月別アーカイブ: 2025年1月

〈 島根半島 〉本州の海岸線一周 その89

 境水道を越えた島根県の北東部は、 島根半島です。
 東端の地蔵埼から西端の日御碕まで、東西は約66kmになります。
 その島根半島の形成を物語る、「国引き神話」が残されています。

 『出雲風土記』によれば、八束水臣津野命(やつかみずおみつのみこと・出雲の神)が、次のように国を引いて来たそうです。
  「志羅紀の三埼」 → 島根半島の西部
  「北門の佐伎」 → 島根半島の中西部
  「北門の良波」 → 島根半島の中東部
  「高志の都都の三埼」 → 島根半島の東部

 「志羅紀」は「しらき」で、「新羅」でしょうか。
 「北門の佐伎」と「北門の良波」は、島根半島の北方に位置する、隠岐の島前と島後でしょうか。
 「高志」は「こし」で、「越」=「越の国(越前・越中・越後)」でしょうか。

 「志羅紀」を引いてくるための杭としたのは、佐比売山(さひめやま・三瓶山)だそうです。
 「高志」を引いてくるための杭としたのは、火神岳(ひのかみだけ・大山)だそうです。

 島根県 島根半島

〈 境水道 〉本州の海岸線一周 その88

〈 弓ヶ浜 〉本州の海岸線一周 その87

〈 鳥取砂丘 〉本州の海岸線一周 その86

〈 穴見海岸 〉本州の海岸線一周 その85

〈 新余部橋梁 〉本州の海岸線一周 その84

〈 丹後半島 立岩 〉本州の海岸線一周 その83

〈 丹後半島の北端 経ヶ岬 〉本州の海岸線一周 その82

〈 伊根の舟屋 〉本州の海岸線一周 その81

〈 天橋立 傘松公園 〉本州の海岸線一周 その80

〈 天橋立 小天橋と大天橋 〉本州の海岸線一周 その79

 

     前回の問題 解答
 『超エコ生活モード 快にして適に生きる』の著者である小林孝信さんは、冷房の代りに、タオルを濡らして頭や首筋に当てるのだそうです。
       
 

 
     今日の問題  
 島根半島は、島根県の面積の何%を占めるでしょうか。
   A 約5%
   B 約10%
   C 約15%
   D 約20%
         

 

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快にして適に生きる

 千葉市における「日最高気温25℃以上の年間日数」は、2017年の124日から、2024年の145日まで、21日も増加しています。
 地球の温暖化(高温化)は、深刻さを増すばかりです。
 高温を避けるためには、冷房が欠かせなくなっています。

 室内を冷房するためには、余熱を室外へ出さなければなりません。
 室外の気温が高まれば冷房を強め、室外の気温をより高めてしまいます。
 冷房は、対症策でしかなく、根本的な対策にはなりません。

 冷房を多く利用すると、電力の需要が増し、発電所の増設が叫ばれます。
 ただし、水力発電所の増設は、水辺の自然を消滅させます。
 火力発電所の増設は、海辺の自然を消滅させます。
 原子力発電所の増設は、村や町や市を消滅させかねません。
 
 『超エコ生活モード 快にして適に生きる 小林孝信 著 コモンズ』では、三つの神話が指摘されています。
  ① 経済成長神話
  ② 拡大再生産神話
  ③ 電化万能神話

 これら三神話の呪縛から解放されることは、可能でしょうか。
 「オール電化」か「非電化」かというより、「省電化」もしくは」減電化」を進められないでしょうか。

超エコ生活モード

 奇跡の湖・水月湖

 越中・能登の大伴家持

〈 人の世 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 

     前回の問題 解答
  A 91 − 46 = 45
  B 64 − 19 = 45
  C 72 − 18 = 54
  D 81 − 27 = 54
      
 

 
     今日の問題  
 『超エコ生活モード 快にして適に生きる』の著者である小林孝信さんは、冷房の代りにタオルをどのように使っているでしょう。
         

 

