1939年1月15日(一月場所 四日目)、
双葉山は外掛けに屈しました。
連勝記録が、69で止まった日です。
この連勝記録は、未だに破られていま
せん。
双葉山のしきりは、大相撲の模範とし
て、賞賛されています。
一 「待った」をしない
二 相手力士が立てば、必ず立つ
三 相手力士よりも後から立ちながら
相手力士より先に踏み出す
双葉山には、相手力士よりも後から立
たなければならない事情がありました。
右の目を、失明していたからです。
相手力士が立つのを見届けてから立つ
のは、不意をつかれないための予防策で
もありました。
また、右手の小指の先を潰していて、
右手が不自由というハンディも抱えてい
ました。
このような障害を超えて、双葉山は空
前の大相撲ブームを巻き起こします。
その苦闘の生涯を書き留めたのが、次
の本です。
『横綱の品格』
双葉山 著
ベースボール・マガジン社
わたしとしては、その日その日の勝負
にベストを尽くそうとしたばかりです。
するとのちには、自分で自分の相撲を
楽しむといった気分で、土俵にのぞむこ
とができるようになりました。
前回の問題 解答
1914年1月12日、大爆発を起こして大
隅半島と陸続きになったのは、桜島です。
今日の問題
1939年1月の場所前、双葉山の体調は
良かったのでしょうか。
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