某図書館の食堂で選んだのは、サンマ定食。
主役のサンマはもちろん、多彩なおかずも
豪華で、すごくおいしそう。
これでお値段は620円です。
秋の味覚を代表するサンマも、長い間
見向きもされませんでした。
焼き魚として人々の口に上るのは、江戸時代も
中期から後期に移ろうとするころ。
田沼意次が老中になり、前野良沢らが
『解体新書』を著したころです。
それまでは、鮮魚としてではなく、塩魚として
食べられていました。
食べるよりも用途が多かったのは、照明用の油。
脂がのったサンマは、脂肪分としてより、油分と
見なされてきました。
現代では、サンマの脂肪分のすばらしい効果が
明らかになっています。
① ドコサヘキサエン酸・DHA
脳の働きを良くする ・・・
② エイコサベンタエン酸・EPA
血液をサラサラにする ・・・
サンマの脂肪分は、月によって変わります。
8 ~ 9 月 10%
10~11月 20%
12月 5%
長い移動と繁殖に備えて蓄える脂肪分は、
移動と繁殖を経ると、急速に減ります。
サンマの大切な脂肪分を頂戴する以上、
「脳の働きをさらに良くする」
「血液を一段とサラサラにする」
ことを誓って、「いただきまーす」。
前回の問題 解答
武家社会の衣替えは、太陰太陽暦で
次のように定められていました。
冬の装い 長月九日~弥生晦日
合いの装い 卯月一日~皐月四日
夏の装い 皐月五日~長月八日
今日の問題
脂肪酸中に占める不飽和脂肪酸
(血中コレステロールを下げる)の割合は、
牛肉とサンマとで、どちらが高いでしょうか。
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