団扇(うちわ) 仕舞い

 八月に最高気温の記録を
更新した記憶が、すっかり
薄らいでしまいました。
 例年のように残暑が続けば
まだまだ活躍すべき団扇は、
出番が戻らぬまま、仕舞うことに
なりそうです。


 団扇は、古くは、陽射しを避けたり、
人目を憚ったり、身分の高い人々が
使用していました。
 鳥の羽や絹布を素材とした、
高価な物でした。
 やがて、竹を骨として紙を張る
団扇が制作され始めると、
団扇は庶民の持ち物となります。
 用途も様々です。
 煮炊きや虫除けなどの日常生活に。
 蛍狩りや盆踊りなどの行事に。
 花見や歌舞伎の観劇にも持参したそうな。
 江戸時代、団扇はファッションの大事な
要素でした。
 涼を呼ぶのは、広範な用途のほんの
一画にすぎません。
 したがって、秋が来て涼しくなったからと
いって、団扇が仕舞われたりはしなかった
でしょう。
 

   starblue前回の問題 解答 starblue
 南アメリカ大陸とフエゴ島との間に続く海峡を、
マゼラン自身は「パタゴニア海峡」と命名しました。
     starpink今日の問題 starpink
 「団扇」をどうして「うちわ」と呼ぶのでしょう。
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