見えるかな?

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「3001年終局への旅」(アーサー・C・クラーク著,伊藤典夫訳,早川書房)を読みました。

こないだから読み始めたオデッセイシリーズ,ようやく完結ですよ!
いやぁ,壮大なSF作品ですねぇ。
全てのナゾは解けたし,アーサーが人類に対して抱いていた希望も理解できた気がします。

しかし・・・
最近は科学考証がしっかりなされたハードSF作品って少ない気がしますよ。
そーゆーの,流行らないんですかね???

今の子ども達が読む本にも,未来予想図って載ってないのでは???
ボクが子どもの頃に読んでいた本には,21世紀の世界はこんなだよ!って,空飛ぶクルマとか,透明のチューブでできた高速道路とか,家族で宇宙旅行などなど,キラキラ輝く世界感が掲載されてたのになぁ。

科学の進歩って停滞してるのでしょうか???

それはともかく子ども達が夢見る未来だけは,キラキラであって欲しいのです。

そんなワケでモノリスでも見えないかなぁって月を覗いてみましたよ♪

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そういえば昨日はストロベリームーンって赤い月が見れたんですね。
見逃しちゃったなぁ,残念!

今からだと6年前

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先日から読み始めたアーサー・C・クラーク,今は「2010年宇宙の旅」の真ん中くらいです。
2010年といえば今から6年前。
この作品が書かれたのは1982年なんですね。

で,読んでたらですね,またまたビックリな描写がありまして。
ストーリーの中でね,中国政府が木星の衛星「エウロパ」の領有権を主張して,世界中からバッシングを受けるんですよ。

アーサー先生,貴方がこれを書いて34年を経た今,南沙諸島で同じようなことが起こってますよ。
人類が宇宙に出るにはまだまだ時期尚早に思えてなりません。

人の革新ってのはムズカシイんですね。

ん?
そーいやガンダムの世界では人々が宇宙に出たからこその革新だっけ???

やっぱり宇宙に行かなきゃね(笑)

15年前だったんだね

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🎵ド~~~ソ~~~ド~~~ ちゃら~~~ でんどんでんどんでんどんでんどんでん🎵

ムスメが「ツァラトゥストラはかく語りき」を口ずさんでたんですよ。
SF映画史に燦然と輝く名作「2001年宇宙の旅」の冒頭で使用されたアレですよ。

なんでね,
「お!2001年って映画で使われた音楽じゃん🎵」
って言ったら,
「どんな映画???」
って。

簡単に言っちゃうと「でっかいスマホみたいな石板が人類の進化を促すお話」なんだけど・・・

大好きな映画監督スタンリー・キューブリックと大好きなSF作家アーサー・C・クラークの作品をこんな一言で片づけて良いのか???
いや良くない。

なもんで文庫版の2001年を引っ張り出してきて再び読み始めました。
まだ冒頭部分をちょっと過ぎたくらいのとこですけど,1968年の作品とは思えない描写ですよ。

例えばスペースシャトル内でフロイド博士が使ってる“ニュースパッド”なるアイテム。
コレ,そのまんま現代のタブレット端末じゃないですか!

2001年って2016年の今からだと15年前だけど,60年代の想像の世界がちゃんと創造されてますよ。
あとは木星に有人探査船を送り込めればオッケーですね。

スゴイなアーサーの未来を見据える眼力🎵
これ読み終わったらスタンリーの2001年も観たいゾ🎵

でもストーリーが難解すぎてムスメに説明する自信はありません。