江戸時代中期後期の絵画を代表するの
は、浮世絵です。
浮世絵が象徴しているのは、大衆性で
す。
役者絵のように、大衆に人気が高い人
物が描かれました。
髪型や化粧など、最新の流行も、提供
してくれました。
作法や習慣などを教えてくれる、目で
見る教材でもありました。
描かれた内容もさることながら、大衆
性をもった決定的要因は、浮世絵の値段
です。
標準的なサイズで、一枚当たり約20文
ほどだったようです。
掛け蕎麦一杯の値段が、16文だったこ
ろです。
この値段なら、一般町人でも気楽に購
入できます。
一方、旅には多額の費用が掛かります。
一泊二食付きの宿泊費は、約200文です。
お茶代や草鞋代など、様々な諸費用も
必要です。
これらを支払いながら、江戸から京ま
で15日間旅するとなると、莫大な金額に
なります。
一般町人には、叶わぬ旅です。
そこで、風景を描いた浮世絵が、旅の
代役を買って出ます。
一枚20文の浮世絵を数十枚買っても、
旅に出るのに比べれば、安いものです。
かくして、『東海道五十三次』などの
風景浮世絵が、爆発的に売れ出します。
12月のわくわく学習会は、11月のわく
わく学習会(江戸時代中期後期の絵画)に
続き、近代日本の絵画を見つめます。
< 12月のわくわく学習会 >
と き 12月21日(土)14時~15時
ところ 開進学園
テーマ 近代日本の絵画
参加費 100円
連絡先 電話 043-273-6613(14時から)
メール wakuwaku@kaishin.jp.net
前回の問題 解答
燃料材(薪炭材)の国内消費量は、2008
年と2018年を比較すれば、99万㎥から
901万㎥へ、約9倍増加しています。
今日の問題
「江戸絵」とは、何絵のことでしょう。
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