月別アーカイブ: 2025年2月

< 柳川さげもん > 築紫紀行その1

 柳川地域(築紫・福岡県)には、「さげもん」と呼ばれる、雛飾りに添える吊るし雛が伝えられてきました。
 江戸時代に、着物の切れ端で作ったおもちゃを下げて飾るようになったと言われています。
 それぞれの人形には、一つ一つ願いが込められています。

 セミ   土の中で辛抱する象徴・元気な産声
 チョウ  きれいに着飾らせて嫁入りさせたい親心
 カナリヤ 美しい歌声
 おくるみ人形 生まれたての赤ちゃん
 這い人形 はいはいできた赤ちゃん
 ウサギ  元気に遊び回る
 エビ   腰が曲がってもなお元気

 これらの人形を、小毬と交互にして、一列に七個結びます。
 七列揃ったら、中心に大毬を二個結びます。
   7×7+2=51
 「人生五十年」とされていた時代、生まれて間もない女の子に、一年でも長生きしてほしいという願いが「柳川さげもん」に込められています。

柳川 さげもん

〈 秩父そば 〉秩父紀行その八

〈 神戸中華街・南京町 〉西摂津紀行その8

 

     前回の問題 解答
 『うれしいひなまつり』に出てくる官職名は、「右大臣」です。

 
 
     今日の問題  
 柳川さげもんで、「愛嬌美人」になるよう願って結ばれるのは、何の人形でしょう。
         

 

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雛飾りと五人囃子 その五

 雅楽も能楽も、「音楽と舞」の組み合わせである点では共通しますが、「音楽」の内容は異なります。
  雅楽 = 器楽のみ(中国や朝鮮由来の場合)
  能楽 = 器楽+声楽

 能楽における声楽には、謡と掛け声があります。
 そのうち謡は、能楽から独立しても演じられてきました。
 その原動力になったのは、謡本の登場です。

 歌詞と楽譜が一体化された謡本が、室町時代に創案されます。
 それ以降、能楽に触れてこなかった人々が、謡本を通して謡に接し始めるようになります。

 能役者の家に生まれた人々は、幼少期から祖父や父親によって口伝えで謡を教え込まされます。
 謡本に頼らず、そもそも謡本に触れることなく。 

 謡本は、玄人(専門家)向けにではなく、素人(民衆)向けに考案されました。
 折しも、識字率が高まる時期に当たります。
      < つづく >

七段飾り 京都風
 京都風の雛飾り 「五楽人」入り

七段飾り 江戸風
 江戸風の雛飾り 「五人囃子」入り
  写真の出典『雛まつり』 
         福田東久 著 近代映画社

 
 雛飾りと五人囃子 その四

 雛飾りと五人囃子 その三

 雛飾りと五人囃子 その二

 雛飾りと五人囃子 その一
   
 手作りのお雛様

 

     前回の問題 解答
 「六十路」は、「むそじ」です。
 「九十路」は、「ここのそじ」です。

 
 
     今日の問題  
 『うれしいひなまつり』に出てくる官職名は、何でしょう。
         

 

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〈 燃える 〉 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

  開進学園叢書・歌集『香る代に』( 二瓶カヨ子 作 千葉日報社 )から、〈 燃える 〉に因んだ短歌を三首紹介します。

 命燃え心のたかまり増さりたる  
  今宵の時を神に謝したり  

 人の胸にとびこみ得たり六十路して 
  もえる心のおさえきれずに 

 もえさかる命の炎吾すらも 
  消えぬ思いに歩みゆく日々 

shikishi harimado (2)

 〈 人の世 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 寒さ 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から


 〈 落葉 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 父 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 さびし 〉
 開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 せせらぎ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 思い出 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 独居 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 〈 つとめ 〉
  開進学園叢書・歌集『香る代に』から

 

     前回の問題 解答
 『うれしいひなまつり』に出てくる飲み物は、「白酒」です。
 
 
     今日の問題  
 「六十路」は、「むそじ」です。
 「九十路」は、何と読むでしょう。
         

 

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雛飾りと五人囃子 その四

 雛祭りは、七段飾りが考案されて以降、年々派手になっていきます。
 江戸幕府は、贅沢を戒め倹約を勧める観点から、何度も禁止令を出します。
 寛政の改革においては、『雛市改め』が出され、豪華な雛人形や道具を制作・販売した人々が摘発されています。

 それにもかかわらず、男雛と女雛の一対だけでなく、七段飾りなど何体もの人形や道具を取りそろえる段飾りは、広がりこそすれ、一向に下火になりません。

 「内裏雛」や「三人官女」などの人形は、宮廷調の髪型や衣装を身に纏っています。
 雛道具や乗り物なども、公家風の色彩に染まり切っています。

 そのような中で、「五楽人」でなく、「五人囃子」が広まったのは、能楽が江戸時代に町人など一般民衆まで広く普及していた背景があります。
    < つづく >

七段飾り 京都風
 京都風の雛飾り 「五楽人」入り

七段飾り 江戸風
 江戸風の雛飾り 「五人囃子」入り
  写真の出典『雛まつり』 
         福田東久 著 近代映画社

 

