カテゴリー別アーカイブ: 大地の恵み

千葉公園の桜

 千葉駅から北西方向へ500mほど歩くと、千葉公園に至ります。
 園内へ入ってすぐの所にあるのは、綿打池です。
 約600mある池の周囲は、八分咲きから満開の桜で被われていました。

千葉公園のサクラ

 静かな午後のひと時が過ぎていく中、カモ達がけたたましく争い出しました。
 水面を右往左往しながら、突き合いが続きます。
 カモ達の死闘に、穏やかな花見の風情を味わうどころではなくなります。

 第二次世界大戦ごろ、綿打池周辺は、鉄道第一聯隊の演習場でした。
 現在も、池のそばに、架橋演習用のコンクリート壁が残っています。

 江戸時代には、綿打池が争いの的でした。
 作草部村と寒川村とが、綿打池を巡って、境界争いを繰り広げたそうです。

 千葉公園の近辺には、軍関係の施設が立ち並んでいました。
  鉄道第一聯隊
  同材料廠
  陸軍兵器補給廠廠
  陸軍歩兵学校
  気球聯隊格納庫
  陸軍衛戍病院
 まさに「軍隊の町」でした。

千葉公園 演習用橋脚

  神田川沿いの桜

  春の到来を象徴する食材(植材)・ナノハナ

  「七種粥」と「七草粥」

  葉から芽 ハカラメ

  彼岸のヨルガオ

  トウガンの味噌汁一杯分切り売り

  「五月晴れ」にキアゲハは

  ダイコンの花

 

     前回の問題 解答
 「巨勢」氏は、「こせ」氏です。
  

 
 
     今日の問題  
 「作草部」は、何と読むでしょう。
         

 

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神田川沿いの桜

 都電荒川線は、東京都内に残る、唯一の路面電車です。
 三ノ輪橋と早稲田を結ぶ12.2kmを、60分ほどで走行しています。
 この都電荒川線に付けられた愛称は、「東京さくらトラム」です。
 都電荒川線・東京さくらトラムに乗って、都内の桜巡りに出かけました。

 飛鳥山公園などを巡ったところで、沿線最後の花見は、神田川沿いです。
 終点一つ手前の面影橋停留場に下り立ちます。
 目の前は神田川、川沿いに桜がずらりと立ち並んでいます。

 神田川は、井の頭池を水源として、24.6km流れたところで、隅田川へ合流します。
 江戸時代には、神田上水として、江戸市中に大切な上水を配給していました。

 神田川に架かる面影橋は、「姿見の橋」とも呼ばれています。
 在原業平が鏡のような水面に姿を映したという逸話が、残っています。
 現在はコンクリート製の川底を滔々と流れ、水面に映し出す余裕はありません。

 川底だけでなく、堤も全面、コンクリートに覆われています。
 その人工的な川空間を、桜の枝々が花模様に纏染め上げています。
 神田川沿いの桜は、一年にこの時期だけ、川岸に自然を回帰させてくれます。

 神田川 桜 1

神田川 桜 2

  春の到来を象徴する食材(植材)・ナノハナ

  「七種粥」と「七草粥」

  葉から芽 ハカラメ

  彼岸のヨルガオ

  トウガンの味噌汁一杯分切り売り

  「五月晴れ」にキアゲハは

  ダイコンの花

 

     前回の問題 解答
 日本最古の花札は、三池カルタ歴史資料館に保存されています。
  

 
 
     今日の問題  
 面影橋の近くには、山吹の里があります。
 農家の軒先で次の歌を聞かされ、歌の道に一念発起したのは、誰でしょう。
   七重八重花は咲けども山吹の
    実のひとつだになきぞ悲しき
         

 

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春の到来を象徴する食材(植材)・ナノハナ

 家庭菜園の今年のナノハナは、長きに渡って縮こまったままでした。
 それがここ数日の陽気を受け、一気に生育し出しました。
 茎を伸ばし、葉を繁らせ、花を開きました。
 それを一番喜んだのは、蜂達でしょうか。

ナノハナ 蜂

 蜂達が去った後を受け、少量ずつ収穫します。
 大地の温もりを後にして、ザルの上でしばし身を整えてもらいます。

ナノハナ ざる

 一品目は、ナノハナ雑炊です。
 餅入りで、ボリュームたっぷりです。

ナノハナ 雑炊

 二品目は、ナノハナ蕎麦です。
 ネギを多めに、あっさり風味です。

ナノハナ 蕎麦

 ナノハナは、春の時期に不安定になりやすい肝機能を改善してくれます。
 血行を良くして、膚の老廃物を排出してくれます。

 
  「七種粥」と「七草粥」

  葉から芽 ハカラメ

  彼岸のヨルガオ

  トウガンの味噌汁一杯分切り売り

  「五月晴れ」にキアゲハは

  ダイコンの花

  ツツジの花仕舞い

  タケノコの成長

 

     前回の問題 解答
 キララビーチは、「日本の夕陽百選」に選ばれています。
 

 
 
     今日の問題  
 千葉県の花は、何でしょう。
         

 

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「七種粥」と「七草粥」

 一月七日、七草粥を炊きました。
 土鍋で1時間30分、普段のご飯を炊く時間の三倍かかりました。
 時間をかけただけに、出来栄えは上々です。

 時間がかかるとは言え、現代は材料をお店で手軽に購入できます。
 その点、昔は大変でした。

 平安時代は、「七草」を集められないため、前もって揃えられる「キビ・アワ・・・」の七種類の穀物を入れた「七種粥」でした。
 「セリ・ナズナ・・・」の七草を入れた「七草粥」となったのは、鎌倉時代からです。

