〈 小田原漁港 〉小田原紀行 その一

 小田原の名産と言えば、古くから蒲鉾が知られていました。
 相模湾で獲れる豊富な魚が、材料でした。
 さぞかし漁港も整備されていたのだろうと、推察されます。

 ところが、小田原に漁港はありませんでした。
 小田原の海岸は、御幸の浜に代表されるように、砂浜に覆われています。
 そこに漁港を建設するのは、難工事が予想されます。

 地元では漁港建設が悲願となっていましたが、機運が盛り上がっては戦争で中止が、繰り返されました。
 本格的な工事に着手したのは、第二次世界大戦から5年が経った、1950年でした。
 それから18年を費やし、1968年にようやく完成しました。

 漁港が完成してから今年で56年目に当たります。
 水田やミカン畑を掘って造られた、国内では珍しい掘り込み式漁港は、これからも相模湾の幸を続々と水揚げしてくれることでしょう。

小田原 港

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      前回の問題 解答
 総務省の調べによれば、缶コーヒー1杯(130円)は、お茶碗5杯分のご飯の値段に相当するそうです。
  
 

 
      今日の問題  
 小田原漁港は、「日本で一番、駅から近い漁港」がキャッチフレーズです。
 では、何駅から何分で着けるのでしょう。
       

 

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