和算の世界(3月の学習会)
とき 3月12日(土)2時~3時
ところ 開進学園
テーマ 和算の世界
江戸時代の単位の換算は、非常にこみいっていました。
重さの単位は、「1斤=160匁」を標準として、お茶の場合は「1斤=205匁」であり、薬の場合は「1斤= 230匁」と様々でした。
お金の単位は、公式には「1貫=1000文」ながら、「96文を100文」と換算する習慣から、「1貫234文 =12×96+34=1186文」と計算しなければなりません。
お金には銅貨の他、金貨と銀貨もあり、日々変動する交換レートを巧みに操りながら日常生活を送って いました。
10進法と全国共通のメートル法によって単純な計算で済む現代とは比べものにならないほど複雑な計算 処理を江戸時代の人々がこなせたのは、当時の世界の最高水準ともいえる和算〈数学の研究と庶民の算術 〉があったからでしょう。
今回は和算の実例にふれながら和算の魅力に迫ります。