七夕は棚機とも書き、旧暦7月7日の夜に天の川の両岸にある牽牛星と織姫星が年に一度再会するという伝説に基づいて星を祭る行事。中国ではこの日、婦女子は裁縫の上達を祈る乞功でんの風習があり、これが日本の機を織る女の信仰と習合したもので庭前に瓜やナスなどを供え、笹竹に歌や願い事を書いた五色の短冊、糸、布などをつけ、書道や裁縫の上達などを祈ると言われます。
保育園ではキリスト教的立場から七夕を「星に願い事をする日」ではなく、風習を教えつつ・・・地域で子ども達の生活に入り込んでいるこの行事を通してより広い世界を子ども達に気付かせ、神様のお造りになった宇宙に関心を寄せる機会と考えています。夜空を守ることも人間の責任の一端であることを何らかの形で知らせる場として七夕を意義深く過ごしたいと思います。