『合掌造り集落』 4月の学園だより

 白川郷(荻町)と五箇山(菅沼・相倉)の合
掌造り集落は、世界遺産に登録されてい
ます。
 岐阜県と富山県の県境周辺で、庄川上
流の谷合には、上記以外の集落でも、合
掌造りの家屋が建ち並んでいました。
 雪深いこの地域に限って、なぜ三~四
階建てにも相当する巨大な家屋が建てら
れたのでしょうか。

 二階や三階では、蚕が飼われ、「白川
糸」が作られていました。

 一階の土間では、手漉きの和紙が作ら
れていました。

 床下では、重ねた草に人の尿を撒いて
掻き混ぜ、塩硝土(焔硝土)を作っていま
した。
 この塩硝土に水を混ぜ、煮詰めていく
と、塩硝(焔硝)ができます。
 黒色火薬の原料となる塩硝の製造こそ、
山奥の多雪地帯に巨大な合掌造りを産み
出す素因でした。

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     前回の問題 解答
 西行の次の和歌の「 」に入る語句は、
桜です。
  花見には群れつつ人の来るのみぞ
   あたら「 」のとがにはありける 

      今日の問題 
 冬の間他の集落と行き来ができない合
掌造り集落・加須良で、1943年の12月に
亡くなった少女が、医師の検視を受けて
荼毘に付されるまでに、どのくらい時間
が掛かったでしょう。

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