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文化としての数学 その六

 『塵劫記』は、その後に版を重ね、江戸時代を通して超ロングベストセラーとなります。
 算数・数学は、江戸時代における大衆文化の一画に、不動の位置を築きます。

 算数・数学は、実生活に利用活用する面を持つとともに、次代に受け継ぐ文化としても、学んでいます。
 それまでに蓄積された数学という文化を、その後の世代へ継承していくために。

 「学力の低下」をテーマにした表現学習で、ある塾生が書いています。
 いつか私がおとなになった時、こどもに数学を教えられるでしょうか。
 こどもが分かってくれるでしょうか。
 それができたらおとなになった気がすると、思います。       < 完 >

教室内 カクタス 本棚

 文化としての数学 その五

 文化としての数学 その四

 文化としての数学 その三

 文化としての数学 その二

 文化としての数学 その一

 日本の地理上の中心 その六 

 数学と花丸 その八

〈 墓石に残る分数 〉分数の存在 その八

〈 巡る数字 142857 〉おもしろ算数 その五

 

     前回の問題 解答
 秩父神社の彫刻は、50年ごとに塗り替えられてきました。
      
 

 
     今日の問題  
 次の計算をして下さい。
  A 91 − 46 =
  B 64 − 19 =
  C 72 − 18 =
  D 81 − 27 =
         

 

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〈 見るサル・聞くサル・話すサル 〉秩父紀行その七

 秩父神社には、「お元気三猿」と称される彫刻が飾られています。
 「よく見て・よく聞いて・よく話そう」と訴える、三匹のサルです。

 徳川家康が江戸城へ移ってきたのは、1590年です。
 その2年後に、秩父神社の社殿を再建しています。
 江戸幕府を開く11年前です。
 豊臣秀吉などと対抗しながら、「天下統一戦略」を練っていた時期です。
 情勢を的確に把握しながら、積極果敢に事を推し進めようとする姿勢が、「見るサル・聞くサル・話すサル」に如実に打ち出されています。

 秩父神社の社殿が再建され「お元気三猿」が飾られてから44年後、亡くなった徳川家康を祀るべく、三代将軍・徳川家光によって、日光東照宮の社殿が創建されます。
 そこに飾られたのが、「見ザル・言わザル・聞かザル」の三猿です。
 「悪いことを見てはいけない・悪いことを言ってはいけない・悪いことを聞いてはいけない」は、確かにその通りです。
 とはいえ、消極的かつ受動的な感じは拭えません。

 「見るサル・聞くサル・話すサル」の三猿と、「見ザル・言わザル・聞かザル」の三猿との間には、歴史の流れが見えてくるようです。
秩父神社 お元気三猿

〈 子宝子育ての虎 〉秩父紀行その六

〈 秩父まつり会館 〉秩父紀行その五

〈 わらじカツ丼 〉秩父紀行その四

〈 森閑とした神域 〉秩父紀行その三

〈 落ち葉のジュウタン 〉秩父紀行その二 

〈 旅の一歩は鰻重から 〉秩父紀行その一

〈 神戸中華街・南京町 〉西摂津紀行その8

〈 筑波山と鬼門封じ 〉筑波紀行その九

 

     前回の問題 解答
 「日次」は、「ひつぎ」以外に、「にちじ」・「ひがら」・「ひなみ」とも読みます。
      
 

 
     今日の問題  
 秩父神社の彫刻は、何年ごとに塗り替えられてきたでしょう。
  A 5年ごと
  B 50年ごと
  C 500年ごと
  D 5000年ごと
         

 

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〈 人の世 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』( 二瓶カヨ子 作 千葉日報社 )から、〈 人の世 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

 人の世の幸を求めん一すぢの  
  道ありとして心安らぐ  

 人の世の運命は悲しわれをかも 
  兄と頼みて嘆きたまふな 

 日々日次ぎかはりてやまぬ人の世を 
  あゆみゆきつつ生くる尊さ 

shikishi harimado (2)

 〈 寒さ 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 落葉 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 父 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 さびし 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 せせらぎ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 思い出 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 独居 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 つとめ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 面影 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 

     前回の問題 解答
 低くて平坦な地形とされる境港市の平均標高は、1.5mです。
      
 

