西行が生きた1118年から1190年の間は、
保元の乱と平治の乱を挟み、平氏政権が
成立しては崩壊し、代わって源氏政権が
成立する、激動期でした。
佐藤義清は、巨額の任料を都合し、18
歳にして兵衛尉に任官します。
それにもかかわらず、23歳の時、突然
出家してしまいます。
以後、西行として、仏道とともに、和
歌の道に勤しみます。
出家した際の歌
惜しむとて惜しまれぬべきこの世かは
身をすててこそ身をも助けめ
平泉を訪れた際の歌
とりわきて心も凍みて冴えぞわたる
衣河見に来たるけふしも
老境に幼少期を思い出しながら
竹馬を杖にもけふは頼むかな
わらは遊びを思ひ出でつつ
そして、如月の満月の桜の下で息を
引き取りたいとの願いが叶います。
ねがいおきし花の下にて終わりけり
蓮の上もたがはざるらん
西行 永眠 如月十六日(3月13日)
享年 七十三
前回の問題 解答![]()
「日本三大桜」と言われているのは、
滝桜(福島県)・神代桜(山梨県)・淡墨桜
(岐阜県)です。
今日の問題
西行は、幼いころ遊んだ隠れんぼを
なつかしんで、どのような歌を詠んで
いるでしょう。
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