会津盆地の西端・旧新鶴村(現・会津美
里町)の水田に、一本の桜の古木が立っ
ています。
植えられたのは1273年、鎌倉時代の
中期です。
それ以来745年間に渡って風雪に耐え、
見事な花模様を身に纏ってきました。
会津の人々に、農作業の開始時期がや
って来たことを告げるために。
例年ならば連休中に満開となるところ
ですが、今年はすっかり葉桜となり、ほ
んの数枚花びらを残すだけでした。
それでも、10.5mの幹周りを誇るベニ
ヒガンザクラは、悠然と会津盆地を見渡
していました。
今から150年前、千歳桜はどのような
思いで、会津若松の城下を見つめていた
のでしょうか。
戊辰戦争の最中、もののふ達は、年若
い白虎隊をはじめ、死地を求めて彷徨っ
ていました。
もののふが出払った、家老・西郷家の
屋敷では、五女(享年 二)から祖母(享年
八十四)まで、計二十一名の子女が、次
々と命を絶っていきました。
もののふは散るこそ道と急げども
咲くこそ道と千歳の桜は
前回の問題 解答![]()
八十八夜という暦注は、立春から数え
て八十八日目の夜の遅霜に、注意を促し
ています。
今日の問題
千歳桜の別名は、何でしょう。
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