絶妙なコメディ感


「多重人格探偵サイコ22」(田島昭宇×大塚英志著,角川コミックス・エース)
を読みました。
情報サイトはコチラ→http://www.kadokawa.co.jp/product/321501000290/
長いですねぇ,このマンガも。
遅々として進まないストーリーもファンとして諦めてますよ(笑)
今回,だいぶクライマックスですよ。
そのクライマックスが良い塩梅でコメディタッチです♪
21巻で最終巻って話だった気もしますけど,
まだまだ終わらないですね。
楽しみが増えて良かったです。

恋愛の展開が気になるゾ


「ビブリア古書堂の事件手帳6 ~栞子さんと巡るさだめ~」
(三上延著,メディアワークス文庫)
を読みました。
古本屋さんの若き店主,栞子さんとアルバイト店員の大輔くんの
二人が主人公のビブリオミステリですよ。
今回はね,太宰治の作品を中心に事件が進みます。
でもね,事件のナゾ解きも面白いんですけどね,
二人の恋の行方も気になるところなんですよね。
このシリーズ,面白いですよ♪
物語の中に出てくる本を知らなくても面白いですけど,
知ってると100倍面白いですね。
なので太宰治をちゃんと読んでみようかなぁって思う今日この頃。
このお話ではね,本には人の想いが宿るって言ってるんですよ。
ボクはそれは本当だなぁって思います。
ボクも人に貸す本に想いを込めたり,
貸してくれた相手の気持ちを思ったりしますもんね。
これからも誰かと本を貸し借りして読みたいです♪

コンプリート!


「新世紀エヴァンゲリオン第14巻【プレミアム限定版】」
(漫画:貞本義行,原作:カラー,角川コミックス・エース)を読みました。
貞本エヴァ,ついに完結ですよ!
20年に及ぶ連載,よくぞ追いかけ続けた,ボク!!!
ストーリーに関してはネタバレになっちゃうので語りませんが,
巻末の外伝的なお話が良かったですねぇ♪
で,今回ボクが購入したのはプレミアム限定版なのですよ。
色んなオマケが付いてきました。
その中の一つが「全巻収納ブックエンド」です。

こーゆーヤツ。
両サイドに14巻分の扉絵があしらってあって良いカンジ♪

所有している全14巻を収めてみました。
なるほどジャストサイズ!

たしかに14冊を収めるには丁度良い大きさですね。
でもね,違うんですよ!
過去に出版されたコミックは14冊ではなーい!!!
7巻はプレミアム版が表紙のロゴの色違いが2冊も出てるし!

13巻&14巻はプレミアム限定版サイズだと入らんじゃないか!

しょうがないからアンソロジーとトリビュートを入れよう。

ところでね,限定版のオマケとは別に,書店のオマケが付いてきました。

貞本版アスカのシール♪
やっぱりホンモノは違うよなー。
BOSO GPの時,友人のU-SKくんがボクを一目見るなり怒りながら言ってたもんなー。
「アスカだけど,絶対に違う!!!」
って。

やっと順番がきた


「ホテルローヤル」(桜木紫乃著,集英社)を読みました。
言わずと知れた直木賞受賞作ですよ。
ずっと読みたいと思ってはいたのですが,
ハードカバーは金銭的な理由から敷居が高く,図書館に予約してたんですよね。
それがようやく手元に来ました。
何ヶ月待ったんだろう?
文庫版を買っちゃえば良かったかな???
釧路湿原に建つ「ホテルローヤル」を中心に繰り広げられる群像劇です。
7つの短編からなるこの物語,どれもこれもドンヨリしてます。
それもね,多かれ少なかれ挫折感というものを味わったことのある人には,
ドンヨリが感染しますよ。
順風満帆に生きてきた人以外,かならずどれかの短編でドンヨリするはずです。
8年ぐらい前だったでしょうか,ボクも釧路湿原に行ったことがあります。
物語の舞台,釧路湿原をこの眼で見ていて良かったと思いました。

美しい言葉で書かれた少し残酷なストーリーが,
頭の中で克明に想像できるんです。
ボクの中に特に残ったのは「せんせぇ」という物語。
主人公の二人が抱えてしまった心の闇,
とてもボクの心にグッサリと突き刺さりました。
しばらくはこのドンヨリとした余韻に浸っていようと思います。

そお!マンセブンじゃないんだよ!!!


