落ち葉が深く積もった登山道を進みます。
「カサッ カサッ」という足音だけが、林間に響きます。
蓑山神社表参道を上ること、小一時間が経ちました。
森は、広葉樹林から針葉樹林へ代ります。
大木が林立するスギ木立の上に、蓑神社が拝まれます。
その昔、国造に任命されてこの地へ赴任してきた知知夫彦命は、大雨が降り続く折、この山に上って祈晴祭を行い、長雨をくい止めて農民を助ました。
雨が止み、それまで身に付けていた蓑を傍らの木に掛けたことから、その木は「蓑懸松」、この山は「蓑山」と呼ばれるようになります。
後世、「蓑山」の由来を知った畠山重雄は、「蓑懸松」のそばに祠を建立しました。
それが、蓑神社の起こりです。
前回の問題 解答
容器に水を満たして布を浸すと、布を水が上昇するのは、毛細管現象によるものです。
今日の問題
「知知夫彦命」は、何と読むでしょう。
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