カテゴリー別アーカイブ: 和歌を詠む

くずし字で読む古文 第6回 3月のわくわく学習会

 東海道を行く江戸時代の旅は、ほとん
どが歩きです。
 雨が降れば、草鞋が濡れて、難儀した
ことでしょう。
 雨が降り続けば川の水量が増し、水量
が少なくなるまで、何日も同じ宿場に留
まらなくてはなりません。
 厳しい自然条件の下でも、行く先々の
名物料理が、疲れた体を癒してくれます。

 『東海道中膝栗毛』では、名物料理と
疲れた体を、狂歌に詠んでいます。

 地名の「かしは橋」と、名物料理の「柏
餅」を、掛けた狂歌です。
   餅の名のかしは橋とて旅人の
    あしをさすりて休やすらん
 

 地名の「岡部」と、豆腐の女詞の「御壁」
を、掛けた狂歌です。
   豆腐なるおかべの宿につきてげり
    あしに出來たる豆をつぶして

 三月のわくわく学習会は、江戸時代に
出版された当時と同じくずし字で、『東
海道中膝栗毛』をさらに読み進めます。

  < 3月のわくわく学習会 >
と き  3月16日(土)14時~15時
ところ  開進学園
テーマ  くずし字で読む古文 第6回
参加費  100円
連絡先  電話 043-273-6613
メール  wakuwaku@kaishin.jp.net

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     前回の問題 解答
 お雛様に桃の花を供えるのは、桃が持
つ霊力で鬼を追い払うためです。

      今日の問題 
 次の狂歌では、何と何が掛けられてい
るでしょう。
  爰もとに賣るはさざゐの壺焼きや
   見どころおほき倉沢の宿

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「生命」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「生命」に因んだ短歌を、三首紹介します。

  

 今日という生命を明日に引きつぎて 
  はげみゆかまし心おきなく 

 人生の何をか知りて今日よりは 
  己が生命に生きとし生きん 

 世の様の変りゆく日々かくありし
  わが生命をも強く生かまし 
 
shikishi harimado (2)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
     前回の問題 解答
 覚えている出来事の記憶のうち、それ
ぞれが占める割合です。
  A 楽しい出来事 約50%
  B 普通の出来事 約30%
  C いやな出来事 約20%
 

      今日の問題 
 『屈原』などを代表作とし、1958年2
月26日に亡くなった画家は、だれでしょ
う。 

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「今日」  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「今日」に因んだ短歌を、三首紹介します。

  

 初合のこの室にてよき日今日 
  過ぎにし日々の思ひにはずむ 

 今日の日は楽しかりきとのたまひし 
  君が言葉の耳に残れり 

 今日の日はこれで別れんとのたまひし
  君が瞳の強さたのもし 
 
shikishi harimado (2)
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

     前回の問題 解答
 12345679×(9×9)=999999999
 

      今日の問題 
 「のたまふ」は、何の尊敬語でしょう。

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「夢」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「夢」に因んだ短歌を、三首紹介します。

  
 かの日かの地に見はてぬ夢をのこし来て 
  今宵もひとり君をしぞ思ふ 

 夢に出づるまぼろしを追ひあへぎつつ 
  目ざめし朝の枕のつめたき 

 今日あれば明日の夢へと広がりて
  煮つめゆかましおのが心を 
 
shikishi harimado
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 『野火』や『レイテ戦記』などを残し
て、1988年12月25日に亡くなった作家は、
大岡昇平です。
 

      今日の問題 
 夢見草は、何の別称でしょう。

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「晩秋」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「晩秋」に因んだ短歌を、三首紹介しま
す。

  
 母逝きて一年過ぎぬ今日の日に 
  秋色深き山に抱かれて 

 己が身の早く癒えんといのりつつ 
  秋の冷氣の強く身にしむ 

 菊の香のかそけき室にひと時を
  君と語りし冬づく日かも 
 
shikishi harimado
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
 1÷7=0.142857142857142857・・・
 「循環節142857」を繰り返す、循環小数
です。

 3÷7=0.428571428571428571・・・
 「循環節428571」を繰り返す、循環小数
です。

 「1÷7の循環節142857」と、「3÷7の循環
節428571」は、巡回数になっています。
 

      今日の問題 
 「142857」と「428571」と「428571−142857」
は、どのような関係にあるでしょう。
    

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「秋たけに」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「秋たけに」に因んだ短歌を、三首紹介
します。

  

 滝清く青葉に映えてとうとと 
  木もれ陽輝くつつじ燃え初む 

 せせらぎの音のかそけきこの夕べ 
  薄の穂末星は瞬く 

 鈴懸けの葉末の霜の夕星の
  きらめく見れば秋たけにけり 
 
shikishi harimado
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

     前回の問題 解答
  茶の花や庭にもあらず野にもあらず
 この俳句を詠んだのは、正岡子規です。
 

      今日の問題 
 三首目の「夕星」を、作者は何と読んで
いるでしょう。
  A せきせい
  B せきぼし
  C ゆうせい
  D ゆうぼし
  E ゆふつづ
    

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「野菊」 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 開進学園叢書・歌集『香る代に』
(二瓶カヨ子 作 千葉日報社)から、
「野菊」に因んだ短歌を、三首紹介します。

  

 道のべの野菊の花を手折りつつ 
  額の汗を拭ふ子らあはれ 

 道ばたの菊を手折りてバスを待つ 
  友らと賞でつその赤き色 

 青空の見えて日ざしのやわらかき
  晝のひと時を愛づる白菊 
 
shikishi harimado
  

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

     前回の問題 解答
 スヴァールバル条約締約国の諸国民は、
スヴァールバル諸島における所有権に関
して、同等の権利を持っています。

      今日の問題 
 「花はみな四方に贈りて菊日和」などの
作品を残し、1933年9月21日に亡くなっ
た作家は、だれでしょう。
   

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