夏風邪には、代表的なものにヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜炎(プール熱)などがあります。
*ヘルパンギーナ…39度前後の高熱が急に出ます。のどの奥に赤い小さな水疱が数個から十数個出るのが特徴です。水泡がつぶれて潰瘍を作ることもあります。のどの痛みの為食事が取れないことがあるので、口当たりやのどごしの良いゼリーや豆腐など刺激の少ない食事の工夫が必要です。脱水症状に注意しましょう。
*手足口病・・・・・・・・・手のひらや足の裏、ひじやお尻、口の中等に水泡ができます。高熱が出ることがあります。まれに髄膜炎を起こすこともあります。
*咽頭結膜炎・・・・・・急に39~40度の高熱が出て、のどが赤くはれて痛み、目も充血して結膜炎を起こします。プールで感染することもあることから別名「プール熱」と言われますが、プールに入らなくても感染します。のどが痛むので刺激のないものを与えましょう。
*流行性結膜炎・・・・白目が赤くなり、目やにが出て発熱やのどの痛みを伴うこともあります。感染力が強いので家族とはタオルや洗面用具などを別にしましょう。
*とびひ・・・・・・・・・・・・皮膚の小さい傷、虫刺されなどに黄色いブドウ球菌が感染して水泡が次々に広がっていく病気です。感染力が強いので気がついたら早目に受信しましょう。
ウイルスが原因の病気には抗生物質が効きません。体を休めて自身の免疫力で自然に治るのを待ちます。合併症の予防のために必ず病院の受診をし、主治医の指示を受けましょう。