「セブンきゅ~ぶ」
(谷崎あきら原作,上月まんまる著,円谷プロ監修,少年チャンピオン・コミックス・タップ!)を読みました。
円谷プロ創立50周年の2013年からWEB上で連載が始まったマンガです。
只今絶賛連載中!→http://tap.akitashoten.co.jp/comics/seven
アツイですよ,このマンガ!
そしてコレを創ったスタッフの熱情!!!
ウルトラセブンが好きで,ソレを究めるためのクラブ,
「セブン究部」を設立する女子高生たちの物語なんですよ。
ボクがウルトラシリーズの中で最もスキな,
否,過去から今までで最も好きなヒーロー「ウルトラセブン」を題材にしたマンガ。
気になって読んだ瞬間,血が滾りました!
そうなんだよ,ウルトラセブンなんだよ,
ウルトラマンセブンって言うなーーー!!!
そんな激情が迸ってます♪
でもさー,この本さー,誰がターゲットなの?
ものすごくニッチなところを狙ってるのか???
ふんだんにちりばめられたパロディはとっても濃ゆくて,
セブン好きのボクでもナカナカ理解出来ないところがありますね。
登場人物も元ネタがあるのですが,
いわゆるアナグラムが多用されており,一筋縄では判らないようになってます。
そういうマニア心をくすぐるところが魅力でもあるのですけどね♪
ともあれ“セブン愛”あふれるこの作品,今後が気になるところです。

なんか偏ってる???


この5冊,ここ最近でオモシロイ!って思ったマンガです。
すでにこのブログで紹介したのもありますが,
今一度お付き合いくださいませ♪
まずは左上のヤツ。
「女子攻兵 1」(松本次郎著,BUNCH COMICS)

異世界の東京を舞台にしたSF作品。
女子高生型巨大ロボに搭乗し,戦う兵士の苦悩を描いた戦争モノです。
で,上段真ん中がこないだ紹介したヤツですね。

「海街diary 6 四月になれば彼女は」(吉田秋生著,フラワーズコミックス)
古都鎌倉を舞台にした人間ドラマ。
血縁との繋がりや仲間との別れの予感。
そんな人と人の絆を描いた群像劇。
さらに右側の1冊。

「バランスポリシー 1」(吉富昭仁著,TSコミックス)
近未来の日本に迫るかもしれない問題を描いたSF。
時の政府の政策により,翻弄される少年たちの青春の物語。
下段に移って左側。

「週間少年ガール 1」(中村ゆうひ著,講談社コミックス)
ちょっと不思議系テイスト溢れるファンタジックな恋物語。
恋する気持ちを軸に巡る,奇妙で笑えるショートオムニバス。
そして最後にコレ。

「橙は、半透明に二度寝する」(阿部洋一著,講談社コミックス)
出口の無い迷路を全力で駆け抜けるかのような青春の物語。
文学的なセンスを感じさせる絵柄が魅力のダークファンタジー。
こうやって5冊それぞれを紹介すると
偏ってなんか無いじゃんって思うんですけど・・・
お判りいただけただろうか???
すべての表紙に“セーラー服”が!!!
無意識下でそういう本を手にとってたのでしょうか?
否,読んだけどイマイチだったなって本もありました。
が,その本の表紙にはセーラー服はなく。
ま,そんな偶然もあるのでしょう♪
きっと次に読む面白いマンガは異なった趣の表紙に違いない。

映画化だって


「海街diary 6 四月になれば彼女は」(吉田秋生著,フラワーズコミックス)を読みました。
相続に関するドロドロしたお話から始まるこの物語,
なかなか重たいなぁと思いながら読んでましたけど。
理想や夢を追い求める人,そして傍で見守る人の心。
それぞれに想いがあるのですね。
人と人の絆が丁寧に描き出されていて,今回も良いお話でしたよ。
現実世界のボクも理想や夢があるワケで,
それとどうやって付き合うか,未だに悩む年頃なんですよ。
そしてドロドロとした事だってあるんですよ。
少し助けられた気がしますね,コレを読んで。
で,海街diary,実写映画化なんですって!
公式サイトはコチラ→http://umimachi.gaga.ne.jp/
楽しみなような,不安なような。
でも観てみたいですね♪
4人の女優さんがどんな風に4姉妹を演じるのか,
とても興味がありますよ。

雨が切なくさせるのか


雨ですねぇ。
先日の土砂降りの自転車が楽しかったとは言え,
最初から降ってるところに飛び出す勇気は無いボクです。
ところでね,最近買って読んだマンガが面白かったので紹介したいのですよ。
晴耕雨読ってワケではないですけどね♪
3冊ほどボクにとって新しい漫画家さんのを読みました。
それが軒並み切ないストーリーで・・・
この季節がそんな本を手に取らせてしまったのでしょうか?
ちょっとセンチメンタルな気分です。
さて1冊目はコレです。

