彼岸明けを迎え、赤色ヒガンバナは盛期を過ぎたように見えますが、白色ヒガンバナは最盛期のように見えます。
白色ヒガンバナは、赤色ヒガンバナと黄色ショウキズイセンが交配してできた、遺伝子の白化変種です。
原種と交配種とでは、交配種の方が弱いことがありますが、ヒガンバナは別のようです。
ヒガンバナは、漢字で彼岸花とも書きます。
「ヒガン」は、「彼岸」から来ています。
ただし、「彼岸」は仏教の影響が強くなってからの表記です。
仏教が伝来する以前の長い長い歴史においては、天と地のすべてを崇めていました。
そのうちの天に関して中軸とされていたのは、天照らす月と陽でした。
月については、朔(新月)・・・望(満月)・・・晦日と、一月(ひとつき)のほとんど毎日が信仰の対象でした。
陽については、春分・夏至・秋分・冬至が中心でした。
とりわけ春分と秋分は、真東から陽が昇って真西に陽が沈む、貴い日でした。
「陽に願いをかける」 → 「陽の願」 → 「陽願」が、仏教の影響で「彼岸」に変わっていったのかもしれません。
前回の問題 解答
利根川は、源流の大水上山から河口まで、全長322kmです。
今日の問題
「また会う日を楽しみに」という花言葉を持ち、秋分の時期に咲く植物は、何でしょう。
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