「真夜中のパン屋さん 午前4時の共犯者」(大沼紀子著,ポプラ文庫)を読みました。
真夜中に開店する不思議なパン屋さん「ブランジェリークレバヤシ」を舞台にした人気シリーズの第5弾にして最終巻ですよ。
ネタバレになるのでストーリーの詳細には触れませんが,家庭や家族の在り方についてずいぶん考えさせられる内容でした。
そして登場人物の1人が言うんですよ。
「人の人生はビックリするほど不公平だ」って。
この言葉,とっても実感してしまいました。
確かにこの世界には不公平があふれてるよなぁって。
生まれた時に配られたカードで勝負しなきゃいけないのが人生だって解ってはいるけれど,その手札の差って大きいなぁって。
だからって自分が不幸だなんて感じたことはちょびっとだけですけどね(笑)
最終巻のお話はそんな不公平感も飲み込めてしまえるようなストーリーですよ♪
ただなぁ,美味しいパンの描写が少なかったよなぁ,今回。
そこが残念だったかも。
大沼紀子先生の作品は読後感が爽やかですよ。
安心して読める本は良いですね♪
読後さわやかはいいね☆
ハッピーエンドは安心感があるから良いよね♪