月別アーカイブ: 2023年3月

〈 禅林寺(永観堂)の多宝塔 〉春隣の京都紀行 その五

 京都東山の一画に、禅林寺(永観堂)があります。
 真紹(空海の高弟)が、平安時代初期に藤原氏の山荘を買い求めたのが、起点です。

 放生池の畔にある梅林の先には釈迦堂が、さらにその先には多宝塔が立っています。
京都 禅林寺 ウメ

 多宝塔は、禅林寺境内の最も高い地点に建てられました。
 上層部は円形、下層部は方形で、高さは13mあります。
 室町時代に建立された釈迦堂など、古い建物が建ち並ぶ中で、1928年の建立と新しい建物です。

京都 禅林寺 多宝塔

 多宝塔の前に立つと、冬と春とが交錯する京都市街が一望できました。
京都 禅林寺 市街 

〈疎水分水路(哲学の道) 〉春隣の京都紀行 その四

〈 東山慈照寺(銀閣寺) 〉春隣の京都紀行 その三

〈 梅苑「花の庭」 北野天満宮 〉春隣の京都紀行 その二

〈 大文字の火床は雪化粧 〉春隣の京都紀行 その一
 

 

       前回の問題 解答
 次のことわざの「 」に入る語句は、「習う」です。
    「 」は一生
 
 

        今日の問題 
 病人や貧しい人々に分け与えるために禅林寺境内に植えられたウメの木々は、何と呼ばれてきたでしょう。

 

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壊れる前に その九

 私は、勉強が嫌いだ。
 分からないから。
 だから、今までろくに勉強してこなかった。 
   中 略
 「分からないからやらない」のではなく、「やらないから分からない」ということは、自分でもよく知っている。
 学ぶことを、楽しいとは思えない。
   後 略

 ある塾生が、表現学習でこのように書いてきました。
 その塾生といろいろ話していくうちに、『壊れた脳 生存する知』を読むように勧めました。

 翌日、その塾生は「一晩で読み終えました」と、本を返してきました。

 しばらくしてその塾生は、五時間に渡る学習に熱中し続けています。
            < 完 > 

壊れた脳

  壊れる前に その八

  壊れる前に その七

  壊れる前に その六

  壊れる前に その五

  壊れる前に その四

  壊れる前に その三

  壊れる前に その二

  壊れる前に その一

 
 
 

       前回の問題 解答
 カレンダーで3月29日は、太陰太陽暦で閏二月八日です。
 前日の閏二月七日に火葬に付されたのは、平清盛です。
 
 

        今日の問題 
 次のことわざの「 」に入る語句は、何でしょう。
    「 」は一生

 

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〈 道 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、〈 道 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

  生と死の境にありて心深く 
   父はまことの道悟れりと 

  教育の道に生くるも婦となるも 
   助けんとこそ君はのたまふ 

  生徒等と共に往かまし一すぢの
   奉仕の道の美わしくして 

shikishi harimado (2)

 〈 悲し 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 時 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 夢 〉
    開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 生命 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 月 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 獨り 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 別れ 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 永遠 〉
   開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 

       前回の問題 解答
 清少納言は、『枕草子』の第一段で、季節ごとに趣があるものを多数挙げていますが、一つだけ「わろし(感心しない)」ものを挙げています。
 昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も灰がちになりてわろし。
 
 

        今日の問題 
 カレンダーで3月29日は、太陰太陽暦で閏二月八日です。
 前日の閏二月七日に火葬に付された平家の代表的人物は、誰でしょう。

 

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〈 季節の中で 〉表現学習の作品から

 四季(春・夏・秋・冬)や五季(春・梅雨・夏・秋・冬)の移ろいの中で育まれてきた私達の存在を見つめることが、今回の表現学習です。
 清少納言は、『枕草子』の第一段で、季節ごとに「をかし(趣がある)」き時間を挙げていますが。
  春=あけぼの(夜明け方)
  夏=夜
  秋=夕暮れ
  冬=つとめて(早朝)

 Aさんは、秋が一番好きなようです。
 花粉症に悩まされていては、早く秋が来て欲しいですよね。

 Bさんは、四季それぞれに好きなものを挙げています。
  春=動物園
  夏=花火
  秋=音楽
  冬=雪

 Cさんは、四季の楽しみを書き出しています。
  春=花見
  夏=プールや入道雲
  秋=色づいた木々や夕焼け
  冬=クリスマスと正月と雪

hyougengakusyuu 2023 03 kisetsu

〈 科学月刊誌『ニュートン』を参考にして 〉     表現学習の作品から

〈 なぜ勉強するのか 〉
         表現学習の作品から

〈関心のある話題を選んで〉
         表現学習の作品から

〈 歴史を振り返って 〉
         表現学習の作品から

〈 かぐや姫のその後 〉
         表現学習の作品から

〈 関心のある話題について 〉
         表現学習の作品から

〈 うまくいかない時には 〉
         表現学習の作品から

〈 捜査と裁判 〉  表現学習の作品から

〈 あればいいな 〉 表現学習の作品から

〈 食について考える 〉
         表現学習の作品から

       前回の問題 解答
 九九の「さんくにじゅうしち」から、「桜の日」は3月27日とされました。
 
 

        今日の問題 
 清少納言は、『枕草子』の第一段で、季節ごとに趣があるものを多数挙げていますが、一つだけ「わろし(感心しない)」ものを挙げています。それは、何でしょう。

