「ホテルローヤル」(桜木紫乃著,集英社)を読みました。
言わずと知れた直木賞受賞作ですよ。
ずっと読みたいと思ってはいたのですが,
ハードカバーは金銭的な理由から敷居が高く,図書館に予約してたんですよね。
それがようやく手元に来ました。
何ヶ月待ったんだろう?
文庫版を買っちゃえば良かったかな???
釧路湿原に建つ「ホテルローヤル」を中心に繰り広げられる群像劇です。
7つの短編からなるこの物語,どれもこれもドンヨリしてます。
それもね,多かれ少なかれ挫折感というものを味わったことのある人には,
ドンヨリが感染しますよ。
順風満帆に生きてきた人以外,かならずどれかの短編でドンヨリするはずです。
8年ぐらい前だったでしょうか,ボクも釧路湿原に行ったことがあります。
物語の舞台,釧路湿原をこの眼で見ていて良かったと思いました。
美しい言葉で書かれた少し残酷なストーリーが,
頭の中で克明に想像できるんです。
ボクの中に特に残ったのは「せんせぇ」という物語。
主人公の二人が抱えてしまった心の闇,
とてもボクの心にグッサリと突き刺さりました。
しばらくはこのドンヨリとした余韻に浸っていようと思います。
月別: 2014年8月
ありがとう!向かい風
風が強いですねぇ。
台風が近づいてるから?
それとも太平洋上の高気圧の所為???
そんな中,ちょいと乗って来ました。
ふるさと広場の風車はブンブン回ってましたよ。
吹きすさぶ風の中,いつもなら追い風がウレシイんですよ。
でもね,今日は違ってました。
追い風の中を走ると無風状態みたくなって,もう暑くてアツくて・・・
初めて向かい風がありがたいって思っちゃいましたよ♪
カラダをすり抜ける風がアセを飛ばしてキモチイイ!!!
全然前に進まないってデメリットもあるんですけどね。
ところで。
夏の太陽に照らされて,サイクリングロードの草がエライことになってきましたよ。
これじゃすれ違うのも難しいですね。
部分的にとっても背の高い草も生えてて,ブラインドコーナーも出来ちゃってます。
このブログを見てるお役人サマ!!!
どうか草を刈ってください♪
この辺りの草刈りって市のお役人さんが下請け業者に発注してるんですよね?,きっと。
ホントに草刈りしてもらえたらビックリですよね。
ハラいっぱいだぁ
カレーライスでオナカがいっぱいなのです。
ウチの近所に「beisia」ってスーパーセンターがあるんですよ。
ココの惣菜売り場にね,カレーライスが売ってるんです。
前々から気になっていたので,お昼ご飯はソコのカレーライスにしようかと。
で,そのシステムがナカナカ面白くって。
ゴハンとカレーを自分でよそうんですよ♪
好きなだけ自分でよそってOKで,
気になるお値段は¥198なのです。
貧乏性なボク,その性分が災いして詰められるだけ詰めちゃいました。
溢れんばかりのゴハンとカレー。
それでも¥198です!
お値段のわりに美味しかったですよ,このカレーライス♪
店内の休憩スペースでガテン系のオジサマに混ざって食べました。
ソコでオジサマ達のスーパーテクを目の当たりにしました。
総菜コーナーでトンカツや唐揚げを買ってきて,トッピングするんですよ!
たちまちゴージャスなカツカレーや唐揚げカレーに大変身!!!
ボクのノーマルなカレーライスに大きく差をつけてくれましたよ。
しかし。
いくら詰めても良いからって流石に詰め過ぎました・・・
お腹がいっぱい過ぎて,カレーライスで溺れそうです。
夏休み後遺症
夏休みに福島を走って以来,ようやく本気自転車に乗りました。
忙しくて乗れなかったってのもあったんですけどね,
あのステキな道を走った後だと,どうにも気分がノらなくて・・・
それでも午後から時間が取れたので,ちょっと乗ってきました。
いつもの印旛沼は花火大会のために通行止め。
しょうがないのでお隣の沼,「手賀沼」に行ってきました。
しっかし暑かった!!!
考えてみたら一番アッツイ時間帯に出ちゃったんですね。
しかもいくら漕いでも登らないし・・・
ぜんぜん離陸しない飛行機に乗ってる気分でしたよ。
やっぱり関東平野は平らだなぁ,当たり前だけど。
山の近くに住みたいゾ!
でも川の近くにも魅力はあるようで。
「ぶらり川めぐり」って言うんですって。
情報サイトはコチラ→http://www.kanko.chuo.chiba.jp/kanko/3915/
こんな舟でぷらっと川めぐりってのも良さそうですね♪
そお!マンセブンじゃないんだよ!!!
「セブンきゅ~ぶ」
(谷崎あきら原作,上月まんまる著,円谷プロ監修,少年チャンピオン・コミックス・タップ!)を読みました。
円谷プロ創立50周年の2013年からWEB上で連載が始まったマンガです。
只今絶賛連載中!→http://tap.akitashoten.co.jp/comics/seven
アツイですよ,このマンガ!
そしてコレを創ったスタッフの熱情!!!
ウルトラセブンが好きで,ソレを究めるためのクラブ,
「セブン究部」を設立する女子高生たちの物語なんですよ。
ボクがウルトラシリーズの中で最もスキな,
否,過去から今までで最も好きなヒーロー「ウルトラセブン」を題材にしたマンガ。
気になって読んだ瞬間,血が滾りました!
そうなんだよ,ウルトラセブンなんだよ,
ウルトラマンセブンって言うなーーー!!!
そんな激情が迸ってます♪
でもさー,この本さー,誰がターゲットなの?
ものすごくニッチなところを狙ってるのか???
ふんだんにちりばめられたパロディはとっても濃ゆくて,
セブン好きのボクでもナカナカ理解出来ないところがありますね。
登場人物も元ネタがあるのですが,
いわゆるアナグラムが多用されており,一筋縄では判らないようになってます。
そういうマニア心をくすぐるところが魅力でもあるのですけどね♪
ともあれ“セブン愛”あふれるこの作品,今後が気になるところです。