読書の秋です。
読みたい本がたくさんあって、困る方も
いるでしょう。
どれを選んだらよいか、迷われる方も
いるでしょう。
忙しくて、読む時間を確保できない方も
いるでしょう。
中には、「本が読めない」方もいます。
山田規畝子さんも、その一人です。
医学部在学中 脳出血
30歳 長男を出産
34歳 脳出血 脳梗塞 高次脳機能障害
37歳 脳出血
靴のつま先とかかとを間違える
便器の中に足を突っ込む
階段を上っているか下りているか分からない
部屋の中で迷子になる
・・・・
そして、本が読めなくなる
「左隣の行も、反対の右隣の行も、次に読む
べき行のような気がして、目移りしてしまう。」
「ページが変わるときは、さらに大変だ。
めくる、という行為のあいだに、今度は記憶
障害が顔を出す。」
脳が働かなくなると、何が何だか分からなく
なります。
脳が働き出すと、自分の失態を知り、つらく
なります。
それでも、医師として、母親として、たくましく
生き抜きます。
この大変な人生を綴ったのが、
『壊れた脳 生存する知 』です。
生きる意味を見い出せずにいた一塾生に
貸したところ、心機一転して輝き出した本です。
前回の問題 解答
太陰太陽暦では、新月を一日として、
十五日目が十五夜になります。
望(満月)は、月と地球と太陽が
一直線になる瞬間です。
今日の問題
山田規畝子さんを助ける人々の中で、
最大の支えとなったのは、だれでしょう。
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