初冬の紅葉を見上げ、散り積もった落ち葉を踏みしめながら、蓑山・美の山を下りれば、空腹を満たさなければなりません。
それには、秩父名物の「わらじカツ丼」が最適です。
大きなトンカツが二枚、丼からはみ出すほどに、載っています。
「わらじカツ丼」が秩父に登場したのは、100年ほど前だそうです。
「わらじ」は、履き物です。
時代劇では、街道の宿に着いた旅人が「わらじ」を脱いで足を洗う様子が写り出されています。
その履き物の名前を丼の名前にするほど、その当時でさえ「わらじ」は過去の遺物になっていたのでしょう。
「わらじ」同様に藁で編んだ長履き物は、その後も長らく雪国で使われ続きました。
一晩に50~70cmも新雪が積もると、雪かきが大変です。
玄関先から道路までの20~30mを、人一人が通れるようにするなら、掻き出すより踏みしめたほうが楽です。
そこで、藁長履き物が登場します。
ゴム長靴を履いたまま左右の藁長履き物に脚を入れ、縄を手繰って藁長履き物が脱げないようにしながら、一歩一歩進んで行きます。
周囲は極寒ながら、体の内外は熱くなる作業でした。
前回の問題 解答
「普遍宗教」とも呼ばれるのは、「世界宗教」です。
今日の問題
次のことわざの〇〇〇に入るひらがな三文字は何でしょう。
二足の〇〇〇を履く
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