 ただし、雪国などでは「セリ・ナズナ・・・」の七草を揃えられません。
 そのような地域では、「ニンジン・干し柿・コンブ・・・」など、とにかく七種類を入れて、「七草粥」の代わりとしたそうです。

七草粥

  霜柱とマユミと下弦の月

  葉から芽 ハカラメ

  彼岸のヨルガオ

  トウガンの味噌汁一杯分切り売り

  「五月晴れ」にキアゲハは

  ダイコンの花

  ツツジの花仕舞い

  タケノコの成長

 

     前回の問題 解答
 次のことわざの〇〇〇に入るひらがな三文字は、「わらじ」です。
  二足の〇〇〇を履く
      
 

 
     今日の問題  
 「セリ・ナズナ・・・」の七草の中で、「ペンペン草」とも呼ばれるのは、どれでしょう。
         

 

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霜柱とマユミと下弦の月

 暑い秋が続いたものの、冬は急ぎ足で深まっています。
 今朝、ついに霜柱が出現しました。

 寒い早朝、大地の細かい粒子の間を、地中の水が上昇していきます。
 細い環状の物体内を、液体がエネルギーを与えられなくとも上昇する現象は、毛細管現象と呼ばれています。
 上昇した水は、0℃の地表に到達するや、氷になります。

 次々に上昇した水が氷と化し、氷の柱となります。
 いくつもの氷の柱は、地表の土を持ち上げます。
 土製の屋根を氷製の柱が支える、真冬の宮殿です。

 白い大地から視線を上げると、マユミが真っ赤な実をたわわに実らせています。

 マユミは、真っ青な空に向かって、背伸びをしています。

 真っ青な空には、真っ白な下弦の月が佇んでいます。
霜柱

マユミ 下弦の月

  葉から芽 ハカラメ

  彼岸のヨルガオ

  トウガンの味噌汁一杯分切り売り

  「五月晴れ」にキアゲハは

  ダイコンの花

  ツツジの花仕舞い

  タケノコの成長

 

     前回の問題 解答
 次のことわざの〇〇に共通する漢字は、「柚子」です。
   〇〇の木に裸で登る
   〇〇の木に逆立ち 
      
 

 
     今日の問題  
 容器に水を満たして布を浸すと、布を水が上昇するのは、何現象によるものでしょう。
       

 

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冬至ユズ湯の始まり その四

 果樹が、芽を出してから実を結ぶまで、長い時間がかかることを表す、言い伝えがあります。
  桃栗三年柿八年
 「モモやクリは三年かかる」、「カキは八年かかる」と言われ、それぞれ一定しています。

 対してユズに関する言い伝えは、何種類もあります。
  柚子は九年でなりかねる
  柚子は遅くて十三年
  柚子の大馬鹿十六年
  柚子の馬鹿めは十八年
  柚子の大馬鹿三十年

 何年経っても実を結ばないユズに、昔からジリジリさせられてきたのでしょう。
 それならば、実を結ぶまで長い期間がかかると、初めから覚悟を決めてはいかがでしょう。
 実際には長い期間がかかったとしても、心理的には余裕が保てます。
  柚子はスイスイ十八年  < つづく >

ユズ ざる盛り

    冬至ユズ湯の始まり その三

    冬至ユズ湯の始まり その二

    冬至ユズ湯の始まり その一

 

     前回の問題 解答
  A 1+5+8+12=26
  B 2+3+10+11=26
  C 1×1+5×5+8×8+12×12=234
  D 2×2+3×3+10×10+11×11=234
      
 

 
     今日の問題  
 次のことわざの〇〇に共通する漢字は、何でしょう。
   〇〇の木に裸で登る
   〇〇の木に逆立ち
       

 

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葉から芽 ハカラメ

 窓辺に置いた「ハカラメ」の葉から、可愛らしい芽が出てきました。

 小笠原諸島の父島と母島を訪れた際、数株の「ハカラメ」を購入してきました。
 残念ながら、学園内で育てた「ハカラメ」は、すべて枯れてしまいました。
 ところが、おみやげに差し上げた方は、増殖に成功されました。
 その一部を頂いて、再び窓辺に置いたところ、葉から芽が出てきたという訳です。

 「ハカラメ」というのは、俗称です。
 正しくは、「セイロンベンケイソウ(錫蘭弁慶草)」です。

 「セイロンベンケイソウ」は、アフリカが原産地で、100年以上前に父島へ持ち込まれたようです。
 切り離した葉から、水に浸さないでも芽を出すことから、「葉から芽」と、さらに「ハカラメ」と、呼ばれるようになりました。

 ところで、写真を子細にご覧いただくと、「ハカラメ」が腕を組んでいるように見えます。
 目と長い耳を携えているかのようにも見えます。
 まるで妖精のようです。

ハカラメ 2

  彼岸のヨルガオ

  トウガンの味噌汁一杯分切り売り

  「五月晴れ」にキアゲハは

  ダイコンの花

  ツツジの花仕舞い

  タケノコの成長

  竹筒の中のアマガエル

  鶴ヶ城 満開の桜
 
  里山の春

 
 
 

     前回の問題 解答
 1898年に日本国内の居留地が廃止された翌年、日本国内の領事裁判権は廃止されました。
    
 

 
     今日の問題  
 父島(小笠原諸島)の、1月の平均最高気温と最低平均気温は、何度でしょう。
 ちなみに、千葉市の1月の平均最高気温は10.1℃、最低平均気温は2.4℃です。
       

 

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