初陣 ~やさしさに包まれたなら~


行ってきました!
第1回福島県ふるどの自転車ロードレース大会♪
色々トラブル続出でしたが,出走しましたよ。
今回は本当に皆様の“優しさ”に助けられました。
そこで皆様にゼヒ言わせてください。
ありがとうございます!!!
旅立ち前夜に発覚したガイドプーリーの不調,
古殿町から一番近い“都会”であるいわき市の自転車屋で見て貰おうと
お店を探して見ました。
飛び込みで修理や調整をやってくれるかは判らなかったけれど,
CYCLE SHOP YUKIって自転車屋さんをネットで検索して
ロードレースの受付前に行ってきました。
お店の公式HPはコチラ→http://www2.ocn.ne.jp/~cyyuki/index.html
症状を話して自転車を見て貰ったんですが,
あっという間に原因が判りました。
「これテンションプーリーを換えた時のミスですよ。」
「交換作業したお店に行った方が良いですね。」
しかしながらボクは千葉からやって来た身・・・
「明日のロードレースに出るために遠くから来たんですよ」
と言ったところ,店員さんはちょっと待っててと言い残し店内へ。
そしてお店にあった余りパーツで直してくれました!!!
店員「ふるどのロードレースに出るんですか?」
ボク「はい,そうなんです。」
店員「凄くきついコースですよ。」
ボク「そうみたいですね。」
そしてとっても恐ろしいお話を聞かせてくれました・・・
店員「ウチのお客さんが試走に行ったんですけど,
   キツくてとてもムリだってエントリーやめましたよ。」
さらに追い打ちをかけるように,
店員「別のお客さんなんですけどね,コース内の急な下りの九十九折りで
   落車して大怪我して帰ってきましたよ。」
顔が青ざめてきたボクにまたまた怖い情報を。
店員「一周走りきれない人が沢山出るんじゃないですかね。」
ま・じ・でぇ~・・・
ど~しよ~・・・
不安感でショボくれるボクに店員さんは笑顔で
「頑張ってくださいね♪」
って言ってくれました。
ありがとう!
坊主頭にダイヤモンドのピアスが素敵なお兄さん!!
自転車を直してくれた上に重要な情報をくれて!!!
レースは怖くなったけど,自転車の不安は解消だよ♪
その後,無事に古殿町に辿り着き
受付を済ませたところで,大会副実行委員長さんと再会♪
思えば裏磐梯ヒルクライムでこの人と知り合った所為で
このレースにエントリーすることになったんだっけ。
ボク「来ちゃいましたよ!」
副長「来てくれてありがとう!」
なんてアイサツを交わしながらも
「ホントにボクが出てもイイのかな???」
って思ってました(笑)
とりあえず明日に備えてコースの下見に出かけましたが,
受付で貰ったコースの標高差を見て改めてガクゼン!

登りと下りしかないじゃん!!!
平らなとこがイッコもない!!!
走って見ましたがかなり苦しかったです。
これはロードレースですか???
ヒルクライムじゃないの???
酷くキッツイ山岳コースですよ。

スタートから5㎞地点,急な下りの始まりからの九十九折りの峠道。
かなり難しかったです。
十分減速しないとコースアウトしそうだし,
道の端には蓋のない側溝があるんですよ。
こりゃ落車事故も沢山あるかも知れん。
景色は丁度稲刈りシーズンでとてものどかだったんですけどねぇ。

そんな不安と緊張を胸に抱きながら,
痔に効くことで有名な「入道の湯」につかるボク。
静かな温泉の夜は更けます。
レース当日,朝7:00に大会本部で出走サインをし,
スタート直後の坂を利用してアップを始めました。

CycleStyle Cafe(http://cafe.cyclestyle.net/)の皆さんに頂いた
大事な応援と大切なアドバイスを思い出しながら。
皆さんありがとうございます!

