蘇我臣の大和政権内での役割は、現代
の財務大臣。国庫を管理していました。
それ以前までの国庫管理にとどまらず、
各地に「屯倉(大和政権の直轄地)」を拡
大し、大和政権の財務基盤を強化します。
あわせて、蘇我臣自身の勢力範囲も広
げます。
それでも、蘇我臣には弱点がありました。
宗教的権威の、決定的な不足です。
天皇族はもちろん、大伴連や物部連に比
べても。
大伴連や物部連は、大和政権内で、軍事
部門を管轄しながら、神祇部門も兼ねてい
ました。
大伴連や物部連の、古来からの神道に基
づく宗教的権威に対抗するには、神道に代
わる別個の宗教を推す以外に、策はありま
せん。
そこで、蘇我臣が導入したのは、仏教で
した。
前回の問題 解答
風水で建物の方位を考える場合、玄関
がある側を、向き(立向)と呼びます。
今日の問題
蘇我臣の系図において、AとBに入る名
前は何でしょう。
満智
A
B
稲目
馬子
「蝦夷」
「入鹿」
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