「橙は、半透明に二度寝する」(阿部洋一著,講談社コミックス)
何処までも永遠に続く迷路のような思春期。
独自の価値観で突き進む少女たち。
決して後戻りできない時間の中で,全力で後悔に向かって走り続ける主人公。
独特な世界観を紡いでます,この作家さん。
コレが少年誌に掲載されてるなんてちょっと意外ですね。
ボクはカブトムシをこよなく愛している“宮成美鈴”がとてもスキです♪
で,2冊目と3冊目。

「バランスポリシー1,2」(吉富昭仁著,TSコミックス)
掲載誌がアレなんでちょっと紹介し難いんですけど・・・
ま,ストーリーが秀逸なので良しとしましょう。
あ,R18ではないですよ,ちゃんと言っておきますけど。
近未来の日本。
地球規模で重大な問題が起こり,人類は滅亡の危機に陥っている世界。
時の政府が施行した政策により,改造手術を受けた少年たち。
彼らの触るだけで壊れてしまいそうな心。
取り巻く人々の想いや葛藤。
シンプルな作画がより一層伝える力を増強してますね。
2巻の帯に書いてある
“さよなら 14才の夏 僕の少年時代”
ってキャッチコピーが読む前と後で感じ方が違ってくるのも面白いです。
独自の世界観のため,主人公たちに感情移入するのはムズカシイですけど。
今回の3冊,とても面白かったです。
かなり偏ったシュミだと思うので万人にオススメはしませんが,
ボクの心臓は鷲掴みにされたようでしたよ♪
雨の日はこんなお話を読むのも良いですね。

2年越しのレポート


4月19日(土)発売のサイクルスポーツ6月号にボクの投稿レポートが載りますよ~!
サイクルスポーツの公式サイトはコチラ→http://www.cyclesports.jp/
みんなのイベント参加レポート「おれホレ!ライド かわら版」ってコーナーに,
2012年から2年連続で出場した「第1回そして第2回 福島県ふるどの自転車ロードレース大会」の
レポートが採用されたのです♪
以下,本文より抜粋
流鏑馬の里・古殿町で一昨年から始まった「ふるどの自転車ロードレース大会」は,
ジャパンカップの標高差も超える平坦ゼロの超ハードな難関コース。
1周することもできずリタイアする参加者が続出するというこのレースに,
2年連続で挑んだという西森未来さんから参戦レポートが届いた。
ロードレースは2012年が初体験だったという彼の悪戦苦闘ぶりは,
涙と笑いナシには読めない。
今月の「おれホレ!ライド かわら版」は,自転車乗りなら誰でも一度は体験しただろう
リアルなエピソードにあふれた,彼の奮戦レポートに注目だ。
いや,ウレシイですねぇ,こんな風に書かれちゃうと。
ともあれボクのヘッポコ奮戦記を読んでくれると幸いです♪

↑↑↑この表紙が目印ですよ!
198~199ページに見開きでレポートが載ってます♪

買っちゃったよDESIGNS


「The Five Star Stories DESIGNS 4」(永野護著,角川書店)を買っちゃいました。
簡単に言うとですね,永野護先生のライフワークとも言える作品,
「ファイブスター物語」の作品集なんですよ。
ちなみに「ファイブスター物語」は単行本で12巻まで発行されてますよ。
(2014年3月14日現在)

ちなみにパート2,月刊ニュータイプで1986年4月から連載されてます。
でもまだ12巻なんです。
休載とかも多かったもんねぇ。
で,永野先生の作品集ってのは,ただのデザイン画を集めたものではないんですよ。
難解なファイブスターのストーリーを読み解くヒントがちりばめられているんですよね。
なのでファンとしては読みたいワケですよ。
しかしながらモンダイなのは価格とサイズ(笑)です。
高いよなぁ・・・
でもそれなりの仕事してるし,しょうがないか。
そしてデカイよなぁ。
B4サイズなんて本棚に納めるの大変じゃないか!!!
しかも過去に出版された副読本とのサイズもマチマチだし。
それでもメカやキャラクターのデザインは相変わらず秀逸ですね♪
とくにキャラの衣装のデザインが好きでございますよ。
とりあえずざっと読んではみましたが,これから熟読したいと思いますよ。