あ,ちなみにカメラマンは応援に来てくれた
会津の自転車娘,ながみーです。
ここで登りと下りを繰り返してたのですが,
この後とんでもないアクシデントが!
っていうか自分の未熟さが招いた失敗なんですけど・・・
下り坂でブレーキングに失敗,まさかの後輪ロック。
バースト・・・
「買ったばっかりのタイヤなのに~!」
と0.3秒くらい思いましたが,
「やばい,ヤバイ,ヤヴァイ!このままじゃDNSだ。」
と言う考えが浮上。
換えのタイヤ持ってないぞ!
しかも後10分で開会式だ,時間がない。
副実行委員長さんが偶然近くにいたので,
スペアパーツ売ってないか訊いてみたけど
今回はそういうのやってないとのお返事。
ホイールを抱きしめながら
「誰か助けてください!!!」
と世界の中心で叫んでみたところ,
日本大学自転車競技部の監督さんが
「ウチの予備のホイール貸してやるよ。」
と助け舟を出してくれました♪
「思いがけずデュラになった♪」
って言ったら学生さんに笑われちゃいましたよ。

ハブには“日大決戦用”ってテプラが!

ありがとうございます!
日本大学自転車競技部の皆様!!
これで出走することができます!!!
この時は無事に出走できることと
デュラになった喜びで気付かなかったんですよねぇ,
大事なことに。
開会式も無事終えて,スタートラインに並びます。

8:30に号砲が鳴って,いよいよスタート。

写真の右側が競技者クラス,左が一般人。
同時にスタートなんですね。

ボクは一番後ろにつきました。
その後ジュニア,女子の部のスタート。
この中にボクのふるどの情報の源,
現地特派員の“副実行委員長さんの娘”ちゃんがいます♪

女の子たちが走ると沿道からの応援がヒートアップしてましたよ♪
スタッフさんが
「あんたたちが今日の主役だぁ」
って言ってました♪
でも女子は9人エントリーしてたのに,5人しか出走してなかったです。
そう言えば成人男子も110人いるハズなのに
そんな数には見えなかった気がしますね。
皆さん,過酷なコースに恐れをなしたのでしょうか???
各カテゴリーで8位までが入賞なので,
女子の皆さんは完走さえすれば表彰台に上れるんですよ♪
「まずは一周!」
それがボクの目標です。
8位の人から10分差がついたら失格ってルール,
これは各カテゴリーではなく競技者の8位かららしいので,
自分のペースとかは言ってられません。
ハナからトバしていかないと!
一周目,魔のデンジャーゾーン,下りの九十九折りでは
落車してる人がチラホラ。
所々でメカトラブルやパンクで止まってる人もチラホラ。
ボクはこんなに遅いのに申し訳ないなぁ
と思いながら必死のパッチでペダルを踏みます。
坂を下りきると目の前に長~い登りが!!

写真では伝わり難いですが,
肉眼で見るとまさに垂直の崖がそびえてるようでした。
周回を重ねる毎に心を折られるこの坂を
「ガックリの坂」と心の中で名付けましたよ。

先頭集団が帰ってきた9分後,ボクもなんとか1周目をクリア。

すっかり引き離されて一人ぼっちです(笑)

先頭集団の山岳列車がグイグイ登って行きます。

ボクもトボトボ登ってますよ♪
2周目を終えた時,8位との差は9分45秒。
もう一周できる♪

この時はまだ笑えてますね。
3周目を走ってる時,女子のトップの方に追い付かれました。
女子「会津のヒルクライムでネギ背負って走ってましたよね?」
ボク「そうです!今日はミク背負ってます♪」
女子「頑張ってください!」
ボク「ありがとうございます!!!」
登り坂を軽々と走り去っていく後ろ姿に感動さえ覚えました。
この方「時空の道ヒルクライム」や「裏磐梯ヒルクライム」でも
優勝されてる方で,ボクが思うに福島近郊で最速の女性です。
今回のレースも優勝されてましたよ♪
(追記:裏磐梯ヒルクライムでの優勝者は別の方でした。申し訳ございません。)
3周目を終えた時,既に11分の差がついてたのですが,
スタッフに止められることもなく,関門個所を通過。
「え?まだ走っていいの???」
もうダメだと思って3周目に全力を出したのに・・・
でもいわき市の自転車屋の兄ちゃんや日本大学自転車競技部の皆様,
沿道で応援してくれてる地元の皆様や友達,
遠い空の下ではサイスタの皆様も応援してくれてる!
走って良いなら走らなきゃ!!!
皆様のくれた優しさに包まれて頑張りました。

結局ボクは4周目を終えたところで,
競技者のトップが最終周回に入ったって理由で止められました。
一般人のトップの方も7周目には突入してなかったと思います。
「第1回 福島県ふるどの自転車ロードレース」の優勝者は!

