朝9時。お仕事に急いでいるママは小走りです。
あれ・・・ママと重そうな荷物が先に行ってしまいました。
小さなヨチヨチ歩きのNちゃんは
「そんなに早く歩けないよ」と言っているのかな?
事務所の近くで立ったままです。
近くにいた5歳の女の子に
「ねえ・・・お手々繋いで、ママの所に連れて行ってくれる?」
と、声をかけてみると手を繋いだけど赤ちゃんに
その手を振り払われてしまい困った顔!
それを見ていた5歳のお兄さん、放っておけないとばかりに傍に
そっと歩いていくと、身をかがめて視線を合わせ
「おはよう!行こうかぁ」と優しく言い
小さな背中にそっと触れると赤ちゃんは歩き出しました。
鮮やかな対応に見とれていると・・・すごいなぁ!!
赤ちゃんの横を歩調を合わせてゆっくりと、しかも何やら
語りかけながら、ママのいる所まで送ると、又さっ!と身を返して
遊びに戻って行きました。
何かとても気持ちの良い朝のプレゼントを頂いた気分です。
子ども達が自分と違う相手をこうしてお世話をしたり、受け入れたりできるかどうかはいつも身近にいる大人の関り方がとても大事な役割をもっています。
自分のことも、お友達のことも兄弟のことも、赤ちゃんのことも「みんな大好き!」と心から思える子ども。
きっと小さい時から、ママや周りの大人から温かい優しい言葉を掛けてもらい心地良い思いに包まれてきたことでしょう。
ありのままの自分を受け入れて優しくしてもらった経験がいっぱいある子は人にも優しく出来るってよく言いますね。
素敵なお兄さんは男の子3人兄弟!さぞママ達は大変だろうなぁ・・・。
でも働きながら子育ても頑張っているお母さん達って素敵です!今日も私達はしっかりお子さんをお預かりしています。
お母さん、安心してお仕事いってらっしゃい!!