『青鞜』 創刊

 1900年代の初頭、日本社会は大きく変
化していきます。
 各家庭で電灯がともるようになり、各
都市は鉄道網で結ばれるようになります。
 生糸や鉄鋼などの生産は、急速に増加
します。
 その反面、農民や労働者の争議も広が
りを見せます。
 日露戦争や第一次世界大戦に反対する
運動も起こります。

 このようなうねりの中で、文学者達も
立ち上がります。
 武者小路実篤等は、『白樺』を創刊。
反戦と平和を訴えます。

 この時期、女性の高等教育を受けたい
という願望が一段と高まります。
 1902年から1917年の15年間で、高等
女学校の卒業生は6倍弱も急増します。

 学問や職業を通じて見聞を広げた女性
達は、新たな地平を模索し始めます。
 そして、1911年9月1日、女性の覚醒を
願って創刊したのが、雑誌・『青鞜』です。

 創刊号の冒頭で、与謝野晶子が詠いあ
げます。

 山の動く日来る。
 かくいへど人われを信ぜじ。
 山はしばらく眠りしのみ。
 その昔において
 山は皆火に燃えて動きしものを。
 されど、そは信ぜずともよし。
 人よ、ああ、唯これを信ぜよ。
 すべて眠りし女(おなご)
 今ぞ目覚めて動くなる。

seitou soukangou

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 蘇我臣の系図です。
  満智
   韓子
   高麗
  稲目
  馬子
  「蝦夷」
  「入鹿」

 

        今日の問題 
 平塚らいてうは、『青鞜』発刊に際し
て、「 」に何と述べているでしょう。
  「  」と最後の息は叫ぶであろう。

 

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