〈 森閑とした神域 〉秩父紀行その三

 落ち葉が深く積もった登山道を進みます。
 「カサッ カサッ」という足音だけが、林間に響きます。

 蓑山神社表参道を上ること、小一時間が経ちました。
 森は、広葉樹林から針葉樹林へ代ります。

 大木が林立するスギ木立の上に、蓑神社が拝まれます。

 その昔、国造に任命されてこの地へ赴任してきた知知夫彦命は、大雨が降り続く折、この山に上って祈晴祭を行い、長雨をくい止めて農民を助ました。
 雨が止み、それまで身に付けていた蓑を傍らの木に掛けたことから、その木は「蓑懸松」、この山は「蓑山」と呼ばれるようになります。

 後世、「蓑山」の由来を知った畠山重雄は、「蓑懸松」のそばに祠を建立しました。
 それが、蓑神社の起こりです。

蓑神社

〈 落ち葉のジュウタン 〉秩父紀行その二 

〈 旅の一歩は鰻重から 〉秩父紀行その一

〈 神戸中華街・南京町 〉西摂津紀行その8

〈 筑波山と鬼門封じ 〉筑波紀行その九

 

     前回の問題 解答
  容器に水を満たして布を浸すと、布を水が上昇するのは、毛細管現象によるものです。
      
 

 
     今日の問題  
 「知知夫彦命」は、何と読むでしょう。
       

 

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