五月一日 松尾芭蕉の皐月

 今日は、五月一日(5月26日)。
 久しぶりの雨に、咲き始めた蔓バラは
生気を取り戻したようです。
 328年前のこの日、松尾芭蕉は飯坂
(福島市)に滞在していました。

 夜に入て雷鳴雨しきりに降てふせるよ
り上よりもり、呑み・蚊にせ々られて眠
らず。          『おくのほそ道』

 以後、五月雨は激しく降り続きます。

 松島に着くや、一転して快晴となりま
す。
 ところが、芭蕉はその様子を俳句とし
て書き残していません。

 松島を過ぎると、再び五月雨に降られ
続きます。

 五月十三日、平泉。
   五月雨の降り残してや光堂

 五月晦日、大石田。
   五月雨をあつめて早し最上川

 福島・宮城・岩手・山形と五月雨が降
りしきる中、松島の五月晴れが際立った
松尾芭蕉にとっての皐月でした。  

tsuru bara

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

      前回の問題 解答
 源義経は、16歳で鞍馬寺を出奔しま
した。

 

        今日の問題 
 松尾芭蕉は五月二十八日に、どこで、
どんな俳句を、詠んでいるでしょう。

 

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