュラズ

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ヘンテコなカタチのギターでしょ?
これ,どちらもFutura(フューチュラ)って名前のギターなんですよ。

実は先日UPした「イベント宣伝」って日記で公開したポスターに右側のギターを使用したところ,
「これフューチュラじゃない?」
って反応を頂きまして♪

ちょっと持ってるギターの紹介をしてみようかな?
なんて思った次第でございます。

もともとボクがフューチュラってギターを知ったのは,とあるコミックでした。
巻末の解説に,なんじゃこりゃ?ってカタチのギターのイラストが載ってたんですよ。
当時高校生だったボクはこのギターに激しくシビれまして。

それが1983年に発売されたGibson Futuraです。
写真の左側,赤いギターですね。

このギター,Corvus(カーヴァス)って名前もあるんですよ。
CorvusはⅠ~Ⅲまで存在するらしく,スルーネックになってる上位機種がFuturaって呼ばれてるみたいです。
ただヘンテコすぎるカタチ故に人気はサッパリで,2年ほどで生産停止に追い込まれた悲しい歴史を持つギターなんですよ。

ボクはとってもカッコ良いとおもうんだけどなぁ。

ちなみにボクの持ってる赤いFuturaは真っ赤なニセモノです(笑)
知り合いのクラフトマンに頼んで忠実に再現してもらったCorvus ⅡのFuturaです♪

で,80年代のFuturaに興味を持ったボクですが,そんなギターを作ったメーカー「Gibson」にも興味を持ち,いろいろ調べたのです。

そしたらね,Futuraって名前のギターは50年代にも存在していたことを知りました。
それが写真の右側のギター,元祖Furturaですよ。

ギブソンギターの代名詞と言っても過言ではない「エクスプローラー」のプロトタイプとして1958年に作られたギターで,本物は世界に数本しか存在していないと言われる幻のギターです。

ボクの所有するこのギターは山野楽器が1998年にギブソンに発注して作ったレプリカで,オリジナルとは材が違うんです。
ホンモノはコリーナって木が使われてるんですが,コレはマホガニーで作られてます。
とは言っても世界に99本しかないらしいですよ?

そんなレアなギターが何故ボクのウチに?

1998年,ボクは80年代Futuraがとっても欲しくって,御茶ノ水近辺の楽器屋さんに足しげく通っておりました。
そうこうしてるうち,とある楽器屋さんから連絡がありまして。
「未来さん,Futura入荷しましたよ!」

ダッシュで楽器屋さんに駆け込んだところ,お店にあったのは58年Futuraのレプリカだったのです。
でも,これもナニかの縁かと思って連れて帰ってしまいました♪

その後も80年代Futuraを探し続けていたのですが,全然見つからず・・・
2012年にギタークラフトマンと偶然知り合いになり,Futuraの話をしたところ作ってくれるって話になりまして!

2013年1月1日,ボクの手元に赤いFuturaがやって来たのです♪

赤いFuturaはパワーのあるザクザクした歪みがカッコいいパンク色溢れる音色が魅力です♪
木目のFuturaはウォームなトーンで甘く切ないブルージィな音を出しますよ♪

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そーいえばウチにはフツーのギターってないなぁ。
ストラトシェイプとかレスポールタイプとか。

変なのばっかりだ♪