「ホテルローヤル」(桜木紫乃著,集英社)を読みました。
言わずと知れた直木賞受賞作ですよ。
ずっと読みたいと思ってはいたのですが,
ハードカバーは金銭的な理由から敷居が高く,図書館に予約してたんですよね。
それがようやく手元に来ました。
何ヶ月待ったんだろう?
文庫版を買っちゃえば良かったかな???
釧路湿原に建つ「ホテルローヤル」を中心に繰り広げられる群像劇です。
7つの短編からなるこの物語,どれもこれもドンヨリしてます。
それもね,多かれ少なかれ挫折感というものを味わったことのある人には,
ドンヨリが感染しますよ。
順風満帆に生きてきた人以外,かならずどれかの短編でドンヨリするはずです。
8年ぐらい前だったでしょうか,ボクも釧路湿原に行ったことがあります。
物語の舞台,釧路湿原をこの眼で見ていて良かったと思いました。
美しい言葉で書かれた少し残酷なストーリーが,
頭の中で克明に想像できるんです。
ボクの中に特に残ったのは「せんせぇ」という物語。
主人公の二人が抱えてしまった心の闇,
とてもボクの心にグッサリと突き刺さりました。
しばらくはこのドンヨリとした余韻に浸っていようと思います。
前 読んだ時のどんより感が蘇ってきました。
ほんと 力 奪われるパワーのある本ですよね。
私も 思い出して どんより感便乗(笑
今の私は、読まないでおいた方が良さそう(((;꒪ꈊ꒪;)))。
ジャンルは全く違うけど、ドンヨリ繋がりで、『人肉饅頭』を鑑賞した時のドンヨリ感を思い出してしまいました(。>﹏<。)
>チャーリーさん
貴女のブログを読んで,予約してました。
ほんとにドンヨリしますね,この作品。
教えてくれてありがとうございます。
便乗させてしまい,失礼コキました♪
>na03さん
あら,ただいまあんまり晴れやかでないのですね。
それでもこの作品,とても良いです。
文章がね,美しいんですよ。
いつか読んでみてくださいな。
人肉饅頭,それもかなりドンヨリ度が高いですね・・・
俺も読みた~~~い!
ドンヨリはしたくないけどね♪
ボクは若い頃
『告発』ってケビン・ベーコン主演の米国映画を観てドンヨリしたりしました
アルカトラズ刑務所を閉鎖に追い込んだ実話の重たい話です
>レッドさん
ローヤル,おすすめしますよ♪
良かったです,とても。
告発もまたドンヨリしそうですね。