TEAM MATRIX POWERTAGの窪木一茂選手!!!
http://team-matrix.jp/team_top/member/kuboki
2位の選手は悔しそう!

こんな方々と同じレースを走れただけでシアワセです♪
表彰式まで時間があったので,
地元のおばちゃん達が作ってくれた豚汁を頂きました♪

豚汁を食いながら本日の反省をするボク。
やっぱりもっと速く走れるようになりたいぞ。

自転車をバラしてクルマに積んでる時に
初めて気がついたんですけどね。

お借りした決戦用デュラホイール,
スプロケが11-23Tだったんですよ!
ボクのアルテは11-25T !!
これか?
これなのか???
坂がめっちゃキツかった原因は!
いや,ウソです。
ボクが弱っちぃだけです。
多分ね,きっと・・・
来年もでます。
早速修行を始めますよ♪

投稿者:

みらい

西森未来と申します。 カメラとベースの修行中です。 自転車が大好きです♪

“初陣 ~やさしさに包まれたなら~” への14件のフィードバック

  1. お尻や肩のジャージが破けるほどの擦り傷を初めて見ました。
    落車する方もいたきついコースだったみたいですね。
    女子の参加者が少なかったので、自分も出たかったような、
    出なくてよかったような… (^^;
    2つのヒルクライムの女子優勝者は確か別の方だったような気がします。
    “副実行委員長さんの娘”ちゃんも言ってたけど、
    福島に来てくれて、ありがとう!です(^^)

  2. プーリーの故障、タイヤのバーストを乗り越えての参戦、お疲れ様でしたo(^∇^)o
    イザというとき助けてくれる人が現れるのは、やっぱり人徳というべきものでしょうね(゚-^*)/
    ながみーちゃん、写真、上手ねぇ(´∇`人)

  3. >ながみー
    応援と撮影ありがとー♪
    良い写真ばっかりで感動したよ。
    コースはマジでキツかったよ。
    でもたぶん,貴女なら完走できますな♪
    あ,優勝者情報ありがとう,ボクが間違ってました・・・
    とりあえず来年は
    「時空の路ヒルクライム」
    「裏磐梯ヒルクライム」
    「ふるどのロードレース」
    のトリプル福島に挑戦したいね,性懲りもなく♪

  4. >ユリコ姐さん
    自転車乗りは良い人ばっかりです♪
    色んな方々の助けがあって出走できましたよ。
    人徳ってワケじゃないと思うけどなぁ(笑)

  5. お疲れ様!
    これは相当にキツそうなコース!
    怪我なく終わって何よりです。
    来年も頑張ってね。
    私が出たら落車しない自信だけはありますよ(笑)

  6. >rimupapa師匠
    お疲れました!
    キツかったです。
    とりあえず皆様の助けがあって出走出来て,
    怪我もなく終われたので良かったです。
    来年,ご一緒しませんか(笑)
    きっと遠方賞とれますよ♪

  7. ねぎって検索してみたら、千葉県の生産量すごいですね!
    時空の路の時分には、
    葉玉ねぎなら、我が家のをおすそ分けします。
    走りつつネギに気づく、そしてそれを覚えてる人とお話してみたいです♪
    葉玉ねぎ=ネギのずんぐりむっくりバージョン。

  8. >ま。さん
    千葉ってネギ畑いっぱいあるよ!
    サイクリングしてたらそこらじゅうに♪
    時空の路,みんなでネギ背負う???

  9. 背負います。
    そして優勝して
    にぎって表彰台に上がり手を振ります!
    の前に、自転車調達しますね。
    来年もよろしくお願いいたします。

  10. お疲れ様でした。トラブルを乗り越える精神の強さは、みらいさんだからできたんだと思います。
    しかし、地元の自転車屋さんの言うことは正しかったですね。坂の勾配が普通じゃないです。

  11. >redpurpleroseさん
    お疲れました。
    精神力はそんなに強くないですよ。
    ニュータイプ同士の精神感応ができるだけです♪
    ホントにねぇ!
    坂は尋常じゃなかったですよ!!!

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