「ビブリア古書堂の事件手帖7 栞子さんと果てない舞台」(三上延著,メディアワークス文庫)を読みました。
情緒あふれる鎌倉を舞台に,古書と人との謎を紐解くビブリオミステリシリーズの第7弾にして最終巻ですよ。
ネタバレになるのでストーリーの詳細には触れませんが,親と子の関係性についてずいぶん考えさせられる内容でした。
んん?
なんか既視感のある文章ですねぇ。
ま,書いてる人が同じなんでしょうがないことなのでしょう(笑)
主人公の栞子さんとその母,智恵子。
そして智恵子の父。
対立しあいながらも何処かに愛のような感情が見え隠れしてるようです。
他人と違って断ち切ることの出来ない縁。
それだけに難しい感情が渦巻くことにとても共感してしまいました。
好きとか嫌いって紙一重だとは思います。
それならネガティブな感情は出てこない方が良いのに,そうはいかないんですよねぇ。
難しいですね,いろいろ。
このシリーズ,ボクが読んだことのある本がたくさん出て来てとてもオモシロかったのですが,今回はまだ読んだことがないシェークスピアの作品がキーになってました。
一度くらい読んでみようかな,4大悲劇でも♪