カラーリット・ヌナート(グリーンランド)は、東へ東へと進出してきたモンゴロイドと、西へ西へと進出してきたコーカソイドが、隣り合わせに居住する初めての地でした。
面積が最大の島に、モンゴロイドのイヌイットの人々は、古くから伝えられてきたアザラシを中心とする狩猟生活を持ち込み、4500年を超えて今なお居住し続けています。
一方、コーカソイドの北方ヨーロッパ人は、ヒツジやウシなどの牧畜生活を持ち込んだものの、500年ほどで夢破れています。
モンゴロイドの東進は、カラーリット・ヌナート(グリーンランド)までを居住地とした段階で終了しました。
コーカソイドの西進は、カラーリット・ヌナート(グリーンランド)から撤退した段階で終了するかに見えました。
ところが、南方ヨーロッパ人を中心とするコーカソイドは、大西洋を横断して、南北アメリカ地帯を植民地化します。
アフリカ大陸を周航し、インド洋を横断して、アフリカ・アジア地帯を植民地化します。
モンゴロイドは、東へ進みながら、それぞれの地域性に応じた文化を育んでいきました。
コーカソイドは、西へも東へも進みながら、共通化した文化を育んでいきます。 < 完 >
東へ進むモンゴロイド・西へ進むコーカソイド その1
〈 大陸と大陸の裂け目 〉メルボルン紀行 その11
武器も基地も無い平和 スヴァールバル諸島とオーランド諸島 その16
〈 レンタカーによるタスマニア島南北縦断の旅 〉タスマニア紀行 その八
前回の問題 解答
太陽が黄経210度を通過し、秋の季節の最後となる二十四節気は、霜降です。
今日の問題
ヌーク(カラーリット・ヌナート)において、最も降雪が多い12月の平均降雪量は、どれでしょうか。
A 247.2mm
B 247.2cm
C 247.2m
D 247.2km
夢を実現する学習塾 開 進 学 園
ホームページ