 

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〈 大仏様の涙 〉鎌倉紀行 その一

 七十二候で「桜始開(さくらはじめてひらく)」は、3月26日~30日。
 今年は陽光に誘われて、「桜始開」よりも随分早く開花しました。
 それでも、開花後の低温のおかげで、花が長く保たれています。

 鎌倉を訪ねた際も、冷たい雨が降り続いていました。
 悪天候にもかかわらず、三年ぶりの花見をしようという人々で、江ノ電長谷駅から高徳院へ向かう道路は、人も車もぎっしりです。
 狭い歩道では、傘と傘とがぶつからないように避けなければなりません。

 高徳院の広い境内に入って、傘同士の接触を気にせずに、満開の桜を眺めることができました。
 桜を前景に、大仏様を後景に、写真を撮ります。
 中景には、傘をさした人々を入れて。

 よく見ると、大仏様が涙を流しています。
 実際は雨の滴でしょうが、「どうして自分だけに傘が無いのか」と、嘆いているのかもしれません。
 大仏殿内に安置されていた昔を、思い出しているのかもしれません。

鎌倉 大仏 桜

       前回の問題 解答
 須崎(高知県)の人々は、鍋焼きラーメンを「ぽこぺん」という愛称で呼んでいました。
 
 

        今日の問題 
 九九の「さんくにじゅうしち」から、「桜の日」は何月何日とされたでしょう。

 

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〈 鍋焼きラーメン 〉土佐紀行

 木材の町として栄えてきた須崎にも、戦後の食糧難は容赦なく押し寄せてきました。
 そのような路地裏に、谷口食堂が開設されました。
 近くから調達できる食材を基にして。
 メニューの中には、ラーメンもありました。

 やがて、出前が始まります。
 なんとか冷めないラーメンを提供できないかと思案した谷口さんは、どんぶりに替えて、ホーロー鍋入りのラーメンを思いつきます。
 近所の食堂では、土鍋入りのラーメンが考案されました。
 須崎町内各食堂でのこれらの取り組みは、「鍋焼きラーメン」として定着します。

 銭湯帰りに鍋焼きラーメンを食べることが、須崎文化となります。

 それほど評判だった鍋焼きラーメンも、いつしか廃れていきます。

 そこへ、「須崎名物・鍋焼きラーメン」を復活させようという機運が巻き起こります。
 各食堂はもちろん、商工会議所をあげた「須崎名物鍋焼きラーメンプロジェクトX」が始まります。
 「須崎名物・鍋焼きラーメン」は、須崎の町興しの起爆剤と期待されています。

鍋焼きラーメン

〈 久礼の大正町市場 〉土佐紀行

〈 四万十川の沈下橋 〉土佐紀行

〈 四万十川の源流部 〉土佐紀行

〈 三輪タクシー・ツノトゥク 〉土佐紀行

〈 片岡兄弟の生家 〉土佐紀行

〈 皿鉢料理 〉土佐紀行

〈 高知線(土讃線)発祥の地 〉土佐紀行

〈 路面電車 とさでん交通 伊野線 〉土佐紀行

〈 ひろめ市場 カツオの藁焼き 〉土佐紀行

〈 とさでん交通 路面電車の車庫 〉土佐紀行

〈 アンパンマン像とからくり時計 〉土佐紀行

〈 はりまや橋 〉土佐紀行

<かわうそ自然公園> 初冬の土佐路 その三

<竹林寺の紅葉> 初冬の土佐路その二

<五台山の紅葉> 初冬の土佐路 その一
 
 

       前回の問題 解答
 次のことわざの「 」に入る語句は、知恵です。
   「 」は万代の宝
 
 

        今日の問題 
 須崎(高知県)の人々は、鍋焼きラーメンを何という愛称で呼んでいたでしょう。
   A ぱこぺん
   B ぴこぺん
   C ぷこぺん
   D ぺこぺん
   E ぽこぺん

 

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壊れる前に その八

 脳出血と脳梗塞を繰り返し発病してきた山田規畝子さんは、何のために勉強するかについて、次のように記しています。

 「なんのために勉強するの」
 もし子どもにそう聞かれたら、私はこう答えたい。
 「脳が壊れても、ちゃんと生きていくためよ」 

 脳が壊れて貧弱な思考しかできなくなっても、わずかに働く脳細胞をフル稼動して、重要な人生の選択や決断をしなければならないときがある。
 そのときの判断材料となるのも、やはり経験だ。
 経験のないことは、脳にも記憶されていない。
 ないものはどうやったって、引きだしようがない。
 だから、若くて元気なうちに、なんでも経験したほうがいい。
 経験さえしておけば、脳はどこかに記憶しておいてくれる。
 あとでたくさんの部屋の中から探し出してくれる。
 たとえ歳をとっても、脳の一部が壊れても。
    『壊れた脳 生存する知』
        山田規畝子 著 講談社 

         < つづく > 

壊れた脳

  壊れる前に その七

  壊れる前に その六

  壊れる前に その五

  壊れる前に その四

  壊れる前に その三

  壊れる前に その二

  壊れる前に その一

 
 

       前回の問題 解答
 疎水分水路沿いの「疎水端」は、後に「哲学の道」と呼ばれます。
 
 

        今日の問題 
 次のことわざの「 」に入る語句は、何でしょう。
   「 」は万代の宝

 

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