運動会数日前の事。綱引きにさっぱりのってこない3歳児。綱の前にぺったんと座り込んで砂いじり。そこで3・4才対5才の綱引きをしてみました。大人の目からは勝敗は明らかですが、このことは大いに5才児を刺激しました。が、一番、驚いたのは3才児です。小さくて力の入れ方もわからず、勝負にもさほど興味がない様子。ところがやってみると4才児のグイグイと引っぱる力と勝って嬉しい喜び方につられて一緒にワーイワーイ!!その後、3才だけで綱引きをすると、アラ?引っぱってる!引っぱってる!!意欲的です。同じ3才児同士の紅白競争でもちゃんと白が勝ったことを喜んでいます。運動会当日ではわからなかった取り組みの様子です。こうして、見ているだけではわからないことをやってみて、勝った、負けたということも覚えて、そして、楽しかったよ!もう一回やりたいと思うのですね。遊べる仲間がいるって素晴らしいことですね。そして、やがて5才のように「5才だもの出来るよ!」と挑戦力も自信もついてくるのです。「何でやらないの?」「できないの!?」「こうやってやるの!!」と言うことはありませんか?見て、試してみて…一つひとつ感じて、その子の成長に合わせて、誰でも大きくなっていくんですね。私達、大人もそうして大きくなったように…私達、大人に出来る事は、環境を整えること、そしてちょっと必要な手助けをすることなのです。