今から60年ほど前、オリンピックのサ
ーフィン会場に決まった一宮海岸で、
こんにゃくが飛んでいました。
煮物やおでんの食材となるコンニャ
クではありません。
原料のこんにゃく芋でもありません。
こんにゃく糊です。
正しくは、こんにゃく糊を使った風船
です。
風船とはいえ、直径が10mにもなる
巨大な物。
その風船に爆弾を取り付け、偏西風
に乗って飛ばそうという訳です。
狙いは、アメリカ本土。
太平洋を越えて、直接爆撃する作戦
です。
9300個も飛んだ風船爆弾の大半はア
メリカ本土に届きませんでしたが、約
1000個はアメリカ本土に落下し、被害
をもたらしたようです。
5月29日、こんにゃくの日にあたって、
こんにゃくが飛ぶ時代が再び来ないよう
願うばかりです。
前回の問題 解答![]()
松尾芭蕉は五月二十八日に、立石寺
で、「閑けさや 岩にしみいる 蝉の声」
と詠んでいます。
今日の問題
日露戦争において、こんにゃくはどの
ような役割を担ったでしょう。
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