 雛飾りと五人囃子 その三

 雛飾りと五人囃子 その二

 雛飾りと五人囃子 その一
   
 手作りのお雛様

 

     前回の問題 解答
 島根半島に立つ灯台の中で、「世界の歴史的灯台百選」に選ばれているのは、「日御碕灯台」の他に「美保関灯台」です。
 
 
     今日の問題  
 『うれしいひなまつり』に出てくる飲み物は、何でしょう。
         

 

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〈 日御碕 〉本州の海岸線一周 その92

 日御碕(ひのみさき)は、島根半島の北西端に当たります。
 本州の海岸線に数多ある「みさき」の中で、「◯◯岬」・「◯◯崎」・「◯◯埼」・「◯◯鼻」ではなく、「◯◯碕」であるのは極めて珍しい例です。

 この「いしへん」だからではないでしょうが、「日御碕灯台」は石造りです。
 しかも、石造りの灯台では日本一の高さ(地面から塔頂まで43.65m)を誇っています。
 「世界の歴史的灯台百選」に選ばれ、国指定重要文化財に指定されています。

 日御碕神社は、「日の本の昼を守る伊勢神宮」に対して、「日の本の夜を守る」役割を担っています。
 日御碕は、「日本遺産の記憶」の一つである「日が沈む聖地・出雲 ~神が創り出した地の夕日を巡る~」における、要衝の地です。

島根県 日御碕

〈 多古鼻 〉本州の海岸線一周 その91

〈 地蔵崎 〉本州の海岸線一周 その90

〈 島根半島 〉本州の海岸線一周 その89

〈 境水道 〉本州の海岸線一周 その88

〈 弓ヶ浜 〉本州の海岸線一周 その87

〈 鳥取砂丘 〉本州の海岸線一周 その86

〈 穴見海岸 〉本州の海岸線一周 その85

〈 新余部橋梁 〉本州の海岸線一周 その84

〈 丹後半島 立岩 〉本州の海岸線一周 その83

〈 丹後半島の北端 経ヶ岬 〉本州の海岸線一周 その82

 

     前回の問題 解答
『うれしいひなまつり』に出てくる照明器具は、「雪洞(ぼんぼり)」です。
 
 
     今日の問題  
 島根半島に立つ灯台の中で、「世界の歴史的灯台百選」に選ばれているのは、「日御碕灯台」の他に何灯台でしょう。
         

 

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雛飾りと五人囃子 その三

 「捨て雛」や「流し雛」など、全国各地で古くから伝えられてきた雛人形は、「男雛」と「女雛」の一対のみです。
 「男雛」と「女雛」以外に、「三人官女」なども加わる段飾りが考案されたのは、江戸時代と考えられます。

 宮廷において、大事な行事を執り行う際、雅楽を演じます。
 幕府や各藩において、大事な行事を執り行う際、能楽を演じます。
 宮廷の式楽は雅楽であり、幕府や各藩の式楽は能楽でした。

 江戸時代において、京都では、公家文化である雅楽が伝統的だったため、段飾りにも雅楽の「五楽人」が取り入れられたのでしょう。
 一方の江戸では、武家文化である能楽が伝統的だったため、段飾りにも能楽の「五人囃子」が取り入れられたのでしょう。
     < つづく >

七段飾り 京都風
 京都風の雛飾り 「五楽人」入り

七段飾り 江戸風
 江戸風の雛飾り 「五人囃子」入り
  写真の出典『雛まつり』 
         福田東久 著 近代映画社

 
 雛飾りと五人囃子 その二

 雛飾りと五人囃子 その一
   
 手作りのお雛様

 

     前回の問題 解答
 法務大臣の諮問機関である法制審議会は、結婚に伴う姓の選択に関して、1996年に「選択的夫婦別姓制度の導入」を提言しています。

 
     今日の問題  
 『うれしいひなまつり』に出てくる照明器具は、何でしょう。
         

 

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〈 関心のあるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

 今回の表現学習は、関心のあるテーマを選んで、考えをまとめてもらえました。
 
 Aさんは、「選択的夫婦別姓」を採り上げています。
 国連から二度に渡って改善を勧告されているにもかかわらず、世界で唯一夫婦同姓を強要している日本の現状を捉えています。

 Bさんは、「ほめる」を採り上げています。
 世の中に存在するものそれぞれに、存在意義を理解し感謝しているかと、考えさせられます。

2025 02 kanshin

〈 地球の温暖化 〉表現学習の作品から

〈 科学月刊誌『ニュートン』を参考に 〉
   表現学習の作品から


〈 オリンピック・パラリンピック 〉
   表現学習の作品から

〈 発明・開発物語 〉表現学習の作品から

〈 関心のあるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

〈 欲しいもの・欲しい時間 〉表現学習の作品から

〈 関心のあるテーマを選んで 〉表現学習の作品から

〈 失敗について 〉表現学習の作品から

 

     前回の問題 解答
 『うれしいひなまつり』に出てくる楽器名は、「笛」と「太鼓」です。
       
 

 
     今日の問題  
 法務大臣の諮問機関である法制審議会は、結婚に伴う姓の選択に関して、1996年にどのような提言をしているでしょう。
         

 

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