 
     今日の問題  
 「日次」は、「ひつぎ」以外に何と読むでしょう。
         

 

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〈 境水道 〉本州の海岸線一周 その88

 弓ヶ浜半島の北端部は、境港市です。

 境港市より南側の弓ヶ浜半島は、米子市に属しています。
 境港市の西側は、中海です。
 境港市の北側は、水路を挟んで島根半島(松江市)です。
 境港市の東側は、美保湾(日本海)です。

 中海と美保湾(日本海)を繋ぐ水路は、河川として扱われているため、「海峡」ではなく「水道」で、「境水道」と呼ばれます。
 この「境水道」を跨いで、弓ヶ浜半島(鳥取県・境港市)と島根半島(島根県・松江市)を結んでいるのが、「境水道大橋」です。
 「境水道大橋」を渡れば、千葉県から始めた本州の海岸線一周は、16県目の島根県に入ります。

 「境水道大橋」は、全長が709m、高さは40mもあります。
 愛称は、「おさかな大橋」です。
 南岸の境港は漁獲高で日本一になったことがある日本有数の漁港であり、北岸の美保関港も山陰地方で屈指の漁港だからです。

 境港は、隠岐諸島へのフェリーが発着し、隠岐諸島の玄関口でもあります。
鳥取県 境水道大橋

〈 弓ヶ浜 〉本州の海岸線一周 その87

〈 鳥取砂丘 〉本州の海岸線一周 その86

〈 穴見海岸 〉本州の海岸線一周 その85

〈 新余部橋梁 〉本州の海岸線一周 その84

〈 丹後半島 立岩 〉本州の海岸線一周 その83

〈 丹後半島の北端 経ヶ岬 〉本州の海岸線一周 その82

〈 伊根の舟屋 〉本州の海岸線一周 その81

〈 天橋立 傘松公園 〉本州の海岸線一周 その80

〈 天橋立 小天橋と大天橋 〉本州の海岸線一周 その79

〈 舞鶴港と『岸壁の母』 〉本州の海岸線一周 その78

 

     前回の問題 解答
  A 1 × 9 + 2 = 11
  B 12 × 9 + 3 = 111
  C 123 × 9 + 4 = 1111
  D 1234 × 9 + 5 = 11111 
      
 

 
     今日の問題  
 低くて平坦な地形とされる境港市の平均標高は、何mでしょう。
  A 1.5m
  B 15m
  C 150m
  D 1500m
         

 

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文化としての数学 その五

 算術が一般大衆に幅広く普及するのは、江戸時代です。
 町々に、村々に、全国的に、寺子屋が開かれます。
 農民や町人のこども達が、こぞって算術を学んでいきます。

 マンハッタン島がオランダ西インド会社に数万円で買い取られた1626年の翌年、吉田光由が『塵劫記』の初版本を出版します。
 『塵劫記』は、九九などの算術は言うに及ばず、当時の数学の到達段階を網羅していました。

   一 十 百 千 万 億 兆 京
    ・・・・・・不可思議 無量大数

 これら漢数字の単位:「大数」は、出典を『塵劫記』として、現代の数学書にも掲載されています。
 現代の人々がこの「大数」から数への関心が高まるように、江戸時代の人々も「大数」から数への関心が高まったことでしょう。

 『塵劫記』の出版に刺激を受け、日本各地に数学塾が開設されます。
 算術指南から数学研究へ、さらには和算体系の構築へと、発展していきます。   < つづく >

 教室内 カクタス 本棚

 文化としての数学 その四

 文化としての数学 その三

 文化としての数学 その二

 文化としての数学 その一

 日本の地理上の中心 その六  

 数学と花丸 その八

〈 墓石に残る分数 〉分数の存在 その八

〈 巡る数字 142857 〉おもしろ算数 その五

 

     前回の問題 解答
 千葉市における「日最高気温25℃以上の年間日数」は、2017年の124日から、2024年の145日まで、21日も増加しています。
      
 

 
     今日の問題  
 次の計算をして下さい。
  A 1 × 9 + 2 =
  B 12 × 9 + 3 =
  C 123 × 9 + 4 =
  D 1234 × 9 + 5 =
         

 

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