生と死の境目がそこにはあった。
サイクリングをする時はいつも峠越えを目標にしており，
ピークからの下りは全力でペダルを踏んだ。
舗装路でも森の中でもそうだった。
もしコースアウトして沢に落ち，負傷したら，どうなっていただろう。
車通りは少ないし，人が歩いて来る場所ではない。
ましてや携帯電話の電波も届かない山奥だ。
きっと誰にも発見されず，例え夏であっても低体温症などで死んでいただろう。
亡骸はキツネやカラスやヒグマなどの野生動物が食べて，
自然に還っていたに違いない。
滝を見たくって，道なき道を登って行ったこともあった。
やはり一歩踏み外せば命にかかわる危険な場所だった。
冬の登山もそうだ。
生と死が背中合わせの状況に身を置いていた。
スノーボードでも整備されたゲレンデではなく，
バックカントリーを好んでいた。
だからこその安全対策だったし，状況に応じての判断をしていた。
けっして法律や世間の目が厳しいからではなかった。
川魚を釣りに行く時も，ヒグマ出没の注意書きのあるような場所で
野生動物の息吹を感じながらの釣行だった。
そして必ず釣った魚は食べたし，食べ切れるだけの魚を釣った。
命を食べる事で生きるということを無意識に感じていた。
あの場所でのボクの行動は，すべて“生”を感じる為だった。
今，ボクが身を置いている場所は，安全に管理された人工の世界。
命の危険など微塵も感じさせない虚構の世界。
遊園地やアミューズメントパークにあるスリルは安全だ。
ここでは安心の代償に，生命の躍動感を感じる事が出来ない。
安全や安心は必要なものだということは重々承知している。
しかしボクは，生命を，生きている証しを，感じたい。
境界線
投稿者:
ボクは一度遭難しかけたことがありますが
（事実上の遭難ですが本人はそれを認めません）、その時のボクは猛烈に生きることを望みました
道を歩いても『死の可能性はある』という自己認識があるとないのとでは全く違うと思います
「生とは死と隣り合わせである」と言う借り物の言葉ではなく
自分なりの死生観を持っている人は強い人間だと思います
ボクには言葉で表現できるほどの死生観は持ってはいませんが
死を感じ始めるときっと猛烈に生きることを望むんだな～ってのは身をもって知っています
北海道が恋しくなりましたか？
ボクはミライさんが恋しいです(涙
＞レッドさん
陽水も言っていたように，都会では容易に境界線を越えられる意識になります。
きっと本当の境界線を身近に感じたことがないからでしょうね。
拙い文章で気持ちを伝えるのは困難ですが，
今日のボクは書かずにはいられない気分だったので（笑）
すぐそこに“境界線”があるにも拘らず，それを越えない対策と気持ちをもう一度持ちたいです。
で，北海道はですね，常に恋しいです。
今度会ったら抱擁して号泣しましょう♪
なんとなく分かるかも…。
あたしはミライさんとは逆に生まれ育った関東から北海道に来たから。
境界があいまいだと実感がないよね。
生きてる実感って、死を意識するところから初めて持てるんだろうね。
札幌って都会でさえ、真冬は死と隣り合わせだもん。
あたしもミライさんが恋しいですよ。
本番でアレンジ変えてくるスリリングなギターが(笑)
私も ヒグマと遭遇したときは 生きた心地がしませんでした。
初めての遭遇のときは その後、どう行動していいものか
わかりませんでした。
２度目のときは、正面から向かってきたので
見つめ合ってしまいました(笑)
人が多く集まる場所は、安全に作られていますから
アウトドア人にしてみたら 物足りなさを感じますよね！
ミライさんがいない北海道は寂しいです。
＞ユリコさん
都会にだって交通事故とか危険がいっぱいですが，大自然の大きな力に比べると畏怖の度合いが違いますよね。
>>本番でアレンジ変えてくるスリリングなギター
それ，ボクの祖国ではアドリブと言います♪
Liveでしか味わえない興奮ですよ！
まさに生きてるってカンジがしませんか？？？
今度会ったら抱擁・・・
したら窒息しそうなのでヤメましょうｗ
＞熊雄さん
野生のシカだって怖いのに肉食獣と対峙したら堪んないですね。
最近大自然の大いなる力に触れてないので
こんなカタチで発散してます・・・
WEB世界に自然なんてないのにねぇ（笑）
今度会ったら卍固めキメて咆哮しましょう♪
＞Liveでしか味わえない興奮ですよ！
＞まさに生きてるってカンジがしませんか？？？
確かに(笑) 楽しかったけどさ～ｗ
「ええっ？ そうくる？」
て思ってもアドリブ返しできない自分が口惜しいわいね(笑)
＞今度会ったら抱擁・・・
＞ したら窒息しそうなのでヤメましょうｗ
窒息する前に背骨サバオリにしてやんよ♡
(´∇｀)ｱﾊｰ
＞ユリコさん
では次回はアドリブ期待してますぜ♪
トップロープからのダイビングエルボーで再会しましょう♪
ミライさんの持つ人生観と言うか価値観のようなものを
身を持って体験したことは無いと思いますが
言わんとしてることはわかる気がします。
レーサーやスタントマンや登山家も生きてる証を感じるために
生と死が表裏一体のような状況で
自身の生き様を紡いでる感がありますよね。
私なんかはメガ盛りが評判の店で
勝手にひとり大食いバトルしてる時に
身の危険を感じることはありますが(^_^;)
＞Hideさん
ホントは人生観とかいう大したモノじゃないんです。
自然の中で遊びたいなって。
首都圏は安全に整備されてしまっていて，
遊ぶにしても大自然に触れる機会ってあんまりないんですよ。
その点，北海道はそこらじゅうに自然界への入り口がありましたからね。
その分，危険もいっぱいでしたが。
あ，そういや東京には裏社会の入り口がそこらじゅうにあって，それはそれで危険ですけど。
大食いバトル，生きてる実感しますよね♪