「橙は、半透明に二度寝する 2」(阿部洋一著,講談社コミックス マガジン)を読みました。
さながら昭和の純文学の様な漫画です。
少女の心象風景が独特の絵柄で表現されてましてね,
ボクはかなり好きなんです,この作品。
ところがね,1巻ではかなりファンタジー要素が濃かったのですけど,
2巻では一気に現実に引き戻されるような感覚がありました。
夢から覚めた感,それもガッカリ感が大きいヤツ。
これが作者の回答なんだろうな,って思いますけど・・・
あまりにも救いがないよ。
それでもこんなダークサイドな心持ちも悪くはないかな?
橙は2巻で完結しましたが,この作者の次回作や
別の作品も読んでみたいと思いましたよ。